いちごさん
いちごさんはイチゴのブランド名。登録品種名は佐賀i9号である[1][2]。佐賀県が開発した[1][2]。
| いちごさん | |
|---|---|
| 属 | オランダイチゴ属 Fragaria |
| 種 | オランダイチゴ F. × ananassa |
| 交配 | 佐賀14号×やよいひめ |
| 開発 | 佐賀県農業試験研究センター |
特徴
果実はかなり大きく、卵円形の縦長[1]。果皮の色は赤く、光沢も強い[1]。やよいひめと比較してた場合、果皮の色はより赤い[1]。
佐賀県では、さがほのかからの品種更新を推進しており、2021年には佐賀県内のイチゴ生産の95パーセントがいちごさんとなっている[3]。
品種開発の経緯
「いちご次世代品種緊急開発プロジェクト」を立ち上げ、2010年より開発を行った[2]。
2013年より生産力検定と現地試験を行い、2014年の市場評価を経て、2016年に品種登録を出願[2]。2017年に佐賀i9号の品種登録[1][2]、ならびにいちごさんの商標登録を行っている[2]。
事件
登録前の流出
品種登録前となる2017年春ごろに佐賀県農業試験研究センターで働く60代の再任用職員(2018年3月末に退職)が佐賀i9号の苗5株などを職員の高校の同級生に横流しをした[4][5]。受け取った農家はその苗を増やし、同年夏に近所のイチゴ農家に渡し、その農家がさらに株を増やした[4]。果実のみでなく苗も販売されていることを不審に思った農家からの通報で発覚した。県の調査では売れた苗は5株だったが、行方はつかめていない[4]。
再任用職員は謝罪文を提出したが、金銭の授受がなかったことと2019年時点で外国などに流出した痕跡が確認されていないこと、他の持ち出し事案も確認されなかったことを理由に法的措置を見送っている[5]。
出典
- “さがほのか”. 農林水産省品種登録データベース. 2022年7月20日閲覧。
- “イチゴ新品種「佐賀i9号(いちごさん)」” (PDF). 佐賀県. 2022年7月20日閲覧。
- 高梨森香 (2023年1月15日). “新世代台頭”イチゴ戦国時代” 各県が独自品種投入 産出額10年で2割増”. 日本農業新聞 2023年2月21日閲覧。
- 杉浦奈実 (2019年3月20日). “イチゴ新品種、登録前に流出 元県職員、同級生に渡す”. 朝日新聞 2022年7月20日閲覧。
- “「いちごさん」苗、行方不明に 佐賀県 元職員持ち出す”. 日本経済新聞. (2019年3月19日) 2022年7月20日閲覧。
- “種苗法改正案継続審議に怒りの声 新品種盗難続発で九州の農家「制度に穴」”. 産経新聞. (2020年6月19日) 2022年7月20日閲覧。
- 古庄英一 (2020年6月1日). “著名人も強く関心!「種苗法」改正の大問題”. 東洋経済オンライン. 2022年7月20日閲覧。
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