おとまが渕
縁記
昔、牛山村南の細丸川(現在、西行堂川)という流水に、「おとまが渕」と名付けられた渕があった。細丸川と言われていた頃は多くの生き物が生息しており、漁も行われていた。ところが、ある年の6月16日、村の者が、いつものようにこの渕で魚を捕ろうとしたがその日は不思議なことに魚影が一向に見当たらなかった。やっと1匹捕まえることができたので川から上がり一服していると何と渕の底から「おとま、おとま」と、叫ぶ声がするのである。すると、捕らえた魚がその、叫びに呼応し「き。き。」と答え川渕に飛び込んでいった。そんなことがあったので村の者たちは、不気味に思い「おとまが渕」に潜ることはなくなった。不気味なことは魚が叫ぶだけでなく雨天の夜になにかが牛馬などをこの渕に引きずり込んだと言われている。 — 「おとまが渕」[1]
脚注
- 春日井郷土史研究会 2014, p. 50.
- 福田祥男 1974.
- 春日井市教育委員会 1988, p. 10.
参考文献
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.