アカサシガメ
アカサシガメ Cydnocoris russatus はサシガメ科の昆虫の1つ。全身が真っ赤な色をしている。
| アカサシガメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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アカサシガメの成虫 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| Cydnocoris russatus Stål, 1867 |
特徴
体長15-16mmの昆虫[1]。全体にやや暗い朱色をしている。頭部は小さく、色は朱色、複眼は暗褐色をしている。単眼の部分は隆起しており、触角の基部には小さいながら顕著な棘状突起がある。触角は長くて黒色で、第1節と第2節はほぼ長さが等しく、第3節が最も短い。前胸背も朱色で、中程でくびれ、背面は不規則に隆起している。小楯板も朱色で、前半分と正中線沿いが隆起している。前翅は長く、先端は腹部の末端を越えて伸びる。基部側の革質部は朱色で、先端側の膜質部は暗褐色となっている。背面から見て朱色でないのは普通はこの膜質部だけである。ただし前胸背に黒い斑紋を持つ個体が稀に出現する[2]。頭部の腹面側は朱色だが中央と後方の縁沿いに黒い斑紋がある。胸部の腹面側はほぼ黒色、腹部の腹面側は朱色で各節の縁近くに黒い斑紋がある。歩脚はほぼ黒だが基節と転節は朱色となっている。
類似種など
本種の所属するアカサシガメ属は旧北区東部、東洋区からオーストラリア区にかけて18種が知られるが、日本では本種のみがある[2]。近縁属の種は数多いが、本種のように全身が赤、というのは他にない。
赤い色を持つサシガメはかなりあり、たとえばアカシマサシガメ Haematoloecha nigrirufa などビロウドサシガメ亜科には赤い部分を多く持つ種が幾つかあるが、大抵は頭部が黒とか、前翅が革質部まで黒いとか、赤い部分が本種ほどには多くない。またこれらは体格的にも本種より頑丈そうな太く短い歩脚をしている。
出典
- 以下、主として石井他(1950),p.253
- 石川他編(2012),p.259
- 安永他(1993),p.174
参考文献
- 石井悌他編、『日本昆蟲圖鑑』、(1950)、北隆館
- 安永智秀他、『日本原色カメムシ図鑑』、(1993)、全国農村教育協会
- 石川忠他編、『日本原色カメムシ図鑑 第3巻』、(2012)、全国農村教育協会
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