アジ化鉛(II)
アジ化鉛(II)(あじかなまり に、英: lead(II) azide)とは鉛のアジ化物で、爆薬として使用される。現在では DDNP への移行が進みあまり使用されなくなっているが、DDNP に比べて熱に強いため耐熱雷管などには現在でも起爆薬として使用されている。実際に雷管に使用する場合には着火性を良くする為にトリシネートやテトラセンを混合する。
| アジ化鉛(II) | |
|---|---|
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lead(II) azide | |
| 識別情報 | |
| PubChem | 61600 |
| 特性 | |
| 化学式 | Pb(N3)2 |
| モル質量 | 291.24 g/mol |
| 外観 | 白色粉末 |
| 密度 | 4.71 g/cm3, 固体 |
| 融点 |
350 °C(爆発) |
| 水への溶解度 | 2.3 g/100 mL (18 °C) 9.0 g/100 mL (70 °C)[1] |
| 溶解度 | 酢酸に易溶 アンモニアに不溶 |
| 爆発性 | |
| 衝撃感度 | 高い |
| 摩擦感度 | 高い |
| 爆速 | 5180 m/s |
| 危険性 | |
| 主な危険性 | 有害 (Xn) 爆発性 (E) |
| 発火点 | 350 °C |
| 関連する物質 | |
| その他の陽イオン | アジ化カリウム |
| 関連物質 | アジ化水素 |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
近年では鉛による環境汚染の問題から忌避されるようになり、使用されなくなりつつある。
製法
アジ化ナトリウムの希水溶液に酢酸鉛(II)の希水溶液を徐々に加えると、針状晶として沈殿する。
単斜晶系のα型と斜方晶系のβ型があるが、起爆薬として用いられるのはα型アジ化鉛(II)のみである。これはβ型アジ化鉛(II)は物理的刺激に対して極端に敏感であり、取り扱いが危険であることによる。そのため、アジ化鉛(II)の製造・保存に際してはβ型アジ化鉛(II)を発生させないよう特に注意を払う必要がある。
性質
出典
- Pradyot Patnaik. Handbook of Inorganic Chemicals. McGraw-Hill, 2002, ISBN 0-07-049439-8
関連項目
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