アナトリー・ソロヴィアネンコ

アナトリー・ソロヴィアネンコ(Anatoliy Solovianenko、1932年9月25日 - 1999年7月29日)は、ウクライナのテノール歌手である。ソ連人民芸術家(1975年)、ウクライナ人民芸術家、タラス・シェフチェンコ賞受賞者[1]。

アナトリー・ソロヴィアネンコ
ウクライナ語: Анатолій Борисович Солов'яненко
ロシア語: Анатолий Борисович Соловьяненко
1984年頃の撮影
生誕 (1932-09-25) 1932年9月25日
ウクライナ・ソビエト社会主義共和国 ドネツィク
死没 1999年7月29日(1999-07-29)(66歳)
ウクライナ コジン
職業 オペラ歌手 (テノール)
受賞

ドネツィクで鉱夫の家庭に生まれ、1954年にドネツィク工科大学を卒業した。1950年からは、アレクサンデル・コロベイチェンコに師事し、歌唱法を学んだ。ソロヴィアネンコはドネツィクでキャリアをスタートさせた。この地には、彼を記念する記念碑が建てられている[2]。キエフのメトロポリタン・オペラで12回の公演を行った後、1978年にキエフ音楽院を卒業した。ウクライナ国立歌劇場では30年間に渡りソリストを務め、1967年に行われたモントリオール万国博覧会でも公演を行った[3]。1977年から1978年には、ニューヨークのメトロポリタン・オペラでソリストを務めた[4][5]。1988年のイギリスツアーではアレクサンドロフ・アンサンブルのソリストを務め、カリンカ等の曲を歌った[6]。アリア、ロマンス等の18枚のLPレコードを出している[7]。

人生

ソロヴィアネンコは、1932年9月25日にドネツィク(当時はスタリノ)で鉱夫の家庭に生まれた[8][9]。1954年にドネツィク工科大学を卒業し、その後、そこでエンジニアリンググラフィックスを教えた[4]。

1950年から、ロシア・ソヴィエト連邦社会主義共和国功労芸術家のアレクサンデル・コロベイチェンコから歌唱法を学んだ。1962年にポピュラータレントショーに出演したのがきっかけで、ウクライナ国立歌劇場で歌うことを依頼されたが、そこで歌う前に、ミラノのスカラ座で行われた若手歌手のコンテストで優勝し、1963年から1965年の3年間、そこで学んだ。彼は、ニューヨークのメトロポリタン・オペラから招待を受けた最初のソビエト人となった[9][10]。1965年以降は、ウクライナ国立歌劇場で公演を行った。1967年にウクライナ社会主義共和国功労芸術家となり、1975年にはソ連人民芸術家に選ばれた。

1978年にキエフ音楽院を卒業した。ウクライナ国立歌劇場のソリストとして、『リゴレット』の公爵、『椿姫』のアルフレード、『レクイエム』のテノール、『ランメルモールのルチア』のエドガルド、『ラ・ボエーム』のロドルフォ、『トスカ』のカヴァラドッシ、『ファウスト』のファウスト、『エフゲニー・オネーギン』のレンスキー、『ボリス・ゴドゥノフ』の僭称者、『ドナウを越えたザポロージェ人』のアンドレイ等、18のパートを歌った。既婚で、2人の息子AndreyとAnatoliyがいる。

1999年7月29日に、心臓発作で突然死した。葬儀には、ウクライナ大統領のレオニード・クチマ等、多くの政府官僚も出席した[11]。その数か月後の1999年12月には、彼を称えてドネツィクオペラ・バレー劇場を改名することがウクライナ政府により決定された[12]。2001年には、埋葬されたキエフ州コジンに像が設置された[13]。

受賞等

その他

  • ドネツィクオペラ・バレー劇場は、彼を称えて命名された。劇場の近くには記念碑が建てられている。
  • キエフの16 Institutska Streetにも記念碑がある。この家には、記念銘板も設置されている。
  • ソロヴィアネンコが主演した"Vyzov Sud'be"というミュージカルがドヴジェンコ・フィルム・スタジオで撮影されている。
  • A.K. Tereshchenkoの著書"A. Solovyanenko"が1982年に出版され、1988年に重版されている。

出典

  1. Bank.gov.ua webpage: commemorative coin celebrating Solovianenko 1999. Archived 2011-09-27 at the Wayback Machine.
  2. Olymp Travel Ltd: travel guide to Donetsk region.
  3. "Ukrainian Music in Canada". The Canadian Encyclopedia Archived June 8, 2011, at the Wayback Machine.
  4. “Ukrainian opera singer Anatoliy Solovianenko dies at 66”. Associated Press. (1999年7月30日). http://nl.newsbank.com/nl-search/we/Archives?p_product=NewsLibrary&p_multi=APAB&d_place=APAB&p_theme=newslibrary2&p_action=search&p_maxdocs=200&p_topdoc=1&p_text_direct-0=0F8A1B55EDC5075A&p_field_direct-0=document_id&p_perpage=10&p_sort=YMD_date:D&s_trackval=GooglePM 2011年11月18日閲覧。
  5. V. A. Smoliĭ; Oksana Onoprii︠e︡nko (2001). Golden Book of Ukrainian Elite , Volume 2. Kompanii︠a︡ "I︠E︡vroimidz︠h︡". p. 417. ISBN 978-966-7867-11-9. https://www.google.com/search?q=%22Anatoliy+Solovianenko%22+tenor+%22metropolitan+opera%22&hl=en&safe=off&prmd=imvns&prmdo=1 2011年11月18日閲覧. "In 1977, A. Solovianenko toured in the USA giving a triumphant concert at New York Metropolitan Opera."
  6. Information from VHS packaging: see Alexandrov Ensemble discography page.
  7. Translated narod.ru webpage: Biography and discography of Solovyanenko (in Russian)
  8. словари. “Соловьяненко Анатолий Борисович (1932—1999) — Кто есть кто в культуре — Яндекс.Словари”. Slovari.yandex.ru. 2013年9月1日閲覧。
  9. RIN.RU. http://rin.ru+(1932年9月25日).+“Solovyanenko Anatoly, photo, biography”. Persona.rin.ru. 2013年9月1日閲覧。
  10. “Anatoly Solovyanenko. Ukrainian folk songs. // www.UMKA.com.ua”. Umka.com.ua. 2013年9月1日閲覧。
  11. “Anatolii Solovyanenko, world-renowned tenor, 66”. Ukrainian Weekly. (1999年). http://www.ukrweekly.com/old/archive/1999/329909.shtml 2011年11月18日閲覧。
  12. “History of Theatre”. donetsk-opera-ballet.org. 2011年11月18日閲覧。
  13. Yevgeny, Orlovsky (2001年7月30日). “Фото УНІАН”. UNIAN. 2011年11月18日閲覧。

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.