アヤナムシャ
二種類の天文座標
発生の理由
歳差運動による。おおよそ、一年につき8分程度で差が拡大している。
サイデリアル方式の諸派
トロピカル方式と異なり、サイデリアル方式では、それぞれの研究者ごとにどの恒星を基準にするかで若干異なるいろいろな説があり、統一された座標系を持たない。下記にあげたのは一例であり、他にも実に多くの説がある。
| 人名 | 2000年現在の数値 | |
|---|---|---|
| シリル・フェーガン Fagan | 古代バビロニア・エジプト占星術の研究者 | 24度50分 |
| ブラッドレー Bradley | 欧米における著名なサイドリアリスト | 24度45分 |
| ラヒリ Lahiri | インド暦制定委員長 | 23度51分 |
| ジッドゥ・クリシュナムルティ Krishnamurti | 神智学 | 23度46分 |
| バンガロール・ヴェンカタ・ラーマン B.V.Raman | 最も早く西洋にインド占星術を紹介した人物 | 22度24分 |
- ※リチャード・フック(Richard Hook)は上記のクリシュナムルティと同数値である。
上記の5者のうち、もっとも差の大きいものはラーマンとフェーガンで両者の差は2度25分もあるが、インドにはさらに大きくずれた座標系を用いる流派も少なくない。数値が大きければ大きいほどサイドリアルとトロピカルの分離した時点をより古い時代に想定していることになる。
また古代中国の「十二次」も「降婁」の十六度が白羊宮0度、「星紀」の十六度が磨羯宮0度に該当するので、サイドリアル式ゾディアックの一種とみなすことができる。この場合、アヤナムサの数値は2000年時点で約34度である。
活用法
以下のように、西洋占星術で使用する度数からアヤナムシャをマイナスする(後退させる)と、サイドリアルの度数が得られる。 (例)2000年、ラヒリのアヤナムシャ
- トロピカルおひつじ座0°0′→ サイドリアルうお座6°9′
- トロピカルいて座25°55′→ サイドリアルいて座2°4′
このようにサイドリアルに換算すればインド占星術のホロスコープも書け、ナクシャトラも算出できる。
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