アルタ (ノルウェー)

Alta.ogg アルタノルウェー語: Alta、Áltá)は、ノルウェートロムス・オ・フィンマルク県にある基礎自治体。行政の中心はアルタ町にある。

アルタ
Alta
アルタフィヨルドを見渡す(2018年)
アルタフィヨルドを見渡す(2018年)
アルタの市章
基礎自治体章
位置
フィンマルク県の位置の位置図
フィンマルク県の位置
アルタの位置の位置図
アルタの位置
座標 : 北緯69度56分25秒 東経23度18分38秒
行政
 ノルウェー
  トロムス・オ・フィンマルク県
 基礎自治体 アルタ
首長 ライラ・ダヴィゼン(2011年 - )
保守党
地理
面積  
  基礎自治体域 3,849 km2 (1,486.1 mi2)
    陸上   3,651 km2 (1,409.7 mi2)
人口
人口 (2021年現在)
  基礎自治体域 20,847人
    人口密度   5人/km2(12.9人/mi2
  備考 [1]
その他
等時帯 CET (UTC+1)
夏時間 CEST (UTC+2)
公式ウェブサイト : www.alta.kommune.no/

1838年1月1日に設立された。1863年4月1日にタルヴィクが分かれたが、翌年の1月1日に統合している。

基礎情報

地名

近くのアルタフィヨルドにちなみ名付けられたとされる。1918年より前はAltenと表記されていた。

紋章

現在の紋章は1976年7月9日に国王の認可を得た。この地域で旧石器時代後期の珪岩の槍のやじりが見つかったことから、槍のやじりが描かれている。アルタ産の珪岩はノルウェー北部で広く利用されている[2]

歴史

この地域には前4200年から前500年にかけて描かれたアルタの岩絵があり、ユネスコ世界遺産に登録されている。石器時代に栄えたコムサ文化は、最初にそれらの証拠物が発見されたアルタのコムサ山地にちなみ名付けられた。

1854年10月14日にはエルヴェバケンで1852年のサーミ人によるカウトケイノの反乱を主導したモンス・アスラクセン・ソンビーとアスラク・ヤコプセン・ハッタが斬首に処された。遺体はコフィヨール教会の墓地の近くに埋葬されたが、頭部はオスロ大学のアナトミスク研究所に贈られた。その後、同大学の頭蓋骨コレクションとして1世紀以上も保管されたが、1985年にサーミ人活動家の抗議で手放され、1997年11月にコルフィヨール教会に戻ってきた。人の遺体と頭部が140年もの間を置いて埋葬されるという珍しいエピソードであった。

第二次世界大戦ではドイツ海軍戦艦ティルピッツが港に停泊していたため、一帯は連合国軍の空襲を受け壊滅した。

1979年、アルタ川に水力発電用のダムの建設計画が浮上すると、サーミ人や環境保護活動家らはデモを行い計画撤回を求めた。結局ダムは建設されたが、川は依然としてサーモンの好漁場になっている。

1999年には都市(町)に昇格し、人口も漸増している。

地理・気候

人口1万人を超す都市のなかで世界最北に位置するアルタは、県西部のアルタフィヨルドの沿岸部、広大な森林地帯、フィンマルク高地の一部など3,845 km²を管轄している。アルタ川には侵食作用によりヨーロッパ最大級の峡谷が形成された。人口はアルタ町に集中しているが、フィヨルド沿いにも家々が立ち並んでいる。真夏の昼間の気温はノルウェー南部とひけをとらず、低地では冬の嵐の影響も受けないため暮らしやすい。年平均気温は1.3℃。アルタ川の渓谷沿いには永久凍土はなく、モモやマツが繁っている。降水量は年間420mmと少ない[3]。澄んだ空はオーロラ観察の絶好のロケーションである。

フィンマルクの過去十年間の気候
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
平均最高気温 °C°F −4
(25)
−5
(23)
−2
(28)
3
(37)
8
(46)
13
(55)
17
(63)
15
(59)
10
(50)
5
(41)
0
(32)
−3
(27)
4.8
(40.5)
平均最低気温 °C°F −9
(16)
−9
(16)
−7
(19)
−2
(28)
4
(39)
9
(48)
12
(54)
11
(52)
6
(43)
1
(34)
−4
(25)
−7
(19)
0.4
(32.8)
降水量 mm (inch) 32
(1.26)
26
(1.02)
25
(0.98)
20
(0.79)
22
(0.87)
34
(1.34)
54
(2.13)
47
(1.85)
43
(1.69)
42
(1.65)
37
(1.46)
38
(1.5)
420
(16.54)
出典:[4] 2009年12月11日

多種多様な鳥が立ち寄るアルタオセン湿地帯は、バードウォッチャーに人気である。

交通

フィンマルク県の交通の要衝で、オスロ線が就航しているアルタ空港は2009年におよそ33万人が利用した。中心部には港湾施設があり、欧州ルートE6号線も通る。この道路はスカンジナビア半島の南部に通じているが、フィンランド北部を経て半島南部に至る93号線のほうが若干早く着く。

経済

商業、教育、公共サービスなどが盛んで、粘板岩の採石場があることでも知られる。教育ではノルウェー北極大学アルタキャンパスやノールトNIBRフィンマルクという研究機関が所在する。また、ヨーロッパ最北のアイスホテル(建物が氷でつくられているホテル)や世界最北の日産ディーラーなどがある。

スポーツ

サッカークラブのアルタIFが本拠地としている。

ゆかりの人物

  • テリエ・マルテンソン・イェンセン
  • クラウス・ペテルセン - サッカー選手
  • エイル・ラスムセン - 作家
  • ビョルン・ヴィルコラ - スキージャンプ選手
  • ダニエル・A・イサクセン
  • ヴェロニサ・ヤネット・イサクセン

姉妹都市

ギャラリー

脚注

  1. Norway/Counties and Municipalities”. Citypopulation.de (2021年2月27日). 2021年4月4日閲覧。
  2. Norske Kommunevåpen (1990年). Nye kommunevåbener i Norden”. 2008年12月8日閲覧。
  3. Alta climate statistics
  4. Alta (last 10 years)”. Storm Weather Center. 2009年12月11日閲覧。
  5. Twin towns”. www.ouka.fi. 2009年11月7日閲覧。

外部リンク

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