エクストラバガンザ

エクストラバガンザ (英語: extravaganza) は、文学または音楽作品、あるいはミュージカルの作品で、様式や構造に囚われず自由であることを特徴とし、特に19世紀イギリスの文脈におけるヴィクトリア朝のバーレスクパントマイムミュージックホールパロディなどの要素が盛り込まれたもののこと[1]。また、より広い意味では、手の込んだ、大掛かりで贅沢な舞台芸能の上演形態を指すこともある[2]

コーラス・ガールたちを描いた、1900年のエクストラバガンザ興行のポスター。

概要

この用語は、ジェームズ・プランチェが19世紀のイギリスにおいて流行させた、ある種の演劇を指して用いられた。プランチェは、この言葉を「詩的な主題についての滑稽な扱い (the whimsical treatment of a poetical subject)」と説明していた[3]。著名な出演者としては、ルシア・エリザベス・ヴェストリスリディア・トンプソンなどがいる[4][5]

しばしば主題として取り上げられるのは、妖精フェアリー)が登場するような神話妖精物語であり、ファンタジー的内容を派手な演出で見せる大衆的な芸能であった[6]。この意味でこの用語が使われた初出は、1794年とされる[7]

この用語は、イタリア語において「浪費」ないし「贅沢」を意味する「extravaganza[7]、ないし「stravaganza」に由来するとされる。英語では、18世紀半ばに奇矯な行動を指す言葉として用いられるようになり、その後、18世紀末にはファンタジー的内容の舞台を指すようになった[7]

脚注

  1. Encyclopædia Britannica online”. Britannica.com. 2014年8月23日閲覧。
  2. Ewen, David (1957). Panorama of American Popular Music. Prentice Hall
  3. Planché. The recollections and reflections of J.R. Planché (Somerset herald): a professional biography (1872), Vol. II, p. 43
  4. Lover, Samuel. "Vestris, Lucia Elizabeth (1797–1856)." Oxford Dictionary of National Biography.  September 23, 2004. Oxford University Press. Date of access 27 Sep. 2019, https://doi.org/10.1093/ref:odnb/18331.
  5. Gänzl, Kurt (2014). Lydia Thompson, Queen of Burlesque. New York: Routledge. ISBN 9781135358037. OCLC 877868422. https://www.worldcat.org/oclc/877868422
  6. ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『エクストラバガンザ』 - コトバンク
  7. extravaganza (n.)”. Online Etymology Dictionary/Douglas Harper. 2016年1月18日閲覧。

関連項目

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