エジプトのアンティフィロス
生涯
アンティフィロスはクテシデモスの弟子で、アペレスの同時代人でありライバルである。エジプトに生まれたアンティフィロスはマケドニアの宮廷に行き、マケドニア王ピリッポス2世とその息子アレクサンドロス3世の肖像画を描いた。そして、アンティフィロスはアレクサンドロスの死後エジプトに王国を打ち立てたプトレマイオス1世の庇護を受けた。アンティフィロスの作品としてプリニウスはヘシオネ、アテナと共にいるピリッポス・アレクサンドロス父子の絵、『若いアレクサンドロス』、『ディオニュソス』、『突撃してくる牡牛に愕くピリッポス』、『カドモスとエウロペ』、そしてグリルスという冗談名で知られる奇妙な衣装を着けた人物の絵を挙げている。プリニウスの時代には最初の二作品はローマのオクタウィアの柱廊に、次の三作品はピリップスの柱廊に、その次の作品はポンペイウスの柱廊に所蔵されていた[1]。また、アンティフィロスはアリストクレイデスと共にデルフォイのアポロン神殿の装飾も請け負った[2]。
註
- プリニウス, XXXv. 37
- プリニウス, XXXV. 40
参考文献
- プリニウス著、中野定雄・中野里美・中野美代訳、『プリニウスの博物誌』(III)、雄山閣出版、1986年
- William Smith(Ed), A Dictionary of Greek and Roman biography and mythology
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