エリフ・トムソン

エリフ・トムソン(Elihu Thomson、1853年3月29日 - 1937年3月13日)は電気工学者で発明家であり、アメリカ合衆国イギリスフランスでの電気関連の大企業の創業者として知られている。

Elihu Thomson
エリフ・トムソン
Elihu Thomson
生誕 (1853-03-29) 1853年3月29日
イングランドの旗 イングランドマンチェスター
死没 1937年3月13日(1937-03-13)(83歳)
居住 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
研究分野 電気工学
出身校 イェール大学タフツ大学ハーバード大学
主な受賞歴 エジソンメダル(1909)
フランクリン・メダル(1925)
プロジェクト:人物伝

生涯

1853年3月29日、マンチェスターイングランド)で生まれたが、1858年には一家でフィラデルフィアに移った[1]。1880年、エドウィン・J・ヒューストンと共にトムソン・ヒューストンを創業。1892年、同社がエジソン総合電気社と合併し、ゼネラル・エレクトリック社となった。トムソンの名は他にも、British Thomson-Houston Company (BTH)、フランスのトムソン社(現在はテクニカラー社と改称しているが、ブランドは残っている)やアルストム社の社名に残っている。トムソンが創業した会社は、イギリスのゼネラル・エレクトリック・カンパニー (GEC) の歴史や、フランスの Compagnie Générale d'Electricité(アルカテル・ルーセントの前身の1つ)の歴史にも関わっている。

トムソンは多才な発明家であり、700以上の特許を取得している。例えば、電力量計に使われている電磁誘導電力計を発明している。トムソンは1909年、「過去30年間の電気に関する科学・工学・技術における賞賛に値する業績に対して」第1回のAIEE(後のIEEEエジソンメダルを受賞した。皮肉なことに、トムソンとヒューストンは1877年から1878年ごろ、エジソンとの間で電磁波エーテルを媒質としているかどうかについて激しい論戦を戦わせたことがある。

トムソンは国際電気標準会議の創立メンバーの1人でもあり、2代目の会長を務めた。

1920年から1923年まで、マサチューセッツ工科大学の学長を務めた[2]

トムソンはマサチューセッツ州スワンプスコットの自宅で亡くなった。その自宅は1976年にアメリカ合衆国国定歴史建造物に選ばれている。

X線の安全性

X線は発見当初、科学的にも一般的にも単にのんきに物珍しがられただけで、健康被害があることは知られていなかった。しかしトムソンは、当初からX線などの放射線に危険があることを確信していた数少ない物理学者の1人であった。1896年、トムソンは意図的に1日20分だけX線を左手の小指に当てるという実験を数日間行った。その結果生じたこと(痛み、腫れ、硬化、紅斑、水ぶくれ)はトムソンらには危険性の証拠として十分だったが、世間一般を納得させたわけではない。

特許

トムソンは700以上の特許を取得した。トムソンの特許はトムソン・ヒューストン社で使い、後にゼネラル・エレクトリックが使った。

主な受賞歴

脚注・出典

参考文献

  • Carlson, W. Bernard. Innovation as a Social Process: Elihu Thomson and the Rise of General Electric, 1870-1900 (Cambridge: Cambridge University Press, 1991).
  • Woodbury, David O. Elihu Thomson, Beloved Scientist (Boston: Museum of Science, 1944)
  • Haney, John L. The Elihu Thomson Collection American Philosophical Society Yearbook 1944.
  • Thomson, Elihu. Address by Elihu Thomson on Physics in the Proceedings of the American Association for the Advancement of Science 48th Meeting August, 1899.

外部リンク

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