オール・ライト・ナウ

「オール・ライト・ナウ」(All Right Now)は、イギリスのロック・バンド、フリーが1970年に発表した楽曲。メンバーのうちアンディ・フレイザーとポール・ロジャースが共作した。3作目のスタジオ・アルバム『ファイアー・アンド・ウォーター』(1970年)からの先行シングルとしてリリースされ、フリーにとって初のシングル・ヒット曲となった。

「オール・ライト・ナウ」
フリー の シングル
初出アルバム『ファイアー・アンド・ウォーター』
B面 マウスフル・オブ・グラス
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル ブルースロック、ハードロック
時間
レーベル アイランド・レコード
A&Mレコードアメリカ合衆国の旗カナダの旗
作詞・作曲 アンディ・フレイザー、ポール・ロジャース
プロデュース フリー
チャート最高順位
フリー シングル 年表
アイル・ビー・クリーピング
(1969年)
オール・ライト・ナウ
(1970年)
スティーラー
(1970年)

背景

フレイザーによれば、ダラムの大学で行われたギグにおいて、わずか30人ほどしか客が入らず、本人たちも演奏を楽しむことができないまま終演し、その後の悪い雰囲気を緩和するためにフレイザーが「オール・ライト・ナウ」と歌ったことをきっかけとして生まれた曲だという[9]。また、フレイザーは、この曲のコードについてピート・タウンゼントから影響を受けたと説明している[9]。

反響

フリーは本作で初めて全英シングルチャート入りを果たし、最高2位に達した[1]。また、1973年には再度ヒットして全英15位に達し、1991年にも全英8位を記録している[1]。アメリカのBillboard Hot 100では自身唯一のトップ40入りを果たし、最高4位に達した[2]。

元メンバーによるセルフ・カヴァー

ポール・ロジャースはフリー解散後のライブでも頻繁に「オール・ライト・ナウ」を歌い、ソロ名義のアルバム『ポール・ロジャース・ライヴ』(1996年)、バッド・カンパニー名義のアルバム『イン・コンサート2002』(2002年)、クイーン+ポール・ロジャース名義のアルバム『リターン・オブ・ザ・チャンピオンズ』(2005年)等にライブ音源が収録された。また、ロジャースのソロ・アルバム『クロニクル』(1994年)には、イアン・ハットンをゲストに迎えてレコーディングされたセルフ・カヴァーが収録されている[10]。

サイモン・カークは、1997年、1999年、2000年にリンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドのツアーに参加した際「オール・ライト・ナウ」を歌っている[11]。

他メディアでの使用例

「オール・ライト・ナウ」は多数の映画のサウンドトラックで使用された。例として『コードネームはファルコン』(1985年公開)[12]、『ナッシング・パーソナル』(1995年公開)[13]、『Dearフレンズ』(1995年公開)[14]、『ボーデロ・オブ・ブラッド/血まみれの売春宿』(1996年公開)[15]、『アメリカン・ビューティー』(1999年公開)[16]、『ワンダーランド』(2003年公開)[17]、『スノーケーキを君に』(2006年公開)[18]、『オールド・ドッグ』(2009年公開)[19]等がある。

また、イギリスではコマーシャルソングとしても多用され、とりわけ、1990年にリグレーのチューインガムのコマーシャルで使用された例はよく知られている[20]。

カバー

ロッド・スチュワート

「オール・ライト・ナウ」
ロッド・スチュワート の シングル
初出アルバム『カムフラージュ』
B面 ダンシン・アローン[21]
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル ロック
時間
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
プロデュース マイケル・オマーティアン
チャート最高順位
  • 72位(アメリカ[22])

ロッド・スチュワートは、1984年に発表されたアルバム『カムフラージュ』に「オール・ライト・ナウ」のカヴァーを収録した。アメリカではシングル・カットされ、Billboard Hot 100で72位に達している[22]。

その他のカヴァー

出典

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