カストレンセ円形闘技場

カストレンセ円形闘技場(ラテン語: Amphitheatrum Castrense)は、イタリア ローマの古代ローマ時代の円形闘技場。紀元3世紀の前半(おそらくヘリオガバルス帝治世下)[1]に、セウェルス朝の皇帝のヴィッラ内の施設の一つとして建てられた。ローマ市内では、フラウィウス円形闘技場(コロッセオ)に次いで2番目に古い円形闘技場である。外壁の一部は、3世紀末のアウレリアヌス城壁の建設時に壁本体に組み込まれ、建物周囲の一部はその時に掘り下げられている。16世紀中葉には、残存していた2階以上の部分が取り壊された。

カストレンセ円形闘技場
Amphitheatrum Castrense
建設時期 3世紀初頭
建築様式 円形闘技場
関連項目 ローマの古代遺跡一覧
の位置(ローマ内)

建物は88m×75.8mの楕円形[1]で、石ではなく主にレンガで造られている。ただし、装飾がなされている一部分はトラバーチンが使われている。建設当時は(観客席の壁の部分は)3階建て[1]であったが、現存するのは1階の部分のみである。

北東側に建つのはサンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂で、円形闘技場の遺構は同聖堂の所有となっており、現在内側は菜園として利用されている[2]。生産物はアウレリアヌス城壁内側の開口部を利用した売店で販売される[2]。

アクセス

参考文献

  1. Bill Thayer The Other Amphitheatre in Rome: the Amphitheatrum Castrense
  2. 黒田泰介「ルッカ一八三八年 古代ローマ円形闘技場遺構の再生」『シリーズ都市の血肉』第1巻、編集出版組織体アセテート、113頁、2006年。ISBN 4-902539-11-X。

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