カワサキ・MULE
概要
カワサキが主に全地形対応車として、農場・牧場などの私有地内での移動や物資運搬を主眼において開発・製造しているシリーズ。元々公道での走行は想定しておらず、実際道路運送車両法に定められた保安基準を満たしていない部分も多いため、日本国内での公道走行は(改造等を行って別途認可を取らない限り)非合法である[1]。一方で悪路走行性能の高さや車両のコンパクトさなどから、その点を活かし特殊自動車としてのベース車両に選ばれることも多く、日本でも2018年にはモリタがMULE PRO-FX(EPS)をベースとした消防車「Red Ladybug」を発表している[2]。
陸上自衛隊では、V-22(オスプレイ)搭載用車両の候補として6両を「汎用軽機動車」として2018年度に試験調達[3][4]、2020年現在、水陸機動団で評価試験中である。車体は「Red Ladybug」同様の道路運送車両法に適合した保安部品が取り付けられており、民間型のとの違いは航空機搭載用の固縛フック、外装部品OD色の塗装、桜マーク等となっている[5]。2024年に発生した能登半島地震においては、通常の車両では進入が困難な地域における人命救助や物資輸送などに使用された[6]。
汎用軽機動車
主な車種
脚注
- “ジムニーとタメ張る悪路最強「消防車」の正体”. 東洋経済ONLINE. (2018年9月10日)
- “川崎重工の多用途四輪車「MULE PRO-FX」をモリタの新型消防車に採用…東京国際消防防災展2018”. Response. (2018年5月31日)
- 、2021年の総合火力演習に《汎用軽機動車》として登場した。中央調達に係る公告(汎用軽機動車)公告第需機-263号(2018年12月12日)防衛装備庁調達事業部、2021年6月1日閲覧
- 平成30年度 月別契約情報/競争(基準以上)防衛装備庁、2019年2月6日契約、2021年5月31日閲覧
- “陸自、MV-22搭載用ATV評価中”. NEXT MEDIA "Japan In-depth"[ジャパン・インデプス] (2020年5月25日). 2020年5月26日閲覧。
- “自衛隊「オスプレイ」向けで導入 精鋭部隊用バギーが被災地へ出動 どう使う?”. 乗りものニュース. (2024年1月11日) 2024年1月22日閲覧。
外部リンク
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