ガラクチトール

ガラクチトール (galactitol) あるいはズルシトール (dulcitol) は、糖アルコールの一種で、ガラクトースの還元生成物である[1]。ガラクトース血症の一種であるガラクトキナーゼ欠損症の患者では、眼の水晶体での過剰なガラクチトールの生成により白内障が引き起こされる[2]。

ガラクチトール
識別情報
CAS登録番号 608-66-2
PubChem 11850
ChemSpider 11357
日化辞番号 J7.011D
特性
化学式 C6H14O6
モル質量 182.17 g mol−1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ガラクチトールは、アルドースレダクターゼにより触媒される反応でガラクトースから生産される。ガラクトースは、二糖であるラクトースがグルコースとガラクトースに代謝されることで作り出される。

その他の一般的なガラクトース代謝異常は、常染色体劣性疾患であるガラクトース-1-リン酸ウリジリルトランスフェラーゼの欠損であり、この欠損によりガラクトース-1-リン酸およびガラクトースの濃度が上昇することによっても、ガラクチトールは蓄積する。ガラクトース-1-リン酸ウリジリルトランスフェラーゼ欠損症による毒性は、ガラクチトールの蓄積による白内障に加え、肝脾腫大症や精神遅滞とも関連している。

脚注

  1. “dulcitol - Compound Summary”. National Center for Biotechnology Information. 2008年8月6日閲覧。
  2. Roth, KS (2007年9月10日). “Galactokinase Deficiency”. eMedicine. WebMD. 2008年8月8日閲覧。
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