キンタロー
キンタロー(1977年5月5日生まれ[1])は、日本のばんえい競走馬、種牡馬である。農林水産大臣賞典を3度優勝するなど重賞を14勝したほか、ばんえい競馬では初めて生涯獲得賞金が1億円を超え、賞金総額(1億1672万5000円)も2019年現在ばんえい競馬史上1位[3]の記録を保持し続けている。
| キンタロー | |
|---|---|
![]() 岩見沢SAにあるキンタロー像 | |
| 品種 | ペルシュロン系種[1] |
| 性別 | 雄[1] |
| 毛色 | 青毛[1] |
| 生誕 | 1977年5月5日[1] |
| 死没 | 1992年 |
| 父 | 二世ロッシーニ[1] |
| 母 | 宝玉[1] |
| 生国 |
|
| 生産者 | 粂川一郎[1] |
| 馬主 | 尾ヶ瀬庄五郎 |
| 調教師 |
谷内二三松[2] →尾ケ瀬富雄 |
| 競走成績 | |
| 生涯成績 | 102戦32勝 |
| 獲得賞金 | 1億1672万5000円 |
戦歴
デビュー前の能力検査前から関係者の間では注目されていた[4]馬で、3歳でデビューしたが、感冒のため体調を崩したこともあり3歳 - 4歳までは重賞を勝てなかった[4]。同期にはマルトダンサーがおり、ばんえい優駿・ばんえい菊花賞・ばんえい大賞典を制して三冠馬となっている[4]。
素質が開花したのは5歳からで、1981年6月21日に北見競馬場で行われた第4回地方競馬全国協会会長賞(晴、馬場水分0.6%)で1番人気だったマルトダンサーを破って重賞初勝利[4][5]。当時のばんえい競馬は帯広のほか旭川・岩見沢・北見でも行われており(2007年度から帯広単独開催)[4]、各競馬場ごとに砂の深さや障害の型などに変化がつけられていたため、小寺裕司が2010年に著した記事では「名馬と呼ばれる馬となるにはスピード、力、登坂力、最後に闘争力。その中のひとつでも欠けていては、砂塵の舞う8月の旭川、雪の中の帯広では通用しない」としている[4]。
さらに7歳で農林水産大臣賞典を初制覇[6]。8歳時はハイスピードの2着[7]と敗れたが、9歳・10歳と連覇し、通算3勝を挙げた[6]。このほか岩見沢記念も3勝しているほか旭シルバーカップも2勝するなど102戦32勝(うち重賞14勝)を挙げた[3]。
1986年12月14日に北見競馬場で行われた「蛍の光賞」(2着)が最後の出走となり、「まだまだ走れる」との声もあったが引退となった[4]。ばんえい競馬関係者の間では今も「第2のキンタロー」を生み出すことが目標となっている[4]。
血統
| キンタローの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父 ペル 二世ロツシーニ |
父の父 ペル ロツシーニ |
ペル ネグス | ペル ジヤブロー | |
| ペル ガフユ | ||||
| ペル ジロンダ | ペル バンリー | |||
| ペル パイユ | ||||
父の母 ペル 明雪 |
ペル アンピール | ペル アルベルテイ | ||
| ペル ヴエルゼエ | ||||
| ペル 初梅 | 不詳 | |||
| 不詳 | ||||
母 ペル 宝玉 |
ペル 威鏡 | ペル系 威烈 | ペル 第二十八イレネー | |
| ペル系 第七ユール | ||||
| ペル ウネピ | 不詳 | |||
| 不詳 | ||||
母の母 半血 春風 |
ペル 博三 | 不詳 | ||
| 不詳 | ||||
| 半血 光性 | 不詳 | |||
| 不詳 | ||||
| 出典 |
| |||
- ペルはペルシュロン種を指す。
父は二世ロツシーニ。ばんえい競馬の活躍馬を多数輩出、ばんえい競馬の血統地図も塗り替えた馬である[9]。母方の4代父には、帯広競馬場に建立されているイレネー像のモデルとされる第二十八イレネーがいる。祖父は父方・ロツシーニ、母方・威鏡共にペルシュロンである[2]。
出典
- 登録馬五代血統情報(キンタロー) - 家畜改良データベース(日本馬事協会)、2019年12月5日閲覧
- 「全国公営競馬ニュース」『優駿』、日本中央競馬会、1985年9月、159頁。
- 競走馬名鑑(一億円達成馬) - 一般社団法人 ばんえい競馬馬主協会、2019年12月5日閲覧
- ばんえい名馬ファイル(1)キンタロー - オッズパークばんえいマネジメント(筆:小寺裕司)、2010年5月28日、2019年12月5日閲覧
- 地方競馬全国協会会長賞 歴代優勝馬 - 地方競馬全国協会、2019年12月5日閲覧
- ばんえい記念 歴代優勝馬 - 地方競馬全国協会、2019年12月5日閲覧
- 「全国公営競馬ニュース」『優駿』、日本中央競馬会、1985年1月、159頁。
- 成績情報 種雄馬別産駒競走成績(キンタロー) - 家畜改良データベース(日本馬事協会)、2019年12月5日閲覧
- やっぱり馬が好き(第10回) - オッズパークばんえいマネジメント(筆:旋丸巴)、2010年5月28日、2019年12月5日閲覧
