ギブソン・スピリット
ギブソン・スピリット (Gibson Spirit) はギブソンとエピフォンUSAのブランドで、1980年代に販売されたエレクトリックギターである。
| ギブソン・スピリット Gibson Spirit | |
|---|---|
![]() 1984年製スピリットI | |
| メーカー/ブランド | ギブソン |
| 製造時期 | 1982年-1987年 |
| 構造 | |
| ボディタイプ | ソリッド |
| フレット数 | 22 |
| ネックジョイント | セットネック |
| 材質 | |
| ボディ | ポプラ、マホガニー、メイプル、アルダー |
| ネック | マホガニー、メイプル |
| フィンガーボード | エボニー、ローズウッド |
| ハードウェア | |
| ペグ | クルーソー |
| ブリッジ |
シャラー 2ピースラップアラウンド ストップバー付き Tune-O-Matic カーラー・トレモロ |
| 電気系統 | |
| ピックアップ |
1基または2基のハムバッカー S/S/H |
| テンプレート | カテゴリ | |
はじまり
スピリットは1982年から1987年にかけてテネシー州ナッシュビルおよびミシガン州カラマズーの工場で製造された、知名度の低いモデルである。当初はカラマズー工場でエピフォン名義で製造された。販売不振を受け、エピフォンのギターの数機種はギブソン名義に変えられた。しかし、エピフォンロゴはヘッドのギブソンロゴの下に隠れていた。後のモデルはナッシュビルのギブソンで製造された。またスピリットはギブソン・レスポール・ジュニア・ダブルカッタウェイモデルを模したものだが、現代的なシングルコイル/ハムバッカーピックアップの使用、カッタウェイが22フレットでなく20フレットの位置である、という大きな違いがある。
モデルとバリエーション
すべてのスピリットはフラットトップ/バックである。コントロール用の穴はリア側に空けられている。上部ホーンは下部より若干長いダブルカッタウェイ。22フレットのセットネックで、フィンガーボードにはドットインレイ。フレームメイプル/タイガーメイプルトップをクリア/サンバースト仕上げしたモデルがある。トラストロッドカバーには単に "Spirit"、あるいはエピフォン製には "Spirit Made By Gibson" と記されている。ピックアップはレスポール1959年リイシューの物(デザインしたギブソンのエンジニアの名をとり「ティム・ショウ (Tim Show)」と呼ばれる)である。このピックアップには白いコイルの物もあり、ダーティー・フィンガーズと間違われることがあるが、このピックアップは中出力アルニコ・ピックアップであるのに対し、ダーティー・フィンガーズは高出力セラミック・ピックアップである。初期モデルはネック側ストラップピンがネックジョイントの裏側に付けられていたが、後のモデルでは上部ホーン先に移された。チューナーはクルーソータイプの「チューリップ」ノブだが、XPL等でエンクローズドチューナーも使用されている。
スピリットI
このモデルの特徴はリア側に1つのハムバッカーを持つことである。ヘッドはギブソンおよびエピフォンの標準スタイルである、両サイドに3つのペグを配置した物。鼈甲色のピックガードがネックジョイント部をカバーし、ボディ上部を保護する。初期モデルはポプラ材と言われるが、後期はマホガニーかアルダーで、トップにメイプルを使用したものもある。また初期モデルはメイプルネックである。オリジナルのブリッジは、巻き付け式テールピースに6弦独立のブラスサドルの一体型であるシャラー455。1984年製モデルにはナッシュヴィル・チューン-O-マチックで独立テールピースの物もある。トーンコントロールとボリュームコントロールはそれぞれ1つ。このモデルは1982年から1984年にかけて製造された[1]。
スピリットII
このモデルとスピリットIとの決定的な違いはフロントにもハムバッカーピックアップを配置したこと、そしてピックガードが無いことのみである。スピリットIよりサンバーストカラーが一般的になった。ボディのバインディングもスピリットIIでよく使われている。ボリュームx2、トーンx1、レスポールタイプのピックアップ切り替えスイッチ (Rhythm/Treble) を装備。

