グレート・グレン峡谷

グレート・グレン(英: The Great Glen、スコットランド・ゲール語: An Gleann Mòr [ˈklaunˠ ˈmoːɾ])とは、スコットランドのマレー湾にあるインヴァネスからリニー湖の先にあるフォート・ウィリアムに至る、約100 kmに渡る細長い峡谷である。

1970年代にグレートグレンの特別調査のために建てられた、三角点約16本のうちの1本。

グレン・アルビン(スコットランド・ゲール語 のGleann Albainn "スコットランドの峡谷"に由来する)または グレン・モア(スコットランド・ゲール語のGleann Mòrに由来する)とも。

グレート・グレン断層

概要

グレート・グレン峡谷はグレートグレン断層として知られる大断層に沿っており、ハイランド地方を、南東のグランピアン山脈と北西の西北高原で分断している。

グレート・グレン峡谷は、北東海岸の都市インヴァネスと街と西海岸のフォート・ウィリアムを結ぶカレドニア運河とA82道路に利用される、ハイランド地方における天然の移動経路である。1896年にインヴァーガリー=フォート・オーガスタス鉄道(en:Invergarry and Fort Augustus Railway)が峡谷南端からネス湖まで建設されたが、インヴァネスまで延伸することなく1947年に廃業した。

グレート・グレン・ウェイと呼ばれる、サイクリングやカヌー、ウォーキングのための、フォート・ウィリアムとインヴァネスを結ぶルートが近年整備された[1]。グレート・グレン・ウェイは2002年4月30日にオープンし、人道、林道、運河等によって成り立っている[2][3]。

スコットランド高原の氏族の支配におけるその戦略的重要性、特に18世紀のジャコバイト蜂起時には、南部のフォートウィリアム、グレート・グレン中部に位置するフォート・オーガスタス、インヴァネスの北部フォート・ジョージの重要性が認められた。

峡谷の大部分は、湖とそれらを結ぶ川によって成り立つ。カレドニア運河も各湖をそのルートの一部に使用しているが、川は航行不能である。

北東部から南西部にかけて、グレート・グレン上にある天然の水系は以下の通りである。

  • ネス川 (Abhainn Nis)
  • ドックフォー湖 (Loch Dabhach Phuir)
  • ネス湖 (Loch Nis)
  • オイック川 (Abhainn Omhaich)
  • オイック湖 (Loch Omhaich)
  • ロッキー湖 (Loch Lochaidh)
  • ロッキー川 (Abhainn Lochaidh)
  • リニー湖 (Linne Dhubh)

分水界または分水嶺は、オイック湖とロッキー湖の間にある。南端のフォート・ウィリアム南部には、ロッキー川とカレドニア運河が流入する入江であるリニー湖がある。北端では、ネス川がマレー湾に注ぐ。

地震活動

グレート・グレン断層近辺における地震は小規模になる傾向にあるが、インフラのデザインは、地震活動にも配慮されている。 例えば、ケソック橋は免震緩衝装置を搭載している[4]。

脚注

  1. The Great Glen Way, Paddy Dillon, Cicerone, 2007
  2. http://www.outdoorhighlands.co.uk/long-distance-trails/great-glen-way-2/route/
  3. “Home | GGCT”. 2019年6月7日閲覧。
  4. Preece, Robert (1995). “Earthquakes in the Inverness Area”. Scottish Association of Geography Teachers' Journal (24).
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