サーデグ・ラーリージャーニー

サーデグ・アルダシール・ラーリージャーニー[1](ペルシア語: صادق اردشیر لاریجانی‎ ; ラテン文字:Sadeq Ardeshir Larijani、1960年3月12日 - )は、イランのウラマー(アーヤトッラー)、政治家。元司法府長官(2009年 - 2019年)、現公益判別会議議長(2018年 - )、現専門家会議議員。サーデグ・アーモリー・ラーリージャーニーと表記されることもある[2]。

サーデグ・ラーリージャーニー

経歴

サーデグは1960年3月12日、アーヤトッラーのミールザー・ハーシェム・アーモリーを父として、イラク・ナジャフで生まれた。兄にモハンマド=ジャヴァード、イラン国会議長のアリー・ラーリージャーニーがいる[1]。

サーデグは12名から構成される監督者評議会のメンバーを8年間務めた[3]。「経験不足」、「イラン軍や諜報機関と密接な関係がある」と言われる[3][4]。2009年8月14日、イランの最高指導者アリー・ハーメネイーにより、司法府長官に任命された[2]。2009年の大統領選挙後に起こったデモに対し、「不法」及び「根拠がない」として厳しく対応した[5]。

2016年2月に行われた第5期専門家会議選挙ではマーザンダラーン州選挙区(定数4)で立候補し、トップ当選を果たしている[6]。

2018年12月、公益判別会議議長に任命される[7]。

政治的イデオロギー

2006年に、「イラン政府の権威は国民の投票によらない」と発言した[8]。元大統領モハンマド・ハータミーの改革の批判者として知られ、1998年3月の記事で前者の求めた市民イスラム社会を非難した[9]。サーデグによると、「我々は信仰生活を送ること、クルアーンの命令または預言者、導師の教えが実行される社会を支持する[10]。

サーデグは、イラン人の知識人アブドルカリーム・ソロウシュの批判者としても知られている。ソロウシュによると、イスラームはイデオロギーではなく、個人的な生き方である。

司法府長官として

2009年9月7日、司法府長官の許可を得て、イラン警察は政治犯を支援する事務所に立ち入り、書類やコンピュータをすべて没収した。この事務所は、イランの刑務所で拷問された人々を助ける目的で設立された。

2009年9月8日、司法官は「National Confidence」という野党の事務所を手入れし、野党の指導者の協力者であるモルテザー・アルヴィーリー、アリーレザー・ベヘシュティーらを逮捕した[11][12]。同月、司法官が野党の指導者の子どもたちを標的にした。例えば、投獄中の活動家ジャヴァード・エマームの娘であり、2009年の大統領選補者ミール・ホセイン・ムーサヴィーの選挙担当でもあったアーテフェ・エマームは9月9日に逮捕され、24時間にわたって拘留されて彼女の父に関する取り調べを受けた[13]。

2019年3月、司法府長官を退任。

出典

  1. 佐藤秀信. “用語解説”. 日本国際問題研究所. http://www2.jiia.or.jp/pdf/resarch/h21_iran/11_yougo.pdf 2012年11月4日閲覧。
  2. “サーデグ・ラーリージャーニー師の司法府長官への任命”. アヤトッラー・セイエド・アリー・ハーメネイー業績・作品研究所. (2009年8月15日). http://japanese.khamenei.ir/index.php?option=com_content&task=view&id=380&Itemid=35 2012年11月11日閲覧。
  3. a b Will Iran's 'Kennedys' Challenge Ahmadinejad? By Robin Wright. August 17, 2009
  4. Militarization of the Iranian Judiciary By Mehdi Khalaji, August 13, 2009
  5. farsnews.com (farsi)
  6. “Iran’s Top Judge Hails Election Turnout”. Tasnim News. (2016年2月29日). http://www.tasnimnews.com/en/news/2016/02/29/1014963/iran-s-top-judge-hails-election-turnout 2016年4月4日閲覧。
  7. “Leader appoints Ayat. Sadeq Amoli Larijani as new Expediency Council chief”. Press TV. (2018年12月30日). https://www.presstv.com/Detail/2018/12/30/584414/Khamenei-Sadeq-Amoli-Larijani-Expediency-Council-Guardian-Council 2019年3月18日閲覧。
  8. Iran Briefing, September 2006
  9. Sobh newspaper, No 80, Farvardin 1377 (March 1998), p 44.
  10. Islam and Human Rights, Farhang Jahanpour Journal of Globalization for the Common Good
  11. دفتر کروبی و دفتر حزب اعتماد ملی مهر و موم شد
  12. اشت شد
  13. Unforgivable Crimes in Iran: The Under-Reporting of Deaths September 7, 2009

外部リンク

公職
先代
マフムード・ハーシェミー・シャフルーディー
イランの旗 公益判別会議議長
2018年 -
次代
現職
先代
マフムード・ハーシェミー・シャフルーディー
イランの旗 司法府長官
2009年 - 2019年
次代
エブラーヒーム・ライースィー
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.