ザイナブ・ファシィキ

ザイナブ・ファシィキ(Zainab Fasiki、1994年7月21日 - )は、モロッコのコミック「アーティスト」、機械エンジニア、女性の権利のための「活動家」、「ジェンダーデモクラシー活動家」である。フェズ出身[1][2]。

Zainab Fasiki
ザイナブ・ファシィキ(2018年)
生誕 (1994-07-21) 1994年7月21日(29歳)
モロッコ、フェズ
教育 国立電気・機械高等学校(ENSEM)
職業 コミックアーティスト、活動家
活動期間 2017年 - 現在

若年期

1994年7月21日に6人兄弟の末子として生まれた[3]。

経歴

ファシィキは、2018年に作成された「Hshouma」プロジェクトと呼ばれる描画集で知られており、ヌードの女性を描き、ダブルスタンダードや性的タブーを非難している。「Hshouma」はスペインのマドリッドで初めて展示された[4]。彼女の作品は、モロッコにおける検閲、タブー、羞恥心と戦うことを目的としている[2][5][6][7]。彼女はまた、20人の女性のワークショップへの参加を後援する企業、Women Powerの創設者でもある。2014年にカサブランカに移住し、現在暮らしている。

4歳の頃から絵を描き始めた[2]。ファシィキのイラストの多くは、ハンマーム(公衆浴場)の中で描かれるヌードや、ワンダーウーマンといったキャラクターとして描かれた自画像である[8]。ファシィキの最も象徴的なイメージのひとつは、カサブランカを見守っている自分のヌードで、全身緑色の人物像である[9]。コミックでは、ファシィキの描く女性には目がないが、それはファシィキが「私の社会では女性は彫像のように見えていて、彼女たちを自由にしたい」と言っているからである[10]。ファシィキは、モロッコの印刷業者自身の作品を印刷することを嫌がるため、モロッコでも彼女の絵でも「自由を感じたことがない」と主張している[8][4]。ファシィキは、女性が服を着ておらず、強く、恐れていない姿を描くことを好んでいる[11]。ファシィキはそのイメージを通して、モロッコで蔓延していると思われる女性の客観化や性的な表現に対抗することで、アートやメディアにおける女性の身体を正常化しようとしている。

2018年10月、ファシィキは国連難民高等弁務官事務所と提携し、女性器切除を受けた女性を含むサブサハラアフリカからの4人の難民の生活をアニメ化した[12]。2018年11月、彼女の作品はラバトのル・キューブ・ギャラリーで展示された[13]。

2019年10月、ファシィキはコミックブック『Hshouma』でTIME誌の次世代リーダーに選ばれた[9]。この作品は恥の文化を取り上げ、「ガイドブック」としての役割を果たし、ジェンダーに基づく暴力、検閲、セクシュアリティについて論じている[12]。

出版された作品

  • Hshouma: Corps et Sexualité au Maroc (Massot Éditions 2019)[14]
  • Feyrouz Versus the World (2018)
  • Omor: Only between us (2017)[15]

出典

  1. “Art for promoting equality and fighting patriarchy in Morocco - Euro-Mediterranean Women's Foundation” (英語). Euromedwomen.foundation. (2018年5月10日). https://www.euromedwomen.foundation/pg/en/resources/view/7938/art-for-promoting-equality-and-fighting-patriarchy-in-morocco 2019年3月11日閲覧。
  2. “VIDEO: Feminism and Censorship in Arab Comic Books” (英語). Democracy Chronicles (2018年4月19日). 2019年3月11日閲覧。
  3. Solovyov, Marina. “Illustrator, Zainab Fasiki Uses Art to Challenge Moroccan Cultural and Gender Taboos” (英語). Morocco Travel Blog. 2019年11月26日閲覧。
  4. Ávalos, Almudena (2018年7月19日). “Zainab Fasiki: cómo derrocar al patriarcado marroquí con un simple lápiz” (スペイン語). S Moda EL PAÍS. 2019年3月11日閲覧。
  5. Achraf, Zineb (2018年7月17日). “Vidéo. Avec "Hshouma Project", Zainab Fasiki tente de briser les tabous” (フランス語). H24info. 2019年3月11日閲覧。
  6. “New Morocco initiative to help gender equality through art” (英語). Middle East Monitor (2018年1月11日). 2019年3月11日閲覧。
  7. “Au Maroc, Zainab Fasiki, bédéiste culottée” (フランス語). TV5MONDE (2017年11月6日). 2019年3月11日閲覧。
  8. “Illustrator Zainab Fasiki Takes on Taboos and Patriarchy with Art - Inside Arabia”. insidearabia.com. 2019年3月11日閲覧。
  9. Hincks, Joseph. “How This Moroccan Artist Is Using Comic Books to Fight Sexism”. TIME.com. 2019年11月25日閲覧。
  10. “Zainab Fasiki: "Disegno per liberare le donne marocchine"” (イタリア語). VanityFair.it (2018年10月8日). 2019年3月11日閲覧。
  11. “Morocco Debates A Law to Protect Women, Passing It is Another Matter”. Washington Post (2017年). 2019年10月27日閲覧。
  12. “How This Moroccan Artist Is Using Comic Books to Fight Sexism” (英語). news.yahoo.com. 2019年11月26日閲覧。
  13. “Zainab Fasiki” (英語). Le Cube. 2019年3月11日閲覧。
  14. “La BD "Hshouma" de Zaïnab Fasiki sort bientôt” (フランス語). Al HuffPost Maghreb (2019年9月4日). 2019年9月10日閲覧。
  15. “Zainab Fasiki, la féministe de la bande dessinée marocaine” (フランス語). Al HuffPost Maghreb (2017年2月19日). 2019年3月11日閲覧。

外部リンク

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