ザホス・サモラダス
ザホス・サモラダス(ギリシア語: Ζάχος Σαμολαδάς、英語: Zachos Samoladas、1967年8月26日 - )は、ギリシャの映画監督で、主にアニメ映画を手掛けている。テッサロニキ出身[1][2]。

経歴
1983年、当時まだ10代半ばの映画愛好家であったサモラダスは短編アニメを自作。ギリシャ国営テレビ局ERTの番組で自主制作アニメが取り上げられた[1][2]。
その後、渡米してカリフォルニア芸術大学(CalArts)に入学し、ジュールス・エンゲルの薫陶を受けて実験的なアニメ制作を学んだ。また、アテネのエウゲニア・ハツィコウ映画学校(ギリシア語: Σχολή Κινηματογράφου Ευγενίας Χατζίκου、英語: Eugenia Hatzikou Film School)でも映画監督の学位を取得している[1][2]。
1988年、20歳そこそこでテッサロニキ市営テレビ局のディレクターに就任し、現在は同局の番組制作監督を務めている。ギリシャ監督協会(ギリシア語: Σωματείο Ελλήνων Σκηνοθετών / ΕΕΣ、英語: Greek Directors Guild / GDG)会員[1][2]。
作品



アニメ
ドキュメンタリー
日本との関係
日本では、1922年に戦禍に見舞われた都市スミルナ(トルコ名・イズミル)からギリシャ難民やアルメニア難民を救出した日本商船「東慶丸」のエピソードを描いたアニメ映画『TOKEI MARU』の監督として主に知られている。2022年9月24日には、「東慶丸」によるギリシャ人救出100周年を記念して、ギリシャの都市カヴァラで「TOKEI MARU 1922-2022: Commemorating 100 Years since a Japanese Ship's Voyage to Smyrna」と題したイベントが開催され、関係各者が挨拶や講演を行ったほか、イベントの最後の締め括りとしてアニメ映画『TOKEI MARU』が上映された[3][4]。本作のあらすじは以下の通り。
戦間期の初頭、ギリシャとトルコの間で戦争が勃発(希土戦争)。当時、セーヴル条約に従ってギリシャが合法的に統治していたエーゲ海沿岸部の都市スミルナも旧領奪回を図るトルコの攻撃対象となり、抵抗むなしく町はトルコ軍に占領された。1922年9月、トルコ軍が占領して間もないスミルナの町でギリシャ人とアルメニア人の居住区が壊滅的な火災に見舞われる。かつて薩英戦争で城下を焼かれて父を失った日本商船「東慶丸」の船長は、炎上するスミルナの町で逃げ惑う住民を見過ごすことができず、トルコ軍の妨害に逆らって救出に向かい、一人でも多くの戦災者を救おうと積み荷をも投げ捨てる――[5]
出典
- Σαμολαδάς Ζάχος - Greek animation (ギリシア語)(英語)
- Biography | zachossamoladas (英語)
- カヴァラ市における東慶丸100周年記念事業の実施(報告) | 在ギリシャ日本国大使館
- TOKEI MARU 1922-2022: Επέτειος μνήμης των 100 χρόνων από το ταξίδι ενός ιαπωνικού πλοίου, στη Μεγάλη Λέσχη Καβάλας / TOKEI MARU 1922-2022: Commemoration of the 100th Anniversary of the voyage of a Japanese ship, at the Grand Club of Kavala (ギリシア語)(英語)
- アニメ映画『TOKEI MARU』あらすじ紹介文 (英語)
関連項目
- 日本とギリシャの関係
- ギリシャの映画
- テッサロニキ国際映画祭
外部リンク
- Zachos Samoladas - IMDb (英語)
- ザホス・サモラダス (@ZSAMOLADAS) - X(旧Twitter)
- ザホス・サモラダス - YouTubeチャンネル
- アニメ映画『TOKEI MARU』あらすじ紹介文 (英語)
- TOKEI MARU Japanese Subtitles
- Ζάχος Σαμολαδάς: "Tokei Maru - Ένα πλοίο στη σκιά του χρόνου" (ギリシア語)