シビル・ハン国
シビル・ハン国(シビル・ハンこく)は、15世紀から16世紀末まで西シベリアに存在した、ジョチ・ウルスの系統に属すテュルク系国家。ジョチ・ウルスが分裂して、成立した4つの国のうちの一つ(ほかにカザン・ハン国、アストラハン・ハン国、クリミア・ハン国)。
呼称
シビル・ハン国の名は、チンギス・カンの長男ジョチの第5子シバン(昔班, Shiban/Shayban)の一族シャイバーニー家に由来する。「シベリア」の地域名は、シビル・ハン国の名に由来する。チュメニやトボリスクなど、今日の西シベリアの多くの都市が、シビル・ハン国の時代に西シベリア平原に建設された。
歴史
1440年代にジョチ・ウルスが分裂して、トゥラ川河口のチンギ・トゥラ(テュメン、現在のチュメニ付近)を根拠地としたケレイト部族のタイブカが同地に政権を樹立したことにはじまる。
ジョチの五男・シバンの末裔(シャイバーニー家)であるマフムーダク・ハンの息子でテュメン・ハン家の祖、イバク・ハン(1468年 - 1495年)がタイブカ家と婚姻関係を結び、ハーンを継いだ。西シベリアにイスラームを持ち込んだといわれている。イルティシ川沿いのカシリク(Kashlik、イスケル Isker、またはシビル Sibir。今日のトボリスクの付近)を首都とし、オビ川・イルティシ川とその支流の流域を支配し、黒テンなどの毛皮の取引を営んだ。
外部リンク
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