ジンギスカン (曲)

ジンギスカン (独:Dschinghis Khan) は、ドイツ(当時は西ドイツ)の音楽グループであるジンギスカン (Dschinghis Khan, 日本では契約上「Genghis Khan」と英語表記される) のデビュー曲。作詞はベルント・マイヌンガーで、作曲はラルフ・ジーゲル、英訳はスティーヴ・ベンダー。

ドイツの旗 "Dschinghis Khan"
ユーロビジョン・ソング・コンテスト1979エントリー曲
歌手
ルイス・ヘンリック・ポンジェッター
ヴォルフガング・ハイヒェル
ヘンリエッテ・シュトローベル
エディナ・ポップ
スティーヴ・ベンダー
レスリー・マンドキ
歌手名義
言語
作曲者
ラルフ・ジーゲル
作詞者
指揮者
ノルベルト・ダウム
結果
決勝順位
4位
決勝ポイント
86ポイント
エントリー曲年表
◄ "Feuer" (1978)   
"Theater" (1980) ►
音楽・音声外部リンク
試聴
Dschinghis Khan - Jupiter Records提供のYouTubeアートトラック

概要

モンゴルの英雄であるチンギス・ハーン(ジンギス・カン:成吉思汗)をモチーフにしたこの曲は、1979年3月に西ドイツの出場曲として「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」で発表された。同大会での最終結果は4位であった。

ジュピターレコードからシングル(B面は「砂漠の国サハラ Sahara」)として発売されて西ドイツ国内では4週にわたりチャート1位、50万枚の大ヒットになった。さらに、ヨーロッパにのみならず世界的な大ヒットとなり、日本ではオリコン洋楽シングルチャートで1979年8月6日付から5週連続1位を獲得した[1]。オリジナルのドイツ語だけでなく「ジンギスカン」自身による英語版[2](英詞はメンバーのスティーヴ・ベンダーが担当し、moskauの英詞も彼である。)や、中国語日本語(3種類の歌詞)、ロシア語韓国語でのカバーも出された。同年7月にリリースされたファーストアルバム「ジンギスカン」にも収録された。

2000年発表のモーニング娘。の「恋のダンスサイト」(作詞・作曲:つんく)のモチーフ元とされる[3]。同年5月24日、オリジナルの「ジンギスカン」が日本でシングルCDとして再発される[3]

2003年にはドラマウォーターボーイズ』の中で流されている。

2004年6月には、KinKi Kidsが出演しているサントリーのスーパーブルーのCMソングで使用された。

2004年12月16日には、サッカー国際親善試合「日本対ドイツ」戦で「ジンギスカン」を基にした応援歌が披露される。これは2006年のFIFAワールドカップの会場がドイツということもあり、アメリカ大会1994年)へ向けて行われたアジア地区予選1993年)で歌われたアメリカ民謡「リパブリック讃歌」の替え歌「アメリカへ行こう」、1998年フランス大会本戦で披露されたフレンチポップ歌手ミッシェル・ポルナレフの大ヒット曲「シェリーに口づけ」の替え歌「アレー ジャポン」に続くケースとなった。

2005年2月9日2006 FIFAワールドカップ・アジア最終予選の第1戦となる北朝鮮戦が行われたこの日には「成吉思汗(ジンギスカン)~ドイツへ行こう~」として「ウルトラスニッポン」によりインディーズレーベルによりCDも発売され、「みんなでドイツへ行こう」のフレーズとともに、このメロディが会場に鳴り響いた。この声援がテレビ中継などを通じて話題となり、3月2日にはメジャーレーベルから発売となった。 また、日本でいわゆる空耳ソングとして「もすかう」のタイトルで「めざせモスクワ」がブームになったことを受け、同曲のカップリング曲として発売された(ユニット名は「ボートでヘイコラホー」とされているが、実際はマルコポーロである)。

2007年にはDschinghis Khan自身によりセルフカバーが行われている(アルバム「7 Lebens」に収録)。

2008年にはBerryz工房が、5カラットや川崎麻世のカバーと同じ山本伊織の日本語詞でカバーした。このBerryz工房盤のヒットにより、Berryz工房のカバーとジンギスカンのオリジナルをリミックスした「ジンギスカン タルタルミックス」が発売された[4]。続いて、Berryz工房盤やオリジナル盤を含む『ジンギスカン』の各バージョンを20曲集めたコンピレーション盤『ジンギスカンだらけ』[4]が2008年11月26日に発売された[5]

また、2008年4月11日金曜バラエティーの中で、芋洗坂係長が本作の替え歌である『人事課』を歌っている。

プロバスケットボールBリーグ仙台89ERSブースターによるジンギスカンダンスは名物になっている。

日本プロ野球北海道日本ハムファイターズチャンステーマおよび「ジンギスカンダンス」にも、この曲が使われている。2022年までは「勝利のジンギスカンダンス」として日本ハム勝利時に限り使用されていたが、本拠地をエスコンフィールドHOKKAIDOに移転した2023年には、勝敗問わずファイターズガール歌唱版(訳詞:山本伊織)が使用されている。

また中谷仁は、東北楽天ゴールデンイーグルスにこの曲を登場曲にしていた。

元サッカー選手の船越優造は、アルビレックス新潟所属時にこの曲がチャントで使われていた。

2011年初夏よりアサヒフードアンドヘルスケアのクリーム玄米ブランのテレビCMで替え歌が使用された。

2018年3月よりドミノ・ピザのテレビCM「踊るカン・シャーサイ」篇で替え歌が使用された。

この他に、日本の高校野球応援歌神村学園高等部帯広大谷高等学校などが演奏)としても有名である。

2019年5月Y!mobile のCMでアレンジされた歌詞で使用されている。

2021年9月よりミクシィが運営するケイリンネットサービスコンテンツ「TIPSTAR」のCMソングに使用されている[6]

カバー

歌手(演奏者)名横に☆が付いている曲は、先述した『ジンギスカンだらけ』に収録されている[7]

日本

  • 5カラット(1979年) - 訳詞:山本伊織。シングル「ジンギスカン」収録。
  • 原たかし&バットマンズ(1979年)☆ - 訳詞:カルメン。シングル「ジンギスカン」収録。
  • ザ・モンゴルズ(1979年)☆ - 訳詞:浅川佐記子。シングル「ジンギスカン PART-I,II」収録。
  • 川崎麻世(1979年)☆ - 訳詞:山本伊織。上記の5カラットの歌詞と同じ。LP『MAYO SELECTION』に収録。
  • 渋谷哲平(1979年)☆ - 訳詞:浅川佐記子。上記のザ・モンゴルズの歌詞と同じ。LP『ヤング・セーラーマン(IN THE NAVY)』に収録。
  • 少年探偵団(1979年) - 訳詞:カルメン。上記の原たかし&バットマンズの歌詞と同じ。シングル(EP)『恐怖の人間カラオケ』に収録。
  • M's-QUEEN(1990年) - アルバム『ゴールデン・エイジ・オブ・ディスコVol.1〜ルーツ・オブ・ユーロビート』に収録。
  • 米米CLUB(1990年) - コンサートライブで
  • モダンチョキチョキズ1990年代
  • 女王様1996年) - 訳詞:S中野。メドレー曲「女王様物語第二章 〜踊る女王様〜」(同名シングルに収録)内の1曲としてカバー
  • おたっしゃクラブ(1996年) - 「与作」とのクロスオーバー。アルバム『エンカトレイン Vol.2』に収録
  • イノウエ(1999年)☆ - 日本語詞:イノウエ。ミニアルバム『お茶』収録。
  • SMAP(1999年) - コンサートライブにで。VHS・DVD『LIVE BIRDMAN』収録。
  • 東京佼成ウインドオーケストラ(2004年) - 吹奏楽バージョンとしてニュー・サウンズ・イン・ブラスで登場。編曲は天野正道
  • ウルトラスニッポン(2005年) - 曲名は「成吉思汗(ジンギスカン) 〜ドイツへ行こう」。同名のミニアルバムに収録。
  • Moody★Rudy(2006年)☆ - 日本人と在日韓国人によるスカバンド。アルバム『くむるのり』収録。
  • ULTRAS + ワッキー(ペナルティ) + レイザーラモンHG(2006年)☆ - アルバム『ULTRAS 2006』収録。
  • Berryz工房(2008年)☆ - 訳詞:山本伊織。上記の5カラットの歌詞と同じ。シングル「ジンギスカン」収録。
  • ファイターズガール(2023年) - 訳詞:山本伊織。上記の5カラットの歌詞と同じ。

日本国外

  • マルコポーロ(ドイツ、1979年)☆ - 本家ジンギスカンと同じ西ドイツ出身。英語版とドイツ語版の二種類がある。日本盤はジンギスカンのオリジナルと同日発売された[4]
  • 林子祥(香港、1979年) - 広東語、曲名は「成吉思汗」。訳詞:鄭國江。
  • 愛慧娜(シンガポール、1980年) - 標準中国語、曲名は「成吉思汗」。
  • 沈文程(台湾、1981年) - 広東語、上記の林子祥の歌詞と同じ。
  • 方正(台湾、1981年) - 標準中国語、曲名は「向前衛」。
  • 張蝶(中国大陸、1986年) - 標準中国語、曲名は「成吉思汗」。
  • 劉菁(中国大陸、1987年) - 標準中国語、曲名は「成吉思汗」。
  • 張真(中国大陸、1993年) - 標準中国語、曲名は「少年先鋒」。
  • メガ・エナジー・マン(1994年)
  • D.K.2nd Generation(1996年
  • Tankwart(ドイツ、1996年)☆
  • Donald Dark(ドイツ、1997年)☆
  • レニングラード・カウボーイズフィンランド、1997年)☆ - 歌詞は日本語。アルバム『モンゴリアン・バーベキュー』に収録。
  • ディー・アポカリプティシェン・ライター(ドイツ、1998年)
  • Die Viel-Harmoniker(ドイツ、2000年)☆
  • Zuckermund(2000年)
  • コヨーテ(韓国、2005年) - この曲と「めざせモスクワ」をアレンジした「アジャ!アジャ!」も作られた。
  • Perle°(ドイツ、2006年)☆
  • ロッキング・サン(ドイツ、2006年)☆
  • ウィグワム(ノルウェー、2006年)☆
  • 慕容萱(中国大陸、2008年) - 標準中国語、曲名は「成吉思汗」。
  • 羅百吉(台湾、2008年) - 標準中国語、曲名は「成吉思汗」。
  • 青春美少女(中国大陸、2009年) - 標準中国語、曲名は「成吉思汗」。
  • 格格(中国大陸、2010年) - 標準中国語、曲名は「成吉思汗」。
  • Amarkhuu Borkhuu(2010年) - ロシア語
  • 孟文豪(中国大陸、2013年、標準中国語) - 曲名は「成吉思汗」。

Berryz工房によるカバー

ジンギスカン
Berryz工房シングル
初出アルバム『5 (FIVE)
B面 ダーリン I LOVE YOU(Berryz工房 Ver.)
リリース
規格 マキシシングル
録音 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
時間
レーベル PICCOLO TOWN/
UP-FRONT WORKS
プロデュース つんく♂
チャート最高順位
Berryz工房 シングル 年表
付き合ってるのに片思い
2007年
ジンギスカン
(2008年)
行け 行け モンキーダンス
(2008年)
ミュージックビデオ
「ジンギスカン」
- YouTube

ジンギスカン」は、Berryz工房の楽曲で、16枚目のシングル2008年3月12日発売。ドイツのアーティスト、ジンギスカンの楽曲「ジンギスカン」をカバーしたものである。また、日本語訳詞は、かつて発売されたいくつかのものの中から、1979年に5カラットというグループが歌ったものであるため、厳密にはカバー曲のカバーとなる。

概要

初回生産限定盤と通常盤の2形態での発売。初回生産限定盤はCDDVD、通常盤はCDのみ。初回生産限定盤と通常盤の初回仕様にはイベント抽選シリアルナンバーカードが封入されている。

ミュージック・ビデオでは、多数の幼稚園児をエキストラとして動員している。

収録曲

  1. ジンギスカン [3:08]
    作詞:Bernd Meinunger 訳詞:山本伊織 作曲:Ralph Siegal 編曲:ダンス☆マン
  2. ダーリン I LOVE YOU(Berryz工房 ver.) [4:19]
    作詞・作曲:つんく 編曲:酒井ミキオ
    • ℃-uteとの競作(2番の歌詞が異なる)。℃-ute Ver.は、同グループ9枚目のシングル「涙の色」に収録。
  3. ジンギスカン (Instrumental) [3:08]

初回生産限定盤付属DVD

  1. ジンギスカン (Dance Shot Ver.)

脚注

外部リンク

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