スティーヴン・ウォーノック

スティーブン・デイヴィッド・ウォーノック(Stephen David Warnock, 1981年12月12日 - )は、イングランド・ランカシャー州オームスカーク出身の元サッカー選手。元イングランド代表。ポジションは左サイドバック及びミッドフィールダー。苗字は「ワーノック」とも表記される。

スティーヴン・
ウォーノック
リヴァプールでのウォーノック(2005年)
名前
本名 スティーブン・デイヴィッド・ウォーノック
Stephen David Warnock
ラテン文字 Stephen Warnock
基本情報
国籍 イングランドの旗 イングランド
生年月日 (1981-12-12) 1981年12月12日(42歳)
出身地 オームスカーク
身長 178cm
体重 75kg
選手情報
ポジション LSB / MF
利き足 左足
ユース
1994-2002 イングランドの旗 リヴァプール
クラブ1
年 クラブ 出場 (得点)
2002-2007 イングランドの旗 リヴァプール 40 (1)
2002 →イングランドの旗 ブラッドフォード (loan) 12 (1)
2003-2004 →イングランドの旗 コヴェントリー (loan) 44 (3)
2007.1-2009 イングランドの旗 ブラックバーン 88 (5)
2009-2013.1 イングランドの旗 アストン・ヴィラ 84 (2)
2012 →イングランドの旗 ボルトン (loan) 15 (0)
2013-2015 イングランドの旗 リーズ 64 (3)
2015-2016 イングランドの旗 ダービー 27 (0)
2016 →イングランドの旗 ウィガン (loan) 11 (0)
2016 イングランドの旗 ウィガン 45 (0)
2017-2018 イングランドの旗 バートン・アルビオン 14 (1)
2018 →イングランドの旗 ブラッドフォード (loan) 13 (0)
通算 457 (16)
代表歴
2008-2010 イングランドの旗 イングランド[1] 2 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj

経歴

リヴァプール

ジェイミー・キャラガーの功労記念試合 (2010)でのウォーノック

ランカシャーのオームスカークに生まれたウォーノックは、聖ベーダズ・ローマカトリック高校を母体とするラフォードコルツと聖ベーダズ・ローマカトリック高校でプレーした後、リヴァプールFCのアカデミーに移籍し、程なくしてU-16代表に招集された[2]。スティーヴン・ジェラードやマイケル・オーウェンとアカデミーで共に過ごし、トップチームに昇格を果たすも出番は訪れなかったため、ブラッドフォード・シティAFC[3](シェフィールド・ウェンズデイFC戦でキャリア初得点[4])とコヴェントリー・シティFCへ貸し出されて[5]経験を積んだ。

コヴェントリー・シティで最優秀選手に選出される[6]活躍を見せたウォーノックは、当然のようにクラブから残留を希望されたものの、ラファエル・ベニテス新監督の構想に入ったことでリヴァプールへ復帰を果たし[7]、2004年にUEFAチャンピオンズリーグ 2004-05予選3回戦のグラーツァーAK戦でリヴァプールでの初出場を飾った[8]。同大会決勝での出番はなかったものの、優勝の歓喜を味わい、同シーズンのリーグ戦では主にジミ・トラオレの控えを務めつつ、19試合(先発11試合)に出場し、戦力の1人としてチームに貢献したことが認められ、2005年8月24日に契約を2008年まで延長することに成功した[9]。翌2005-06シーズンは、トラオレの負傷もあり左サイドバックのポジションに定着した[9]時期もあったが、昨季まで主にサイドハーフを主戦場としていたヨン・アルネ・リーセがサイドバックにまわったことでリーセとのローテーションとなり、最終的に地位を確立するまでには至らなかった。そのような中、2006年3月15日のフラムFC戦 (5-1) でリヴァプールでの初にして唯一となった得点を挙げている[10]。

ブラックバーン

2006年夏[11]と2007年冬の両方でメディアからブラックバーン・ローヴァーズFCの主将ルーカス・ニールとトレード移籍するだろうと報じられ[12]、最終的にニールはウェストハム・ユナイテッドFCと契約したことで、そのニールの後釜として[13]2007年1月22日に推定移籍金150万ポンドの3年半契約を締結した[14]。1月27日にFAカップのルートン・タウンFC戦 (4-0) で初出場を飾り[15]、1月31日のチェルシーFC戦でリーグ戦初出場を飾った[16]ウォーノックは、次のシェフィールド・ユナイテッドFC戦でも先発を任されたが、試合終了間際イエローカードの2枚目を貰い退場し[17]、2月25日のポーツマスFC戦で移籍後初得点を挙げた[18]。

ブラックバーンでは、マーク・ヒューズ監督の下で常に左サイドバックの一番手を務めていたが、3季目となる2008-09シーズンにポール・インス監督が就任すると、サイドハーフや中盤の底などを任されるようになり[19]、後半戦にサム・アラダイス監督へ交代してからは本来の左SBの位置に復帰するも、ガエル・ジヴェ加入以降は再び中盤で起用されることが増えた[20]。

2009年4月11日の古巣リヴァプールとの試合を迎える前にウォーノックは、1989年4月15日のヒルズボロの悲劇で命を落とした96人のリヴァプールサポーターに関連して、数字の96を示した花の展示を飾ると発表[8]し、試合当日にチームを代表してピッチに花輪を捧げた。

アストン・ヴィラ

2008-09シーズンにブラックバーンの年間最優秀選手に選出される[21]活躍を見せたウォーノックは、長期離脱中のヴィルフレート・ボウマの代役として[22]2009年8月28日に推定移籍金800万ポンドでアストン・ヴィラFCと4年契約を締結した[23]。加入してすぐさま地位を確立し、クラブのサポーターが集うウェブサイト上で、「マーティン・オニール監督が連れてきた中で最高の選手」、「この10年でうちに来た左サイドバックとしては最高」と次々に称賛が送られるをほどの活躍を見せる[24]中、2010年1月20日に古巣ブラックバーンとのフットボールリーグカップ準決勝 (6-4) で初得点を挙げた[25]。2010-11シーズン開幕前にボウマが契約解除により退団したことで左サイドバックのレギュラー選手が代々着用している背番号3が与えられ、ウェストハムとの開幕戦 (3-0) に先発出場して無失点での勝利に貢献した。

開幕戦から全試合先発出場を果たしていたが、ジェラール・ウリエ監督の構想外となったことで12月28日のマンチェスター・シティFC戦を最後にリザーブチームで過ごす日々が続いた。そのため、複数のクラブが関心を示していると報じられると共に夏での退団が予想されたが、新就任したアレックス・マクリーシュ監督からウォーノックの腐らずにいる態度に感銘称賛され、ウリエ政権で構想外となった他の選手達と同様にやり直す機会を与えると語られた[26]。そのマクリーシュ監督の下では、2011-12シーズンのリーグ戦に3試合を除く35試合に出場し、2011年10月15日にアウェイのマンチェスター・シティ戦でリーグ戦初得点を挙げている。2012-13シーズンは、状況が打って変わり開幕前にポール・ランバート新監督から構想外と告げられ、リザーブチームで練習することとなった[27]。

ボルトンへのローン

2012年9月21日に同国2部のボルトン・ワンダラーズFCへ3ヶ月の期限付き移籍[28]したウォーノックは、翌日のシェフィールド・ウェンズデイFC戦 (2-1) にベンチ入りし、次のクリスタル・パレスFC (0-1) 戦に左サイドバックとして先発で初出場を飾った[29]。2試合目の出場となったリーズ・ユナイテッドAFC戦 (2-2) でペナルティーキックを獲得して味方に譲った(PKは成功)[30]。アストン・ヴィラへ復帰するまでにボルトンでリーグ戦15試合に出場した。

リーズ

アストン・ヴィラと双方合意で契約を終了させた後、サム・アラダイス監督率いるウェストハムから長期契約での獲得の申し出を断り[31]、移籍期限日最終日の2013年1月31日にリーズ・ユナイテッドAFCと2年半の契約を締結[32]。2月9日にモリニュー・スタジアムでのウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC戦 (2-2) で初出場を飾り[33]、3月2日のミルウォールFC戦 (1-0) でPKから初得点を記録した[34]。また、ブライアン・マクダーモット (en) 新監督就任後の初試合であるシェフィールド・ウェンズデイ戦で主将を任された[35]。

ダービー

2015年1月15日、ダービー・カウンティFCに移籍[36]。

ウィガン

2016年5月30日、ウィガン・アスレティックFCに移籍[37]。

バートン・アルビオン

2017年6月26日、バートン・アルビオンFCに移籍[38]し、同年9月16日のフラム戦で移籍後初ゴールを決めてチームの勝利に貢献した[39]。このゴールは現役最後のゴールとなった。

ブラッドフォード

2018年1月26日、ブラッドフォード・シティAFCに期限付き移籍[40]。4月にはシーズン限りでの現役引退を表明[41]し、同年現役引退。

個人成績

クラブ シーズン リーグ FAカップ リーグカップ 国際大会 合計
リーグ出場得点出場得点出場得点出場得点出場得点
2002-03ブラッドフォード・シティ (loan)ディビジョン1121000000121
2003-04コヴェントリー・シティ (loan)443302000493
2004-05リヴァプールプレミアリーグ190104070310
2005-06201201060291
2006-071000303070
ブラックバーン・ローヴァーズ131500020201
2007-08371002051442
2008-09373303000433
2009-10アストン・ヴィラ300605100411
2010-11190002010220
2011-12352201000382
2012-13ボルトン・ワンダラーズ (loan)チャンピオンシップ150000000150
2012-13リーズ・ユナイテッドチャンピオンシップ161100000171
2013-14271001000281

代表

2005年8月29日にスヴェン・ゴラン・エリクソン監督の下で2006 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選のウェールズ戦と北アイルランド戦に向けてイングランド代表に初招集された。左サイドバックの1番手アシュリー・コールは居たものの、控えを務めるウェイン・ブリッジ、ポール・コンチェスキーといった選手達が相次いで離脱したためとはいえ驚きを持って伝えられた[42]。2008年5月11日にアメリカとトリニダード・トバゴとの親善試合に向け、ファビオ・カペッロ監督によって再招集され[43]、6月1日のトリニダード・トバゴ戦でブリッジに代わり84分から初出場を飾った[44]。その後、出場することはなかったもののブラジル戦やエジプト戦と定期的に招集されたことや、クラブでの活躍から2番手のブリッジを追いやるだろうと囁かれ始め[45][24]、2010年5月11日に2010 FIFAワールドカップへ向けた暫定30名に名を連ね、6月1日に最終23名に選出された[46]。元々アシュリー・コールの控えとして見られていたことから出場は容易ではないだろうと予想されており、実際にアシュリー・コールの素晴らしさとイングランド代表が早期に敗退したことにより出番は訪れなかった[47]。

2010年11月17日にフランスとの親善試合でキーラン・ギブスに代わり途中出場をした[47][48]のを最後に代表から遠ざかる中、2012年5月にスコットランド代表のクレイグ・レヴェイン (en) 監督から接触が図られた。ワールドカップの一員だったものの出番はなく、出場は国際親善試合のみであり、公式戦での出場がなかったためだった[49]。

タイトル

クラブ
リヴァプール

脚注

  1. “England Players - Stephen Warnock” (英語). England Football Online. http://www.englandfootballonline.com/TeamPlyrsBios/PlayersW/BioWarnockS.html
  2. "Ex-St Bedes pupil Stephen Warnock gets England World Cup call-up"
  3. "Bradford net Warnock on loan"
  4. "Sheff Wed 2-1 Bradford" BBCスポーツ
  5. "Warnock set for City loan"
  6. "Warnock gets your vote"
  7. "Sky Blues miss out on Reds ace"
  8. "Warnock: It was a horrible moment" Archived 2013年12月24日, at the Wayback Machine.
  9. "ワーノック、レッズと契約延長"
  10. "Liverpool 5–1 Fulham" BBCスポーツ
  11. "Rafa: I didn't want to lose Warnock"
  12. "Swap deal off but Warnock may yet join Blackburn"
  13. "Blackburn complete Warnock deal"
  14. "Blackburn complete Warnock switch"
  15. "Luton 0-4 Blackburn" BBCスポーツ
  16. "Chelsea 3-0 Blackburn" BBCスポーツ
  17. "Blackburn 2-1 Sheff Utd" BBSスポーツ
  18. "Blackburn 3-0 Portsmouth"
  19. "Warnock happy in midfield"
  20. "Blackburn boss Allardyce delighted with Warnock midfield option"
  21. "Blackburn 0-0 West Brom" BBCスポーツ
  22. "Villa sign Warnock from Blackburn"
  23. "Aston Villa sign Blackburn defender Stephen Warnock in £8m deal"
  24. "Stephen Warnock basks in Villa sun after escaping Liverpool's shadows"
  25. "Aston Villa 6 - 4 Blackburn (agg 7 - 4)"
  26. "McLeish pleased with attitude shown by "phenomenal" Warnock"
  27. "Warnock remains sidelined"
  28. "Bolton sign Aston Villa's Stephen Warnock on loan"
  29. "Bolton 0 - 1 Crystal Palace" BBCスポーツ
  30. "Bolton 2 - 2 Leeds" BBCスポーツ
  31. "Sam Allardyce's work just wasted after Stephen Warnock snub"
  32. "Stephen Warnock joins Leeds from Aston Villa"
  33. "Wolverhampton 2 - 2 Leeds" BBCスポーツ
  34. "Leeds 1 - 0 Millwall" BBCスポーツ
  35. "VARNEY DOUBLE SECURES UNITED SUCCESS"
  36. "Rams land Leeds United defender Stephen Warnock."
  37. “Wigan Athletic: Derby's Stephen Warnock to complete move on one-year contract”. BBC Sport. (2016年5月30日). https://www.bbc.co.uk/sport/football/36412281 2019年12月12日閲覧。
  38. “Stephen Warnock: Burton Albion sign full-back on one-year deal”. BBC Sport. (2017年6月26日). https://www.bbc.co.uk/sport/football/40406386 2019年12月12日閲覧。
  39. “Burton 2–1 Fulham”. BBC Sport. (2017年9月16日). https://www.bbc.co.uk/sport/football/41209776 2019年12月12日閲覧。
  40. “Bradford City: Ryan McGowan, Stephen Warnock and Matty Lund join”. BBC Sport. (2018年1月26日). https://www.bbc.co.uk/sport/football/42832678 2019年12月12日閲覧。
  41. “Stephen Warnock: Former England full-back to retire at end of season”. BBC Sport. (2018年4月13日). https://www.bbc.co.uk/sport/football/43759943 2019年12月12日閲覧。
  42. "Warnock joy after England call-up"
  43. "Warnock shock at England call-up"
  44. "Trinidad & Tobago 0-3 England" BBCスポーツ
  45. "Stephen Warnock hoping to add substance to England's Doha jamboree"
  46. "イングランド、ウォルコットが落選"
  47. "POTY Stephen Warnock" thefa.com
  48. "フランスがイングランドに快勝"
  49. "Scotland eye Warnock"

外部リンク

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