セッピョル-4 (航空機)
概要
2021年に発表された北朝鮮の「国防5カ年計画」において、「無人攻撃兵器と偵察観測手段(行動半径500km)」が計画されており、これが大型の無人機の開発を意味すると推測されていた[1]。
2022年10月3日、軍事アナリストの小泉悠が率いる日本のOSINTプロジェクト「DEEP DIVE」において、小泉およびTarao Gooが衛星画像を基に方峴飛行場において本機あるいはセッピョル-9の存在を発見・報告していた[1]。
2023年7月27日に実施された「武装装備展示会」[2]および朝鮮戦争での「戦勝」を記念する70周年記念パレードで初めて公式に姿を現した。パレードにおいては、実際に平壌の金日成広場上空を飛行した[1][3]。
特徴・性能

模倣の対象となったアメリカ軍のRQ-4(参考画像)
外観及び型番から、RQ-4 グローバルホークを模倣したものであると考えられており、少なくとも外観に関してはRQ-4をそのままコピーしたものとされている[1][3]。それゆえ、サイバー攻撃によって得た設計図を基にしたのではないかとの見方もある[4]。
一方で、エンジンやカメラ、センサーなどの性能面についてはRQ-4と同等水準にあるとは考えられていない[4]。
エンジン
海外からの密輸品であるか、北朝鮮製であると考えられているが、2023年7月時点で入手経路などは明らかになっていない[4]。
RQ-4はターボファンエンジン(ロールス・ロイス AE 3007)を採用しているが、2023年時点で北朝鮮はターボファンエンジンを開発できておらず、北朝鮮と取引が盛んなイランですら開発できていないと報じられている[4]。
関連項目
- 朝鮮人民軍の兵器一覧
- セッピョル-9 (航空機) - 本機と同時に公開された武装型の無人機。こちらはMQ-9 リーパーを模倣している。
脚注
出典
- JSF (2023年7月29日). “北朝鮮がアメリカ製大型無人機の形状をコピーした新型無人機を開発”. Yahoo! ニュース. 2023年9月19日閲覧。
- “武器展示会で無人機公開=「グローバルホーク」模倣か―北朝鮮”. 時事通信社 (2023年7月27日). 2023年9月19日閲覧。
- “北朝鮮の新型無人機、悪天候の中で飛行、対内外に技術力誇示”. 韓国経済新聞/中央日報日本語版 (2023年7月29日). 2023年9月19日閲覧。
- “短期間に急成長、「北朝鮮無人機のミステリー」”. 朝鮮日報日本語版 (2023年7月30日). 2023年9月19日閲覧。
外部リンク
- Up close with North Korea's most advanced military drones, which look suspiciously American! - YouTube - 韓国の聯合ニュースによる動画。パレード時に平壌市内を飛行する様子や、展示中の様子が確認できる。
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.
