タイガーミルク

タイガーミルク』(Tigermilk)は、スコットランドバンドベル・アンド・セバスチャン1996年に発表した初のスタジオ・アルバム。当時はアナログLPが1000枚限定で発売され[6]、バンドのブレイク後の1999年に初CD化された[7]

タイガーミルク
ベル・アンド・セバスチャンスタジオ・アルバム<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' />
リリース
ジャンル オルタナティヴ・ロックインディー・ポップバロック・ポップ
時間
レーベル エレクトリック・ハニー(オリジナルLP)
ジープスター・レコーディングス(1999年リマスターCD)
専門評論家によるレビュー
  • AllMusic 星4 / 5<meta itemprop='reviewBody' content='4' /><meta itemprop='bestRating' content='5' /><meta itemprop='worstRating' content='0' /> link
チャート最高順位
  • 13位(イギリス・1999年[2]
  • 15位(スウェーデン・1999年[3]
  • 20位(ノルウェー・1999年[4]
  • 68位(フランス・1999年[5]
ベル・アンド・セバスチャン アルバム 年表
タイガーミルク
(1996年)
天使のため息
(1996年)

背景

バンドの中心人物スチュアート・マードックは、仕事のないミュージシャンを救済するための福祉政策「ビートボックス」を利用して、スチュアート・デヴィッドらと共に4曲入りのデモ音源を制作し、それがデヴィッドのルームメイトであったリチャード・コルバーン(後にバンドの正式ドラマーとなる)の興味を引きつけた[8]。コルバーンは当時、Stow College(本作のオリジナルLPの発売元「エレクトリック・ハニー」を学内レーベルとして抱えていた)で音楽ビジネスを学んでおり、バンドは同大学の協力を得て、本作を5日間(ミキシングも含む)で制作した[1]

本作のジャケットには、マードックの当時のガールフレンドが、バスタブの中でトラのぬいぐるみを授乳しているかのように抱きしめる写真が使用された[8]

マードックは当時のベル・アンド・セバスチャンに大きな影響を与えたバンドとして、レフト・バンクゾンビーズ、そしてアーサー・リー率いるラヴを挙げている[9]

リイシュー

バンドのブレイク後、本作のオリジナルLPは850ポンドとも言われる高額のプレミアが付いた[8]。そして、1999年7月7日には本作のリマスターCDが日本先行で発売され[10]、同年7月12日にはイギリス盤CDも発売された[7]

リマスターCDは、1999年7月24日付の全英アルバムチャートで初登場13位となり[11]、合計5週トップ100入りした[2]。また、スウェーデンでは1999年7月15日付のアルバム・チャートで初登場60位となり、翌週には最高15位を記録して、合計6週トップ60入りした[3]

評価

Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「表面的には穏やかだが、マードックの皮肉っぽい歌詞と頑強な職人芸の力強さが際立っており、それらはベル・アンド・セバスチャンのキャリアを決定づけた」と評している[12]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「ポップと呼ぶにはビターで、ロックと呼ぶには非攻撃的な、憂鬱と切なさの中間を突いてくるサウンドは唯一無比といえよう」と評されている[13]

収録曲

全曲ともスチュアート・マードック作。

  1. 僕はこんなさ - "The State I Am In" - 4:57
  2. みんなの望むわたし - "Expectations" - 3:34
  3. She's Losing It(傷だらけの女の子) - "She's Losing It" - 2:22
  4. ベイビー、ベイビー・ガール - "You're Just a Baby" - 3:41
  5. エレクトロニック・ルネッサンス - "Electronic Renaissance" - 4:50
  6. 見てはならぬ夢 - "I Could Be Dreaming" - 5:56
  7. ルール・ザ・スクール - "We Rule the School" - 3:27
  8. 彷徨える日々の終焉 - "My Wandering Days Are Over" - 5:25
  9. それでも僕は愛さない - "I Don't Love Anyone" - 3:56
  10. Mary Jo - "Mary Jo" - 3:29

参加ミュージシャン

アディショナル・ミュージシャン

脚注

  1. Partridge, Kenneth (2016年6月6日). Belle and Sebastian's 'Tigermilk' at 20: Classic Track-by-Track Album Look Back”. Billboard. 2020年12月1日閲覧。
  2. BELLE & SEBASTIAN | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
  3. swedishcharts.com - Belle And Sebastian - Tigermilk
  4. norwegiancharts.com - Belle And Sebastian - Tigermilk
  5. lescharts.com - Belle And Sebastian - Tigermilk
  6. Erlewine, Stephen Thomas. Belle and Sebastian - Biography & History”. AllMusic. 2020年12月1日閲覧。
  7. B&S MILK BACK CATALOG”. NME (1999年4月7日). 2020年12月1日閲覧。
  8. Hogan, Marc (2020年11月1日). Belle and Sebastian: Tigermilk Album Review”. Pitchfork. 2020年12月1日閲覧。
  9. Belle And Sebastian - Album By Album”. Uncut. BandLab Technologies (2014年10月2日). 2020年12月1日閲覧。
  10. 日本初回盤CD (VJCP-68029)帯
  11. Official Albums Chart Top 100 - 18 July 1999 - 24 July 1999”. Official Charts Company. 2020年12月1日閲覧。
  12. Erlewine, Stephen Thomas. Tigermilk - Belle and Sebastian”. AllMusic. 2020年12月1日閲覧。
  13. ベル・アンド・セバスチャン/タイガーミルク”. CDJournal. 音楽出版社. 2020年12月1日閲覧。

外部リンク

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