タイパン
タイパン(学名:Oxyuranus scutellatus)は、コブラ科タイパン属に分類されるヘビ。特定動物。有毒。名称はクイーンズランド州北部に暮らすアボリジニであるウィク・ムンカン族(Wik-Mun(g)kan)の言語 の tay-pan を由来とする[1]。
| タイパン | ||||||||||||||||||||||||||||||
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Oxyuranus scutellatus | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Oxyuranus scutellatus (Peters, 1867) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| タイパン | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Taipan |
形態
最大全長3.3mとコブラ科では、キングコブラ、ブラックマンバに次いで3番目に長くなる種とされる。体形は細い。
体色は淡褐色や暗褐色で、頭部は明色だが成長に伴い暗色になる。眼は大型で、虹彩は赤い。
生態
沿岸部、森林地帯、放牧地、耕作地など幅広い環境に生息する。オーストラリア北東部のクイーンズランド州ではサトウキビ畑でよく見られ、畑に生息するネズミを餌に繁殖している。夏季以外は日中に活動し、夜間は放棄されたネズミの穴や丸太の中に潜んでいる[2]。
食性は動物食で、主に小型哺乳類を食べる。獲物に素早く噛みついた後一旦放し、毒の影響で動かなくなったところを捕食するが、このようにすることで獲物から反撃を受ける可能性を抑えている。タイパンにとってもまた、げっ歯類の鋭い歯や爪による攻撃は致命的と成り兼ねないのである[3]。
繁殖形態は卵生で、1回に3-25個の卵を産む。卵は60-70日程で孵化する。
性格は荒く、攻撃も素早い。始めは脅威から逃げ出そうとするが、追いつめられたと感じると非常に攻撃的になる。本種に噛まれた傷を見ると歯型が複数付いていることがあるが、これは複数回に亘って攻撃している証拠であり、本種の攻撃性の高さをうかがわせる[4]。
亜種
近縁種
タイパンは主に沿岸部に生息するが、オーストラリアの内陸部には、近縁種ナイリクタイパン O. microlepitodus(英名 Fierce Snake)が分布する。この種は陸生の毒蛇では最も強力な毒を持つと言われ、一噛みで成人男性を100人、マウスなら12万5千匹も殺せるという。しかし住む場所が限定されるため人との接触はごく少なく、更に沿岸部のタイパンとは対照的に性格は穏やかで臆病なため被害は殆どない。また血清も存在する[8]。
脚注
- 小学館ランダムハウス英和大辞典 第2版 編集委員会 (1994:2759).
- O'Shea, Mark. (1996). A Guide to the Snakes of Papua New Guinea. Independent Publishing Group. Port Moresby, Papua New Guinea. 251 pp. ISBN 981-00-7836-6.
- Wilson, Steve, and Gerry Swan. (2011). A Complete Guide to the Reptiles of Australia. New Holland Publishers Pty. Ltd. Australia. 558 pp. ISBN 978-1-877069-76-5.
- https://australianmuseum.net.au/coastal-taipan
- http://australianmuseum.net.au/Coastal-Taipan
- http://toxicology.ucsd.edu/Snakebite%20Protocols/Oxyura~2.htm
- Brown, JH (1973). Toxicology and Pharmacology of Venoms from Poisonous Snakes.. Springfield, Illinois: Charles C. Thomas. pp. 184. ISBN 0-398-02808-7. LCCN 73--229
- ANIMAL SPECIES:Inland Taipan "The venom of the Inland Taipan is extremely potent and is rated as the most toxic of all snake venoms in LD50 tests on mice". Australian Museum.
参考文献
- 『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、133頁。
- 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、131頁。
- 小学館ランダムハウス英和大辞典 第2版 編集委員会 編『小学館ランダムハウス英和大辞典 第2版』1994年。ISBN 4-09-510101-6
- 山田和久 『爬虫・両生類ビジュアルガイド ヘビ』、誠文堂新光社、2005年、108頁。
