タウヌス山地

タウヌス山地 (Taunus)は、ドイツヘッセン州フランクフルト・アム・マインの北に広がる山地である。最高峰は標高878mのグローセル・フェルトベルク

タウヌス山地
ホーホタウヌス郡の町とグローセル・フェルトベルク (2007年7月撮影)
所在地 ドイツの旗 ドイツ
位置 北緯50度14分0秒 東経8度27分0秒
最高峰 グローセル・フェルトベルク(878 m
延長 75 km
35 km
プロジェクト 山

タウヌス山地に所在する自治体はホーホタウヌス郡マイン=タウヌス郡ラインガウ=タウヌス郡リムブルク=ヴァイルブルク郡、そしてラインラント=プファルツ州ライン=ラーン郡がある。一帯は地温勾配が高く、またミネラルウォーターがわき出しているため、各地に温泉街がある。

フォード・モーターがかつて生産していたフォード・タウヌスの名前はこの山地に由来する。

概要

山地はライン山塊の一部を構成し、ライン川マイン川ラーン川で区切られている。ライン川対岸にはフンスリュック山地が続く。標高は最高点でも900mに届かず、山全体が森林に覆われている。

タウヌス山地はデボン紀の堆積物で形成された[1]。主要構成岩石は千枚岩緑色片岩片麻岩粘板岩砂岩[2]。山地は地形・地質から以下の三つに細分される。

歴史

ローマ帝国期、この地域はゲルマニア・スペリオルに属しリメスが築かれた。

260年頃からアレマン人が定住、エシュボルンに彼らの墓所が築かれた。500年に発生したトルビアックの戦いの結果、アレマン人は追い出されて、新たにフランク人が移住した[3]

それから数世紀、この地域は湯治場として発展した[4]。古くから温泉街として発展した町にバート・ホンブルク・フォア・デア・ヘーエがあり、ほかにも16・17世紀からバート・シュヴァルバッハバート・エムスで温泉が掘削された。19世紀になるとヴィースバーデン、バート・ホンブルク・フォア・デア・ヘーエ、バート・ナウハイムバート・ゾーデン・アム・タウヌスなどの温泉街が人気を博した[5]

森林

タウヌス山地の森林面積は約114,000haであり、その90%は公有林となっている。ブナオークが6割以上を占める広葉樹林は原生林を思わせるが、持続可能な範囲の伐採と天然更新による林業が行われている[6]

ギャラリー

脚注

出典

  1. Zur geologischen Entstehung des Taunus (ドイツ語)
  2. Geologische Highlights im Geopark Westerwald-Lahn-Taunus (ドイツ語)
  3. Egon Schallmayer et al. (eds.) Die Römer im Taunus. Frankfurt a. M. 2005, ISBN 3797309554 (ドイツ語)
  4. Great Spas of Europe”. UNESCO. 2016年3月10日閲覧。 Lists Bad Ems, Bad Homburg vor der Höhe, and Wiesbaden among the 16 in total.
  5. Heinz Biehn, Der Taunus. Hohe Wälder, weite Täler, warme Quellen. Amorbach 1972 (ドイツ語)
  6. 杉野千鶴 「タウヌス-輝ける森の日々」 p.i-p.ii 2006年12月1日 社団法人日本森林技術協会

関連項目

外部リンク

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