チェロソナタ (ドビュッシー)
クロード・ドビュッシーのチェロ・ソナタ(仏語:Sonate pour violoncelle et piano)ニ短調は、作曲者の最晩年の作品であり、「さまざまな楽器のための6つのソナタ 'Six sonates pour divers instruments '」の一部をなすものとして構想が練られた。しかしながらドビュッシーに完成することができたのは、《ヴァイオリン・ソナタ》と《フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ》、そして本作の3曲だけであった。《チェロ・ソナタ》は1915年に作曲され、簡潔で長くないことで知られており、たいていの演奏は全曲を通しても10分強しかかからない。
楽曲構成
- 「プロローグ」ラン(ゆっくりと) Prologue : Lent
- 「セレナード」モデレマン・タニメ(程よく活き活きと) Sérénade : Modérément animé
- 「終曲」アニメ、レジェ・エ・ネルヴー(活き活きと、軽やかに敏感に)~レント(緩やかに) Final : Animé, léger et nerveux - Lento
セレナードと終曲はアタッカで結合されている。ドビュッシーはソナタ形式を使わずに、18世紀前半の単主題的なソナタ、とりわけフランソワ・クープランの作例の影響のもとで楽曲を構成している。教会旋法と全音音階、五音音階、イベリア的な情緒の利用が著しく、ドビュッシーの典型的な作風を示している。短いながらもチェロの幅広い演奏技巧が駆使され、左手のピチカート、スピッカート、フラウタンド奏法、ポルタメントが認められる。しごく当然のことながら、チェロのヴィルトゥオーソのために作曲された作品となっている。
外部リンク
- チェロソナタの楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
- Performance of Cello Sonata by David Requiro (cello) and Elizabeth DeMio (piano) from the Isabella Stewart Gardner Museum in MP3 format
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