ディミトリー・ビボル

ドミトリー・ビボル(Dmitry Bivol、Дми́трий Би́вол、1990年12月18日 - )は、ロシアのプロボクサー。キルギストクマク出身。現WBA世界ライトヘビー級スーパー王者。プロモーターはワールド・ボクシングとエディー・ハーンのマッチルーム・スポーツ・USA所属。

ドミトリー・ビボル
2023年
基本情報
本名 ドミトリー・ユルイェビッチ・ビボル
Дми́трий Ю́рьевич Би́вол
階級 ライトヘビー級
身長 183cm
リーチ 183cm
国籍 ロシアの旗 ロシア
誕生日 (1990-12-18) 1990年12月18日(33歳)
出身地 キルギス・ソビエト社会主義共和国トクマク
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 22
勝ち 22
KO勝ち 11
敗け 0
引き分け 0
無効試合 0
獲得メダル
ロシアの旗 ロシア
男子 ボクシング
ワールドコンバットゲームズ
金2013 サンクトペテルブルクライトヘビー級
AIBA世界ユース選手権
銅2008 グアダラハラミドル級

来歴

2014年11月28日、モスクワのルジニキ・スタジアムでデビュー戦を行い、6回1分44秒TKO勝ちを収めた。

2015年8月27日、カリフォルニア州コスタメサのOCフェア&イベント・センターにあるザ・ハンガーでフェリペ・ロメロとWBC全米ライトヘビー級シルバー王座決定戦を行い、8回2分38秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2015年11月4日、カザンのタトネフト・アリーナでジャクソン・ジュニアとWBAインターコンチネンタルライトヘビー級王座決定戦を行い、4回1分59秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[1]。

2016年5月21日、モスクワのメガスポルトでWBA世界ライトヘビー級暫定王者のフェリックス・バレラと対戦し、12回3-0(2者が119-109、116-111)の判定勝ちを収めロシアのプロボクサーで最速となる7戦目での世界王座獲得に成功した[2][3]。

2016年10月29日、エカテリンブルクでエヴゲーニイ・マクティエンコとノンタイトル10回戦を行い、10回3-0(3者共に100-90)の判定勝ちを収めた[4]。

2017年2月23日、元PABAライトヘビー級王者でWBA世界ライトヘビー級13位のロバート・ベリッジと対戦し、4回TKO勝ちを収め初防衛に成功した[5]。

2017年4月14日、メリーランド州オクソンヒルのMGMナショナル・ハーバー内ザ・シアターにてWBA世界ライトヘビー級13位のサミュエル・クラークソンと対戦し、4回1分40秒TKO勝ちを収め2度目の防衛に成功した[6][7]。

2017年6月17日、ラスベガスのマンダレイ・ベイ・イベント・センターにてアンドレ・ウォード対セルゲイ・コバレフ第2戦の前座でセドリック・アグニューとノンタイトル10回戦を行い、4回TKO勝ちを収めた[8]。

2017年7月27日、WBAはWBA世界ライトヘビー級正規王者のネイサン・クレバリーとWBA世界ライトヘビー級暫定王者のディミトリー・ビボルに対し王座統一戦を行うよう指令を出した[9][10]。

2017年9月14日、WBAはWBA世界ライトヘビー級正規王者のバドゥ・ジャックとWBA世界ライトヘビー級暫定王者のディミトリー・ビボルに対し、同月25日にWBA本部で王座統一戦に関する入札を行うと発表した[11][12]。

2017年9月25日、同月23日に正規王者のバドゥ・ジャックが王座を返上したため同日にWBA本部で予定されていた王座統一戦に関する入札は中止となり[13][14]、同年11月4日にモンテカルロのカジノ・ド・モンテカルロ内サル・メディシンでWBA世界ライトヘビー級11位のトレント・ブロードハーストとWBA世界ライトヘビー級正規王座決定戦を行うことが決定した[15][16]。

2017年10月14日、WBAから正規王座に認定され、WBA世界ライトヘビー級正規王者となった[17]。

2017年11月4日、モンテカルロのカジノ・ド・モンテカルロ内サル・メディシンでWBA世界ライトヘビー級10位のトレント・ブロードハーストと対戦し、初回3分0秒KO勝ちを収め3度目の防衛に成功した[18][19][20]。

2018年3月3日、ニューヨークのフールー・シアターでWBA世界ライトヘビー級1位のサリバン・バレラと対戦し、12回1分41秒TKO勝ちを収め4度目の防衛に成功した[21][22][23]。

2018年8月4日、アトランティックシティのエテズス・アリーナでアイザック・チレンバと対戦し、12回3-0(120-108×2、116-112)の判定勝ちを収め5度目の防衛に成功した[24][25]。

2018年11月24日、アトランティックシティのエテズス・アリーナでジャン・パスカルと対戦し、12回3-0(119-109×2、117-111)の判定勝ちを収め6度目の防衛に成功した[26][27]。

2019年1月16日、ワールド・ボクシングと共同プロモーションでエディー・ハーンのマッチルーム・スポーツ・USAと契約した[28]。

2019年3月9日、ニューヨーク州ヴェローナのターニング・ストーン・リゾート・アンド・カジノでWBA世界ライトヘビー級8位のジョー・スミス・ジュニアと対戦し、12回3-0(119-109×2、118-110)の判定勝ちを収め7度目の防衛に成功した[29][30]。

2019年10月12日、シカゴのウィントラスト・アリーナでWBA世界ライトヘビー級15位のレニン・カスティージョと対戦し、12回3-0(120-107、119-108×2)の判定勝ちを収め8度目の防衛に成功した[31][32]。

2021年5月1日、1年7ヶ月ぶりに試合を行いイギリスのマンチェスター・アリーナでWBA世界ライトヘビー級5位クレイグ・リチャーズと対戦し、12回3-0(118–110、115–113、115–114)の判定勝ちを収め9度目の防衛に成功した[33]。

2021年12月11日、エカテリンブルグでWBA世界ライトヘビー級10位ウマル・サラモフと対戦し、12回3-0(2者が118-110、119-109)の判定勝ちを収め10度目の防衛に成功した[34]。

vs. アルバレス

2022年5月7日、ラスベガスのT-モバイル・アリーナでWBAスーパー・WBC・IBF・WBO世界スーパーミドル級統一王者サウル・アルバレスと対戦。試合前のオッズでは1.2倍対4.5倍で不利と目されていたが、豊富な手数で着実にポイントを奪い[35]、下馬評を覆し12回3-0(3者共に115-113)の判定勝ちを収め11度目の防衛に成功した[36]。ビボルはロシア国籍であるが、ロシアのウクライナ侵攻の影響により、カリフォルニア州所属として紹介され、ロシアの国旗の使用も国歌の演奏も認められなかった[37]。また、ビボルの完勝といえる試合内容でリングサイドのボクシング関係者のほとんども118-110か117-111の大差でビボルの勝利と採点したが、3人の公式ジャッジは僅差(115-113)だっため判定は物議を醸し、ビボル自身も差をつけて勝ったと思ったが、115-113の僅差の採点が読み上げられた瞬間には「負けたと思いショックを受けた」と語っている[38]。

2022年8月13日、WBAから7月11日付けで指名挑戦者ヒルベルト・ラミレスと指名試合で対戦するよう指令されていたが、ビボル陣営はジョシュア・ブアツィと対戦できるよう例外を要求。しかしWBAは2018年3月以来指名試合を行っていないビボルのこの例外要求を拒否した[39]。

2022年11月5日、アブダビ・ヤス島のエティハド・アリーナでWBA世界ライトヘビー級1位で元WBO世界スーパーミドル級王者ヒルベルト・ラミレスと対戦し、12回3-0(118-110、117-111×2)の判定勝ちを収め12度目の防衛に成功した[40]。

2023年12月23日、サウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナでWBA世界ライトヘビー級8位のIBO世界ライトヘビー級王者リンドン・アーサーと対戦し、12回3-0(120-107×3)の判定勝ちを収め、13度目の防衛に成功するとともにIBO王座獲得に成功した[41]。

vs. ベテルビエフ

2024年6月1日、前回と同じサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナでWBC・IBF・WBO世界ライトヘビー級王者のアルツール・ベテルビエフと世界ライトヘビー級4団体王座統一戦を行う予定。

戦績

  • アマチュアボクシング:283戦268勝15敗[42]
  • プロボクシング:22戦22勝(11KO)無敗
戦 日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
12014年11月28日☆6R 1:44TKOホルヘ・ロドリゲス・オリベイラウルグアイの旗 ウルグアイプロデビュー戦
22015年4月10日☆3R 1:12TKOコンスタンティン・ピテルノフロシアの旗 ロシア
32015年5月22日☆4R 1:10TKOジョーイ・ヴェガスウガンダの旗 ウガンダ
42015年8月27日☆8R 2:38TKOフェリペ・ロメロメキシコの旗 メキシコWBC全米ライトヘビー級王座決定戦
52015年11月4日☆4R 1:59TKOジャクソン・ジュニアブラジルの旗 ブラジルWBAインターコンチネンタルライトヘビー級王座決定戦
62016年2月18日☆4R 2:44KOクレイトン・コンセンシオンブラジルの旗 ブラジル
72016年5月21日☆12R判定3-0フェリックス・バレラドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国WBA暫定・世界ライトヘビー級タイトルマッチ
82016年10月29日☆10R判定3-0エヴゲーニイ・マクティエンコ ウクライナ
92017年2月23日☆4RTKOロバート・ベリッジニュージーランドの旗 ニュージーランドWBA防衛1
102017年4月14日☆4R 1:40TKOサミュエル・クラークソンアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国WBA防衛2→正規王座認定
112017年6月17日☆4RTKOセドリック・アグニューアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
122017年11月4日☆1R 3:00KOトレント・ブロードハーストオーストラリアの旗 オーストラリアWBA防衛3
132018年3月3日☆12R 1:41TKOサリバン・バレラ キューバWBA防衛4
142018年8月4日☆12R判定3-0アイザック・チレンバマラウイの旗 マラウイWBA防衛5
152018年11月24日☆12R判定3-0ジャン・パスカルカナダの旗 カナダWBA防衛6
162019年3月9日☆12R判定3-0ジョー・スミス・ジュニアアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国WBA防衛7
172019年10月12日☆12R判定3-0レニン・カスティージョドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国WBA防衛8→スーパー王座認定
182021年5月1日☆12R判定3-0クレイグ・リチャーズイギリスの旗 イギリスWBA防衛9
192021年12月11日☆12R判定3-0ウマル・サラモフロシアの旗 ロシアWBA防衛10
202022年5月7日☆12R判定3-0サウル・アルバレスメキシコの旗 メキシコWBA防衛11
212022年11月5日☆12R判定3-0ヒルベルト・ラミレスメキシコの旗 メキシコWBA防衛12
222023年12月23日☆12R判定3-0リンドン・アーサーイギリスの旗 イギリスWBA防衛13
IBO獲得
テンプレート

獲得タイトル

ペイ・パー・ビュー売上げ

開催年月日イベント販売件数テレビ局備考
2022年05/07_5月7日 サウル・アルバレス vs. ディミトリー・ビボル 0520_ 52万件[43] DAZN 60ドル[44]

脚注

  1. Afolabi shocks Chakhkiev; Durodola upsets Kudryashov; Trojanowski dethrones Cuenca Fightnews.com 2015年11月4日
  2. Lebedev destroys Ramirez in two, unifies WBA and IBF cruiserweight titles Fightnews.com 2016年5月21日
  3. レベデフが2回TKO勝ち、クルーザー級王座統一 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月22日
  4. Bivol, Islam outpoint foes, remain unbeaten Fightnews.com 2016年10月29日
  5. Bivol stops Berridge, retains WBA interim belt Fightnews.com 2017年2月23日
  6. Bivol destroys Clarkson, retains WBA interim light heavyweight title Fightnews.com 2017年4月14日
  7. Bivol kept his WBA Light Heavyweight interim championship belt WBA公式サイト 2017年4月15日
  8. Ward-Kovalev undercard results Fightnews.com 2017年6月17日
  9. WBA orders Marrero-Rojas, Cleverly-Bivol Fightnews.com 2017年7月27日
  10. WBA orders Cleverly vs. Bivol WBA公式サイト 2017年7月27日
  11. Jack-Bivol WBA purse bid ordered Fightnews.com 2017年9月14日
  12. Jack and Bivol to purse bids WBA公式サイト 2017年9月14日
  13. Jack vacates WBA light heavy belt Fightnews.com 2017年9月23日
  14. WBA Light Heavyweight Champion Title was vacated WBA公式サイト 2017年9月23日
  15. Bivol-Broadhurst set for Nov 4 Fightnews.com 2017年9月25日
  16. ジャックが王座返上、デイビスに重罪容疑 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年9月26日
  17. Bivol elevated to WBA Light Heavyweight Champion WBA公式サイト 2017年10月14日
  18. Dmitry Bivol Crushes Trent Broadhurst in One Round Boxing Scene.com 2017年11月4日
  19. 海外結果 マクドネルvsソリス再戦は無判定試合 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年11月5日
  20. Bivol Retains Title by First Round Knockout WBA公式サイト 2017年11月6日
  21. Bivol stops Barrera, retains WBA lightheavy title Fightnews.com 2018年3月3日
  22. Bivol knocked out Barrera and retained his crown WBA公式サイト 2018年3月4日
  23. ビボルがバレラを最終回TKO WBA・L・ヘビー級 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年3月4日
  24. Dmitry Bivol Retains WBA 175lb Title WBA公式サイト 2018年8月5日
  25. ビボルが難敵チレンバ下す WBA・L・ヘビー級 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年8月5日
  26. “Dmitry Bivol Boxes Past Jean Pascal To Win Decision”. Boxing Scene.com (2018年11月24日). 2019年1月5日閲覧。
  27. ビボルがパスカルに大差勝利 WBA・L・ヘビー級V5 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年11月25日
  28. “Dmitry Bivol to defend light heavyweight title vs. Joe Smith Jr.”. ESPN.com (2019年1月16日). 2019年2月19日閲覧。
  29. Dmitry Bivol Has Few Issues in Outboxing Joe Smith Over Twelve Boxing Scene.com 2019年3月9日
  30. L・ヘビー級ビボル、S・ライト級フッカーが防衛成功 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年3月10日
  31. Dmitry Bivol dominates Lenin Castillo in one-sided victory, retains light heavyweight title ESPN.com 2019年10月13日
  32. ウシク7回TKO勝ち ヘビー級&米国デビュー ビボルはWBA・L・ヘビー級V7 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年10月13日
  33. “Dmitry Bivol defeats Craig Richards by unanimous decision to retain WBA light-heavyweight title”. skysports.com. 2021年5月1日閲覧。
  34. “Dmitry Bivol Outclasses Umar Salamov En Route To UD, Retains WBA Light Heavyweight Title”. ringtv.com. 2021年12月11日閲覧。
  35. “Canelo vs. Bivol - CompuBox Punch Stats”. Boxing Scene.com (2022年5月8日). 2022年6月16日閲覧。
  36. DMITRY BIVOL SHOCKS THE WORLD TO UPSET CANELO ALVAREZ DAZN 2022年5月8日
  37. “カネロ撃破の王者ビボル「ゴロフキンとの計画を壊して申し訳ない」 今秋開催見通しのカネローゴロフキン戦は再調整か”. スポーツ報知 (2022年5月8日). 2022年6月16日閲覧。
  38. “Dmitry Bivol: I Was a Little Bit Shocked When I Heard 115-113”. Boxing Scene.com (2022年5月8日). 2022年6月16日閲覧。
  39. “Notebook: WBA to Bivol: Fight Zurdo next as it denies exception request”. Dan Rafael (2022年8月13日). 2022年8月14日閲覧。
  40. ビボルがWBA・L・ヘビー級スーパー王座堅守 ラミレス封じカネロ再戦に前進 Boxing News(ボクシングニュース) 2022年11月6日
  41. ビボルが比類なき王者に前進 フルマーク勝ちでWBA・L・ヘビー級王座防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2023年12月24日
  42. “New Faces: Dmitry Bivol” (2016年2月17日). 2022年6月23日閲覧。
  43. “Notebook: Canelo-Bivol pay-per-view numbers clock in well below expectations”. Fight Freaks Unite (2022年5月21日). 2022年6月14日閲覧。
  44. “How to watch Canelo vs Bivol: PPV price, start time, live streams, running order, full card information”. Bad Left Hook (2022年5月6日). 2022年6月14日閲覧。

関連項目

外部リンク

前暫定王者
フェリックス・バレラ
WBA世界ライトヘビー級暫定王者
2016年5月21日 - 2017年10月14日
次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
バドゥ・ジャック
WBA世界ライトヘビー級王者

2017年10月14日 - 2019年10月31日

空位
次タイトル獲得者
ジャン・パスカル
前スーパー王者
N/A
WBA世界ライトヘビー級スーパー王者
2019年10月31日 - 現在
次スーパー王者
N/A

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