トニー・ウォルターズ

アンソニー・ジョン・ウォルターズ(Anthony John Wolters, 1992年6月9日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ郡ビスタ出身の元プロ野球選手(捕手)。右投左打。

トニー・ウォルターズ
Tony Wolters
コロラド・ロッキーズ時代
(2019年6月1日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州サンディエゴ郡ビスタ
生年月日 (1992-06-09) 1992年6月9日(31歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
197 lb =約89.4 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 捕手、二塁手、三塁手
プロ入り 2010年 MLBドラフト3巡目
初出場 2016年4月5日
最終出場 2022年8月14日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

プロ入りとインディアンス傘下時代

2010年のMLBドラフト3巡目(全体87位)でクリーブランド・インディアンスから指名され、プロ入り。当時のポジションは遊撃手だった。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・インディアンスでプロデビュー。5試合に出場して打率.211、3打点、2盗塁を記録した。

2011年はA-級マホーニングバレー・スクラッパーズでプレーし、69試合に出場して打率.292、1本塁打、20打点、19盗塁を記録した。

2012年はA+級カロライナ・マドキャッツでプレーし、125試合に出場して打率.260、8本塁打、58打点、8盗塁を記録した。

2013年より捕手に転向。この年もA+級カロライナでプレーし、80試合に出場して打率.277、3本塁打、33打点、3盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロスに所属した。

2014年はAA級アクロン・ラバーダックスでプレーし、94試合に出場して打率.243、1本塁打、34打点、3盗塁を記録した。オフには2年連続でアリゾナ・フォールリーグに参加し、ピオリア・ハベリーナズに所属した。11月20日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[1]。

2015年もAA級アクロンでプレーし、65試合に出場して打率.209、2本塁打、17打点、3盗塁を記録した。

2016年2月12日にトミー・ハンターの加入に伴ってDFAとなった[2]。

ロッキーズ時代

2016年2月18日にウェイバー公示を経てコロラド・ロッキーズへ移籍した[3]。開幕はメジャーで迎え[1]、4月5日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で、捕手としての守備から途中出場し、メジャーデビューを果たした。初先発出場となった4月10日のサンディエゴ・パドレス戦で、ジェームズ・シールズから初安打を記録した。71試合に出場し、打率.259、出塁率.327を記録した。守備では盗塁阻止率.308、FRM+11.9、Def+18.2、DRS+5とデビュー1年目から好成績を残した[4]。

2017年はチームが正捕手を固定できない中、捕手陣では最多となる83試合に出場し、打率.240、出塁率.341を記録した。守備面で盗塁阻止率.389、FRM-0.2、Def+8.8、DRS-1を記録した[5]。

2018年はダイヤモンドバックスから移籍してきたクリス・アイアネッタとの併用で出場し、2年ぶりに本塁打を記録するも打率.170、出塁率.292と打撃面では結果を残せなかったが、守備面では盗塁阻止率.268、64試合と前年からは減少するも守備指標でFRM+9.6、Def+14.8、DRS+12と好成績を収めた[6]。

2019年は自己最多となる121試合に出場して打率.262、出塁率.337を記録し、守備面では盗塁阻止率.343、FRM-8.2、Def+3.5を記録するも、DRSではリーグ3位となる+8を記録した[7]。

2020年シーズンの給与として球団側は単年190万ドルを提示したが、ウォルターズは単年247万5000ドルを求めた[8]。2月10日に調停回避の為に公聴会を開き、結果は球団側に軍配が上がり、翌11日に単年190万ドルで契約に合意したことが発表された[9]。オフの12月2日にノンテンダーFAとなった[10]。

カブス時代

2021年2月11日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[11]。3月30日に自ら選んで契約を途中で放棄する「オプトアウト」を行使し[12]、翌31日にシカゴ・カブスと単年のメジャー契約を結んだ[13]。4月14日にDFAとなり、18日にマイナー契約となって代替トレーニング地へ配属された[14]。4月26日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[15]。5月19日に再びDFAとなり[16]、22日にマイナー契約で傘下のAAA級アイオワ・カブスへ配属された[17]。

ドジャース時代

2021年12月18日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、同日中に傘下のAAA級オクラホマシティ・ドジャースに配属された。

2022年8月12日にメジャー契約を結んで2試合に出場したが、15日にDFA、18日に自由契約となった。23日にマイナー契約を結び直してチームに残留したが、オフの11月10日にFAとなった[1]。

ツインズ時代

2023年1月3日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結び、7日に傘下のAAA級セントポール・セインツに配属された[1]。この年はAAA級セントポール・セインツで57試合に出場したが、メジャー昇格機会はなかった。オフの11月6日にFAとなった[1]。

2024年1月21日に自身のSNS上で現役引退を発表し、併せて古巣であるロッキーズ傘下のルーキー級ACLロッキーズでコーチ職を引き受けたことも発表した[18]。

選手としての特徴

通算盗塁阻止率が3割台を記録し、2019年シーズンにはリーグ最多捕殺を記録するなど、守備型の捕手である。

打撃は貧弱であり、MLB通算でも7本塁打しか記録していない。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2016 COL 7123020527531523813041402120531.259.327.395.723
2017 832662293055810651601203392559.240.341.284.625
2018 742161821931443522720022626336.170.292.286.577
2019 121411359429417211184201263658689.262.337.329.666
2020 4210910010234002780020601301.230.280.270.550
2021 CHC 14302433000300110500121.125.276.125.401
2022 LAD 2440000000000000030.000.000.000.000
MLB:7年 40712661103131259489734612364118127181725427.235.321.314.635

年度別守備成績

捕手守備
年
度
球
団
捕手(C)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
捕

逸
企
図
数
許
盗
塁
盗
塁
刺
阻
止
率
2016 COL 594512960.9883392712.308
2017 775284325.9977362214.389
2018 644884345.9936413011.268
2019 11277375112.9994674423.343
2020 392301312.996420173.150
MLB 35124702031424.9952420314063.310
内野守備
年
度
球
団
二塁(2B)三塁(3B)遊撃(SS)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2016 COL 708001.000-30211.667
2017 425011.00010000-----
2018 212011.00010000-----
2019 845021.000110001.000-
2020 422001.000--
MLB 25922041.000310001.00030211.667
左翼守備
年
度
球
団
左翼(LF)
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2018 COL 210001.000
MLB 210001.000
  • 2020年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号

  • 14(2016年 - 2020年)
  • 11(2021年)
  • 18(2022年)

脚注

  1. MLB公式プロフィール参照。2024年1月24日閲覧。
  2. “Cleveland Indians sign RHP Tommy Hunter to 1-year deal worth $2 million”. cleveland.com (2016年2月12日). 2016年7月16日閲覧。
  3. “Rockies claim catcher Tony Wolters from Indians”. USA TODAY (2016年2月18日). 2016年7月16日閲覧。
  4. “National League Leaderboards » 2016 » Catchers » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年2月23日閲覧。
  5. “National League Leaderboards » 2017 » Catchers » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年2月13日閲覧。
  6. “National League Leaderboards » 2018 » Catchers » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年2月13日閲覧。
  7. “Major League Leaderboards » 2019 » Catchers » Fielding Statistics | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年2月13日閲覧。
  8. “Rox reach deals with 4; Story, Wolters pending” (英語). MLB.com. 2020年2月23日閲覧。
  9. “Wolters gets club offer; injury updates” (英語). MLB.com. 2020年2月13日閲覧。
  10. “Rockies Non-Tender David Dahl, Tony Wolters” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年12月3日閲覧。
  11. “Pirates Sign Tony Wolters” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年3月31日閲覧。
  12. “Tony Wolters Opts Out Of Pirates Contract” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年3月31日閲覧。
  13. “Cubs Sign Tony Wolters” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年3月31日閲覧。
  14. Steve Adams (2021年4月18日). “Cubs Activate Austin Romine, Outright Tony Wolters” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月21日閲覧。
  15. Connor Byrne (2021年4月26日). “Cubs Place Austin Romine On 10-Day IL, Select Tony Wolters” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月21日閲覧。
  16. TC Zencka (2021年5月19日). “Cubs DFA Tony Wolters, Select P.J. Higgins” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月21日閲覧。
  17. Anthony Franco (2021年5月22日). “Cubs Outright Tony Wolters” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月23日閲覧。
  18. Steve Adams (2024年1月22日). “Collin McHugh Announces Retirement”. MLB Trade Rumors. 2024年1月24日閲覧。

関連項目

外部リンク

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