トヨタ・1600GT
1600GTは、トヨタ自動車が生産していたハードトップ型乗用車。型式名はRT55。その成り立ちからコロG(コロナGT)とも呼ばれるが、正式名称ではない。
| トヨタ・1600GT RT55型[1] | |
|---|---|
![]() フロント | |
![]() リア | |
| 概要 | |
| 製造国 |
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| 販売期間 | 1967年8月-1968年9月[1] |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 4名 |
| ボディタイプ | 2ドア ハードトップ |
| 駆動方式 | 後輪駆動 |
| パワートレイン | |
| エンジン | 9R型 1,587cc 直列4気筒DOHC[2] |
| 最高出力 | 110ps/6,200rpm[2] |
| 最大トルク | 14.0kg-m/5,000rpm[2] |
| 変速機 | 4速/5速MT[3] |
| サスペンション | |
| 前 | ダブルウィッシュボーン [3] |
| 後 | リジッド半楕円リーフ[3] |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,420mm[2] |
| 全長 | 4,215mm[2] |
| 全幅 | 1,565mm[2] |
| 全高 | 1,375mm[2] |
| 車両重量 | 1,035kg[2] |
| その他 | |
| 生産台数 | 2222台[2] |
| 新車時価格 |
GT5:100万円[3] GT4:96万円[3] |
| 系譜 | |
| 先代 | なし |
| 後継 | トヨペット・コロナマークII「1900GSS」 |
概要
1967年8月発売開始。本車種は同年5月に登場したトヨタ2000GTの弟分という位置付けだった。ボディは、3代目コロナ2ドアハードトップ(コロナ1600S、後期型ボディ)の物を補強した他、サスペンションやブレーキも強化されている。
フロントフェンダーにエアアウトレットを追加し、フェンダーアーチをコロナのものより少し大きめに取っている。フロントグリルとリアクォーターピラーにはトヨタ2000GTに似た逆三角形の七宝焼きエンブレムが付けられ、スタイル上のアクセントとなっていた。塗色もコロナには見られなかった鮮やかな黄色をイメージカラーとしていた。標準で発売されたのは他に白、赤、銀など。
搭載されるエンジンは、コロナ1600S用のOHVツインキャブ『4R』型のシリンダーブロックにヤマハ発動機がアルミニウム合金製DOHC(1気筒当たり2バルブ)ヘッドを換装した『9R』型(JISグロス値最高出力110馬力)。これに4速MT車の『GT4』(96万円)と5速の『GT5』(100万円)とが併売された。尚、フロントシートと『GT5』のミッションはトヨタ2000GTの物を流用し、ステアリングホイールは同一デザインだがこちらはプラスチック製となっている。
発売から延べ1年、2222台をもって生産・販売が終了した。系列的な後継車種はコロナマークIIの高性能仕様である『1900GSS』となる。
前史
国内レースでは、本車種のプロトタイプモデルとして3代目コロナの前期型のハードトップボディを元に作られたものがトヨタ・RTXの名で1966年3月の第4回クラブマンレース(日本グランプリの前座試合)に初参戦しており、それぞれ初勝利を飾っている。このRTXは、1967年7月の鈴鹿12時間耐久レースにも2台が出場し、またも1位、2位を独占した[2]。優れた空力特性とバランスの良い操縦性、軽量、150馬力以上の高出力、タフネスさを利用して、正式な発売後も同じクラスのベレットGTやブルーバードSSSのみならず、フェアレディ2000など大排気量車にも勝利を重ねることも多く、1968年の'68日本グランプリでは、当時の王者であったスカイライン・2000GT-Bを打ち破るなどし、約3年間ツーリングカーレースを席捲した。
翌1969年に開催されたJAFグランプリでは、初参戦のスカイライン・2000GT-Rと直接対決となる。不利が予想される中、予選では1位から3位までをGT-R勢に独占されるも、1速をスタート専用に設定していたトヨタ勢 (カローラなども含む) は本戦のスタートで日産勢の前に出ることができた。しかしGT-R勢が中盤から作戦変更したことより形勢が逆転、今度は2位、3位を奪われ防戦一方の展開となる。しかし、ここで1位を走るドライバーの高橋晴邦が意地を見せ、辛くもリードしたまま振り切って1着でゴールした。しかし高橋は速度で勝るGT-Rを直線でブロックしたため、これにコース監察の競技役員が走路妨害の疑いを報告し、競技委員会もこれを確認したため、高橋は罰則で1周減算され3位 (クラス1位) となった[4]。そして1600GTのワークスとしての出場はこのレースをもって終了した。
出典
- デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第5号23ページより。
- “トヨタ1600GT(昭和42/1967年8月発売・RT55型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト039】”. Webモーターマガジン (2024年2月29日). 2024年4月15日閲覧。
- デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第5号24ページより。
- 青地康雄 (ファクトリーチーム監督)『初代スカイラインGTR戦闘力向上の軌跡』グランプリ出版、千代田区、2014年11月29日、50-54頁。ISBN 978-4-87687-336-4。
関連項目
- トヨタ自動車
- トヨタ・2000GT-兄貴分
- トヨタ・コロナ-ベース車
- トヨタ・マークII-後継車
- 豊田章男-若い頃に所有していた
外部リンク
- トヨタ 1600GT - トヨタ自動車公式企業サイト内のページ。
- トヨタ 1600GT - GAZOO内のページ。

