トリプル・クァルテット
トリプル・クァルテット(Triple Quartet)は、スティーヴ・ライヒが作曲した弦楽四重奏とテープのための作品。

トリプル・クァルテットの演奏。2007年、ニューイングランド音楽院
| 音楽・音声外部リンク | |
|---|---|
| 全曲を試聴する | |
|
|
概要
クロノス・クァルテットの委嘱で作曲され、1999年5月22日にワシントンD.C.のジョン・F・ケネディ・センターで初演された。クロノス・クァルテットを想定したライヒの作品は1988年の「ディファレント・トレインズ」に続き2作目となった。
題名の通り三群の弦楽四重奏のために書かれた作品であり、演奏会ではあらかじめ用意した二群の録音と同時に四重奏団がライヴで演奏することが想定されている。ただし、三つの四重奏団がライヴで演奏することや、さらに各パートを重複させて数十名の弦楽合奏で演奏することも許容されている[1]。
「ディファレント・トレインズ」を書く以前から、ライヒはクロノス・クァルテットのための複四重奏曲の構想を持っていた。録音を用いた複四重奏曲のアイディアは「ディファレント・トレインズ」でも使われていたが、そちらでは言葉(人声を編集したテープ)が主役であったのに対し、「トリプル・クァルテット」は完全に音楽的な(completely musical)作品として書かれている[1]。作曲にあたってはバルトーク・ベーラの弦楽四重奏曲第4番やマイケル・ゴードンの作品を意識したとライヒは明かしており、また作曲中に初めて耳にしたアルフレート・シュニトケの弦楽四重奏曲にも、「ほとんどの部分に共感できなかった」としつつも、刺激を受けたことを認めている[2]。
注釈
- Kim 2000, pp. 15–16.
- Kim 2000, pp. 14–15.
- Reich 2005.
- Kim 2000, pp. 15.
出典
- Rebecca Y. Kim (2000年). “From New York to Vermont: Conversation with Steve Reich” (pdf). stevereich.com. 2017年5月4日閲覧。
- Reich, Steve (2005). Reich: Different Trains (PDF) (CD). The Smith Quartet.
外部リンク
- Reich, Steve: Triple Quartet (1998) - catalogue from boosey.com
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.