ニューヨーク郡裁判所

ニューヨーク郡裁判所 (New York County Courthouse) は、ニューヨーク市ロウワー・マンハッタンのフォーリー・スクエアに面するニューヨーク州高位裁判所 (en) のニューヨーク州第一裁判所管轄地区(マンハッタンエリア)の民事訴訟と控訴部門の建物である。また、郡裁判事務官 (en) のオフィスでもある。

2006年撮影のニューヨーク郡裁判所
1955-1956

建築

花崗岩の表面を持つ六角形の古典ローマ様式の建物で、ボストンのen:Guy Lowellによって設計され1927年に開業した。60 センター・ストリートに所在する。建物の正面の広い階段はフォーリー・スクエアから重厚なコリント式柱列まで連なっており、列柱の上部は花崗岩に13体の彫像の浅浮き彫りを施した長さ43mの精巧な三角形のペディメントが備わっている[1]。このペディメントとアクロテリオン (en) はen:Frederick Warren Allenによるもので、三つの塑像:法 (Law) 、真実 (Truth) そして公正 (Equity) が彫り込まれている。フリーズには碑文として"真の司法権は良識ある政府の何よりも固い柱である" (The True Administration of Justice is the Firmest Pillar of Good Government) という1789年のジョージ・ワシントンによる言葉が刻まれている。その重みと大きさはこのビルに寺院のような外観を与えている。

この建物に移転してくる以前のニューヨーク郡の裁判所は、チェンバーズ・ストリートにあるツィード郡裁判所 (en) として一般に知られる建物に所在していた[2][3][4]。

ロタンダには何度も複製され最近も復元された壁画古くからの法 (Law Through the Ages) が描かれている[5]。en:Attilio Pusterlaは1930年代に連邦美術計画のスポンサーの下、ロタンダに数々の絵を描いた[4]。その壁画は六つの区画に分けられており、それぞれの区画には、法の歴史に重要な歴史文化を描いた一対の図が配置されている。すなわち、アッシリアとエジプト、ヘブライとペルシャ、ギリシアとローマ、ビザンチンとフランク、そしてイングランドと初期植民地に加え、最後の区画にはジョージ・ワシントンとエイブラハム・リンカーンが描かれている。座像の上には、六人の立法者の肖像がある。すなわち、ハンムラビ、モーセ、ソロン、ユスティニアヌス1世、ウィリアム・ブラックストンそしてジョン・マーシャルである[6]。

この裁判所は1966年にニューヨーク市歴史建造物に指定された。

位置

この建物は、すぐ南側にあり同じくフォーリー・スクエアの東に面する、キャス・ギルバートにより1936年に設計された、コリント式柱列を持つサーグッド・マーシャル合衆国裁判所 (en) の兄のような存在である。これらの建物はともにフェデラル・プラザ (en) にスクエアを挟んで面している。このスクエアにはよりモダンな建物の連邦国際貿易裁判所 (en) も所在し、近くにはニューヨーク市刑事裁判所 (en) 、ニューヨーク市民事裁判所 (en) そして遺言検認裁判所 (en) がある。

脚注

  1. http://fwallen.com/new-york-supreme-courhouse-pedimen/
  2. Paul Goldberger, The City Observed: New York: A Guide to the Architecture of Manhattan. New York: Vintage Books, 1979, p. 34. ISBN 0-394-72916-1
  3. New York State Supreme Court, New York County - Civil Branch , A Brief History of the Court. Accessed April 12, 2011
  4. DCAS Managed Public Buildings, New York State Supreme Courthouse. Accessed April 12, 2011
  5. New York State Supreme Court, New York County - Civil Branch, Court Tours. Accessed April 12, 2011
  6. Landmarks Preservation Commission, March 24, 1981. Accessed September 2, 2011.

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.