ハヴ・ギター、ウィル・トラヴェル (ジョー・ペリーのアルバム)

『ハヴ・ギター、ウィル・トラヴェル』(Have Guitar, Will Travel)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、ジョー・ペリーが2009年に発表したスタジオ・アルバム。ペリーのソロ・プロジェクトとしては通算5作目のアルバムに当たる。

『ハヴ・ギター、ウィル・トラヴェル』
ジョー・ペリー の スタジオ・アルバム<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' />
リリース
録音 2009年 ボーンヤード・スタジオ
ジャンル ハードロック、ブルースロック
時間
レーベル ローマン・レコード
プロデュース ジョー・ペリー
専門評論家によるレビュー
  • AllMusic 星3.5 / 5<meta itemprop='reviewBody' content='3.5' /><meta itemprop='bestRating' content='5' /><meta itemprop='worstRating' content='0' /> link
チャート最高順位
  • 190位(日本[2])
ジョー・ペリー アルバム 年表
ジョー・ペリー
(2005年)
ハヴ・ギター、ウィル・トラヴェル
(2009年)
Joe Perry's Merry Christmas
(2014年)

背景

2009年初頭、エアロスミス名義の新作のプリ・プロダクションが中止となったことがきっかけで、ペリーは新作ソロ・アルバムの制作に至った[3]。なお、ペリーは当初、エアロスミスのアルバムが完成したらジミー・ペイジ、スラッシュ、スコット・ウェイランド、リル・ウェイン、スヌープ・ドッグ等を迎えたオールスター・アルバムを制作しようとしていたが、最終的には実現しなかった[3]。

収録曲のうち4曲に参加したドイツ人ボーカリストのハーゲン・グローフは、当時は無名の新人で、ペリーの妻ビリーがYouTubeでグローフを発見し、それがきっかけとなって渡米した[4]。ペリー自身は、グローフとボーカル・パートを分け合った理由に関して「俺はいわば遅咲きのシンガーで、ここに来てやっと、自分がどんな曲で歌うのがベストなのかわかってきたから、よりスタンダードなロックンロール・ナンバーを歌ってくれる別のリード・シンガーを起用したのさ。俺は、よりブルージーでダークな曲を担当した」と語っている[5]。本作に参加したデヴィッド・ハルは、1980年代にもジョー・ペリー・プロジェクトのベーシストを務めており、また、ドラマーのベン・ティレストンは、ペリーの息子2人の所属バンド「TAB the Band」のメンバーとしても知られる[1]。

収録曲「ドゥ・ユー・ワンダー」は、妻ビリーが作詞した[4]。「ウドゥン・シップス」はレス・ポールに捧げられたインストゥルメンタルである[6]。

レコーディングはペリーの自宅スタジオ「ボーンヤード・スタジオ」で行われ、47日間で終了した[1]。日本盤CDには、ビートルズのカヴァー「レヴォリューション」と、エアロスミスの曲のリメイク「ドリーム・オン」がボーナス・トラックとして追加された[1]。

反響・評価

母国アメリカでは、Billboard 200入りを逃す結果となった[7]。日本では2010年1月4日付のオリコンチャートで190位となるが、翌週にはチャート圏外に落ちた[2]。

Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「短い制作期間を反映して、ルースで気楽なロックに満ちており、過度に行儀良く洗練された2005年のアルバム『ジョー・ペリー』とは対照的である」と評している[8]。

収録曲

特記なき楽曲はジョー・ペリー作。7.はインストゥルメンタル。

  1. ウィーヴ・ガット・ア・ロング・ウェイ・トゥ・ゴー - "We've Got a Long Way to Go" - 4:34
  2. スリングショット - "Slingshot" - 4:20
  3. ドゥ・ユー・ワンダー - "Do You Wonder" - 5:14
  4. サムバディズ・ゴナ・ゲット(ゼア・ヘッド・キックト・イン・トゥナイト) - "Somebody's Gonna Get (Their Head Kicked in Tonite)" - 4:10
    • 作詞・作曲:ジェレミー・スペンサー
  5. ヘヴン・アンド・ヘル - "Heaven and Hell" - 7:18
  6. ノー・サプライズ - "No Surprise" - 4:53
  7. ウドゥン・シップス - "Wooden Ships" - 4:56
  8. オー・ロード(21グラムス) - "Oh Lord (21 Grams)" - 3:27
  9. スケアー・ザ・キャット - "Scare the Cat" - 4:46
  10. フリーダム - "Freedom" - 3:53

日本盤ボーナス・トラック

  1. レヴォリューション - "Revolution" - 4:05
  2. ドリーム・オン - "Dream On" - 5:22

参加ミュージシャン

  • ジョー・ペリー - ボーカル、ギター、シンセサイザー、パーカッション・プログラミング、サウンド・エフェクト
  • ハーゲン・グローフ - ボーカル
  • ウィリー・アレクサンダー - ピアノ
  • ポール・サント - ハモンドオルガン、パイプオルガン、パーカッション
  • デヴィッド・ハル - ベース
  • ベン・ティレストン - ドラムス、パーカッション、グロッケンシュピール
  • マーティ・リチャーズ - ドラムス
  • スコット・ミーダー - ドラムス
  • グレン・マッカーシー - サウンド・エフェクト
  • ブライアン・グリーンウッド、ヴィヴィアン・ドーティ、ケリー・マクレナン、シャーロット・チポレッティ、ケリー・マッケルダフ、マイク・バーナード、フィル・デラノーチェ、ダン・クリード、パット・ダウアー、ローレン・マック、ローマン・ペリー、ハーゲン・グローフ - クワイア(on #8)

脚注

  1. “Joe Perry: Japanese Edition of 'Have Guitar, Will Travel' To Include Bonus Tracks”. Blabbermouth.net (2009年11月17日). 2020年7月15日閲覧。
  2. “ハヴ・ギター、ウィル・トラヴェル”. オリコン. 2020年7月15日閲覧。
  3. Makowski, Peter (2010年2月3日). “Aerosmith: "We've been putting up with Steven's bullshit for 40 years…"”. loudersound.com. Future Publishing. 2020年7月15日閲覧。
  4. Goodman, Dean (2009年10月8日). “Aerosmith guitarist Goes solo as band founders”. Reuters. 2020年7月15日閲覧。
  5. Newton, Steve (2010年1月20日). “Joe Perry Project lets the music do the talking”. Straight. 2020年7月15日閲覧。
  6. CD英文ブックレット内歌詞カード
  7. “Joe Perry Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2020年7月15日閲覧。
  8. Erlewine, Stephen Thomas. “Have Guitar, Will Travel - Joe Perry”. AllMusic. 2020年7月15日閲覧。
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