ピアノ協奏曲第1番 (スタンフォード)

ピアノ協奏曲第1番ト長調 作品59は、チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォードが1894年10月18日に完成させた[1] ピアノ協奏曲。演奏時間は約38分


作曲の経緯、初演

イギリスのピアニストであるレオナード・ボーウィック[注 1]のために書かれた[1]。スタンフォード自身、19世紀の流行と対比して「明るく蝶のような」曲と評した同曲であったが、ついに出版されることはなかった[1]。

初演は1895年3月27日にハンス・リヒターの指揮、ボーウィックの独奏で行われたが、プログラムがチャイコフスキーの悲愴交響曲とリヒャルト・ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の「前奏曲とイゾルデの愛の死」の後だったため(さらに「タンホイザー」から「エリーザベトの挨拶」まであった)、スタンフォード曰く「七面鳥とコーンビーフをたっぷり平らげた後に出されたヴォローヴァン[注 2]みたいなものだった。」という[1]。曲は同年12月30日にベルリンで、また1897年にも再演されている[1]。

楽曲構成

  • 第1楽章 アレグロ・コモド
  • 第2楽章 アダージョ・モルト
  • 第3楽章 アレグロ・エ・ジョコーソ

脚注

注釈

  1. 訳注: クララ・シューマンの下でピアノを学び、シューマンやブラームスの曲を得意とした。クララは彼を「自分の生徒の中でもおそらく最も優秀な人物」と評している。(Leonard Borwick)
  2. 訳注:フランス語で「風で飛ぶような」の意の名を持つ軽い焼き菓子。(Vol-au-vent)

出典

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