ファウングプイ

ファウングプイ(Pron: /ˌpʰɔ:ŋˈpʊɪ/)はインドミゾラム州の山である。ルシャイ山地の最高峰であり、ブルー・マウンテン(青い山の意)というニックネームでも知られる[2]。標高は2,157メートル。ミャンマー国境から程近いミゾラム南東のローングレイ地区に位置する。

ファウングプイ
山のふもと、ファルパクの草原。
標高 2157 m
所在地 チントゥイプイ(Chhimtuipui)地区、ミャンマー国境近く。
位置 北緯22度37分53.4秒 東経93度02分19.68秒[1]
山系 ルシャイ山地
ファウングプイの位置(インド内)
ファウングプイ
ファウングプイ
プロジェクト 山

地理

ファウングプイはルシャイ山地の最高峰である。西側は半円形に切り立ったになっていてスラズアング・カム(Thlazuang Khàm)と呼ばれており、シロイワヤギの生息地になっている。また、この崖には神々が宿っていると信じられている[3]。山頂にはおよそ2キロメートル四方にわたって開けた場所が存在する。

名前の由来

ファウングプイにはこの地域の独自の神々が宿っていると考えられており、民間信仰の中心地、民話の舞台としてこの山は厚く信仰されている。ライ語では「フォン」(phong)は「草原」、「草地」を表す。接尾辞の「プイ」(-pui)は「偉大な」という意味を持つ。その名の通りこの山は大部分が様々な植物からなる草地に覆われている。

地元の信仰ではこの山は神々(あるいは精霊)の住処となっている。なかでも神々の王「サンガウ」(Sangau)にまつわる民話が代表的であり、サンガウはふもとの町の名前にもなっている。民話に語られるところでは、サンガウには息子がおり、息子はチェリアン(Cherian、別の神の一族)の姫と結婚することになった。結婚式では贈り物が交換された。サンガウからは2匹のフーロックテナガザルが送られ、チェリアンからは1本のマツの木が送られた。以来この山の登山口の地名はファルパク(Farpak、「松だけ」の意)になった[4]

環境保護

1992年にはファウングプイはファウングプイ国立公園として自然保護地域に指定されている。ミゾラム州の国立公園はファウングプイ国立公園を含めて2つしかない[5]ミゾラム州政府は自然保護の観点からこの山への訪問を11月から4月までに限っている[6]

動植物

この地域は生い茂る竹林タケ亜科)と、その他魅力的な植物群に囲まれている。チョウの仲間も多くみられ、いくつかの希少な種がこの地域から発見されている。西側の崖のふもとのファルパク地域には広大な草原が広がり、そこではハヤブサミヤマジュケイタイヨウチョウ科ハイイロウタイチメドリキンノドゴシキドリ[7]ビルマカラヤマドリサイチョウ科セグロアマツバメウンナンコジュケイカザノワシといった鳥類をみることができる[8]。1997年にはウンピョウも目撃されている[9]。一方で国立公園内から野生のが持ち去られるという事件も何件か発生している[10]

関連項目

  • インドの山の一覧
  • ファウングプイ国立公園

画像

参考文献

  1. Phunpi Klang (Approved - N) - GEOnet Names Server, アメリカ国家地球空間情報局
  2. Phawngpui”. MizoTourism. 2013年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。unknown閲覧。
  3. Bhatt SC,Bhragava GK (eds) (2006). Land and People of Indian States and Union Territories: Mizoram (Volume 19). Delhi: Kalpaz Publications. p. 153. ISBN 9788178353753. https://books.google.com/books?id=EJEZRa_4R8wC&pg=PA153
  4. Property Direction (2013年4月18日). Phawngpui Blue Mountain National Park, Mizoram, in Bairro Santo Angelo at Nimruz”. Property and Real Estate in Bairro Santo Angelo. 2013年6月26日閲覧。
  5. World Wildlife Adventures. Phawngpui Blue Mountain National Park, Mizoram”. world-wildlife-adventures.com. 2013年6月26日閲覧。
  6. Editor (2013年5月15日). Thla 6 chhungin Rs. 10,190/- hmu [Rs. 10,190/- collected in 6 months] (Mizo). Zothlifim. 2013年6月26日閲覧。
  7. Shivaram, Shivaram. Phawngpui (Blue Mountain) National Park”. The Jungle Book. 2012年8月21日閲覧。
  8. CHOUDHURY, ANWARUDDIN (2006). “Notable bird records from Mizoram in north-east India”. Oriental Bird Club. https://docs.google.com/viewer?a=v&q=cache:emeaFilE_UYJ:www.orientalbirdclub.org/publications/forktail/22pdfs/Choudhury-Mizoram.pdf+&hl=en&gl=in&pid=bl&srcid=ADGEEShfeb9QMiAg6-i8kA02mbMq18rGElrwk7-rpQLPaLQzlVYkeHJmdF_W7yQxcJxOtX45Qrn_u4XKs71WsbqqwthkuFCD57xl7ZOmyCK89NX-eX_cX07J-c0gwUQQEdBTTj3rl6-n&sig=AHIEtbSjem-Q9D6x8cASEbo1QP7mmqA7qw 2012年8月21日閲覧。.
  9. Ghose D (2002). “First sighting of the clouded leopard Neofelis nebulosa from the Blue Mountain National Park, Mizoram, India”. Current Science 83 (1): 20–21. http://www.currentscience.ac.in/Downloads/article_id_083_01_0020_0021_0.pdf.
  10. “Naubân rutute an man”. Vanglaini. http://vanglaini.org/index.php?option=com_content&view=article&id=11757:nauban-rutute-an-man&catid=99:tualchhung&Itemid=2 2012年8月21日閲覧。

外部リンク

  1. Mizoram Tourism
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