フェリーむろと (3代)
フェリーむろとは、室戸汽船が運航していたフェリー。本項目では1987年に就航した3代目を取り扱う。
| フェリーむろと | |
|---|---|
![]() 航路休止後、韓国で就航中の元フェリーむろと(釜山港 2015年) | |
| 基本情報 | |
| 船種 | フェリー |
| 船籍 |
|
| 所有者 |
船舶整備公団 室戸汽船 高知シーライン |
| 運用者 |
室戸汽船 高知シーライン |
| 建造所 | 来島どっく大西工場 |
| 信号符字 | JL5403(フェリーむろと) |
| IMO番号 | 8705319 |
| 経歴 | |
| 起工 | 1986年 |
| 進水 | 1987年4月9日 |
| 竣工 | 1987年 |
| 就航 | 1987年7月13日 |
| 運航終了 | 2001年12月 |
| 要目 (フェリーむろと) | |
| 総トン数 | 6,472トン |
| 全長 | 132.92m |
| 全幅 | 23.00m |
| 深さ | 12.50m |
| デッキ数 | 5層 |
| 機関方式 | ディーゼル |
| 主機関 | 7PC40L型 単動4サイクル7シリンダ・ディーゼル |
| 推進器 |
可変ピッチプロペラ2軸 バウスラスタ1基 スタンスラスタ1基 |
| 出力 | 11,150PS×2基 |
| 航海速力 | 21.01ノット |
| 旅客定員 | 867名(臨時定員1,217名) |
| 乗組員 | 33名 |
| 車両搭載数 | トラック88台、乗用車53台 |
概要
先代のフェリーむろとの代船として、来島どっく大西工場で建造され、1987年に就航した。 1992年のドック入りの際に、船体に赤い鯨のイラストが描かれ、以後トレードマークとなり、「赤い鯨の船」として宣伝された。 1997年、明石海峡大橋の架橋により室戸汽船が航路休止を決定したため、第3セクターの高知シーラインに運航が引き継がれたが、利用者数の低迷、1999年の乗揚事故による赤字などにより、2001年12月に航路休止となった。
その後、海外売船され、韓国で就航している。
船内
船室
- 一等特別室
- 洋室 - 2名×4室
- 和室 - 2名×2室
- 一等室
- 洋室 - 6名×20室
- 和室 - 5名×4室
- 2等寝台室 - 8名×16室、12名×4室
- 2等室 - 455名
- ドライバールーム
設備
- パブリックスペース「おらんく広場」[1]
- 案内所
- レストラン
- スナック
- カフェテリア
- 大浴場
事故・インシデント
くいーんふらわあ2との衝突
1991年8月8日、22時10分ごろ、甲浦港から東神戸フェリーターミナルへ向かっていた本船が、大阪港から神戸港中突堤へ向かっていた関西汽船のくいーんふらわあ2と、六甲アイランドの南東、神戸港第7防波堤東灯台の南方2.33海里の海上で衝突した。衝突により、むろとは右舷後部外板に破口と凹傷を生じ、付近のブルワークが破損した。くい-んふらわあ2は、左舷船首外板に亀裂と凹傷を生じ、付近のブルワークとハンドレールが破損、船首楼甲板が変形した。また、両船の乗客7名が負傷した。事故原因は、むろとがくいーんふらわあ2を回避しなかったこと、くいーんふらわあ2が警告を行わず衝突回避に協力しなかったこととされた。関西汽船では同時期、1990年4月にこばると丸が来島海峡で、1991年7月に六甲丸が神戸港で他船と衝突するなど、事故が相次いでいた[2]。
脚注
- 長距離フェリーガイド フェリーむろと - ぐるりニッポン船旅ガイド'96(成美堂出版)
- 神戸地方海難審判庁 (11 March 1992). 平成3年神審第83号 旅客船くいーんふらわあ2旅客船フェリーむろと衝突事件 (PDF) (Report). 海難審判・船舶事故調査協会. 2016年2月16日閲覧。
- 神戸地方海難審判庁 (18 April 2001). 平成11年神審第122号 旅客船フェリーむろと桟橋衝突事件 (PDF) (Report). 海難審判・船舶事故調査協会. 2016年2月16日閲覧。
- 神戸地方海難審判庁 (16 March 2001). 平成12年神審第18号 旅客船フェリーむろと乗揚事件 (PDF) (Report). 海難審判・船舶事故調査協会. 2016年2月15日閲覧。
外部リンク
- MarineTraffic.com - SEOKYUNG PARADISE - 自動船舶識別装置(AIS)による現在位置表示
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