ブライアン・ユズナ

ブライアン・ユズナBrian Yuzna 1949年8月30日 - )は、アメリカ合衆国映画プロデューサー映画監督脚本家SF映画ホラー映画のジャンルの作品で知られている。『ZOMBIO/死霊のしたたり』(1985)、『フロム・ビヨンド』(1986)など、スチュアート・ゴードン監督作品のプロデューサーとしてキャリアをスタートさせ、風刺的なボディ・ホラー映画『ソサエティー』(1989)で監督デビューを果たした。

ブライアン・ユズナ
Brian Yuzna
Brian Yuzna
2022年撮影
生年月日 (1949-08-30) 1949年8月30日(74歳)
出生地 フィリピンの旗 フィリピン マニラ
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 映画監督映画プロデューサー脚本家
ジャンル ホラー映画
活動期間 1985年 -
配偶者 キャシー・チェリー・ユズナ

また、コメディ映画『ミクロキッズ』(1989年)では共同脚本を担当した。ユズナはアメリカ人映画監督として初めて漫画強殖装甲ガイバー』を実写化した人物である。H・P・ラヴクラフトの作品の映画化も手がけ、スチュアート・ゴードン、クリストフ・ガンズルイス・デ・ラ・マドリッドなど多くの新人監督の企画を支援してきた。

生い立ち

ユズナはアメリカ人の両親のもと、フィリピンマニラで生まれた。[1][2]ニカラグアプエルトリコパナマで育ち、1960年代にアメリカに移住してアトランタに定住した[1]。 ユズナはカトリック教会で育った[1]1970年代を通じて、ユズナはノースカロライナ州インテンショナル・コミュニティに住み、大工やレストランの雑用をしていた[1]

キャリア

ユズナはプロデューサーとしてキャリアをスタートさせ、友人のスチュアート・ゴードン監督のためにホラー映画『ZOMBIO/死霊のしたたり』(1985)、『フロム・ビヨンド』(1986)、『ドールズ』(1987)を共同プロデュースした[3]。また、『フロム・ビヨンド』は共同執筆もしている[4]。同年、ユズナはゴードンとともにコメディ『ミクロキッズ』を共同執筆している。 1989年風刺的な映画で監督デビューを果たす。ビバリーヒルズの裕福なコミュニティで、自分より下の社会階層を食い物にするミュータントに焦点を当てたボディ・ホラー映画『ソサエティー』(1989)で監督デビュー[5]

その後、ユズナは『死霊のしたたり2』(1990)、『新 死霊のしたたり[注釈 1]』(1990)、『バタリアン リターンズ』(1993)とホラー映画の続編を次々と発表し[6]1996年にはロサンゼルスの歯科医の殺人鬼が被害者を拷問するホラー『デンティスト』を監督している。ユズナはその続編である『キラー・デンティスト』(1998年)も監督している[7]

ヨーロッパで多くのファンを集めたユズナは、2000年代初頭、フリオ・フェルナンデスとともに、バルセロナの映画会社フィルマックス傘下のレーベル「ファンタスティック・ファクトリー」を立ち上げる。彼の目標は、「世界中のジャンルのタレントを使い、国際市場向けに(英語で撮影された)低予算のジャンル(ホラー、SF、ファンタジー)映画を製作し、地元のタレントを育てること」である。[8].

ドイツとオランダの架空のワールドカップ2006決勝でドイツが敗れ、ゾンビの侵略で復讐を図るというリチャード・ラーフォースト監督のゾンビ映画『Worst Case Scenario』のプロデューサーとして活動していたが、2009年5月にプロジェクトが頓挫したと発表された。[9] この映画は最終的に『武器人間』となり、2013年に公開された。4年後、彼は監督の座に戻り、マイケル・パレとフランシス・マギーが主演する『シー・トレマーズ』(2010)を撮影した。[10][11]

2014年、ユズナはバルセロナのカタルーニャ映画アカデミーの名誉会員に選ばれた。[12] その後、同年ハリウッドで、映画館「シネファミリー」はユズナを主賓として『ミクロキッズ』上映25周年記念イベントを開催した。[13]

2015年には30年間の作品を集めた回顧展「Brian Yuzna, A Retrospective」がソーホーハウスのシアターで行われ、上映された。ウエストハリウッドで、ダイアナ・ラドがキュレーション、息子のローガン・ユズナがプロデュースした。[14][15]

私生活

『ZOMBIO/死霊のしたたり』(1985)等にも出演した女優のキャシー・チェリー・ユズナと結婚し、コナン・ユズナ、ゾーイ・ユズナ、ノア・ユズナ、ローガン・ユズナの4人の子供がいる。ユズナは妻や子供たちを自らの関わる映画にエキストラ出演させている。また、以前の交際相手との間に娘が1人いる。

フィルモグラフィー

プロデューサー

監督

  • ソサエティー Society (1989)
  • 死霊のしたたり2 Bride of Re-Animator (1990)
  • 新 死霊のしたたり Silent Night, Deadly Night 4: Initiation (1990)
  • バタリアン リターンズ Return of the Living Dead 3 (1993)
  • ネクロノミカン Necronomicon (「ウィスパーズ」と「ザ・ライブラリー」のパートを担当) (1993)
  • ターザンの大冒険 Tarzan: The Epic Adventures (エピソード "帰ってきたターザン" Tarzan's Return) (1996)
  • デンティスト The Dentist (1996)
  • スピーシーズ・リターン/種の終焉 Progeny (1998)
  • キラー・デンティスト The Dentist 2 (1998)
  • ファウスト (2000年の映画) Faust: Love of the Damned (2000)
  • RE-ANIMATOR 死霊のしたたり3 Beyond Re-Animator (2003)
  • ターミネーター2018 Rottweiler (2004)
  • デビルズ・レジェンド Beneath Still Waters (2005)
  • シー・トレマーズ Amphibious (2010)
  • 60 Seconds of Solitude in Year Zero (2011)

脚本

  • フロム・ビヨンド From Beyond (1986)
  • ミクロキッズ Honey, I Shrunk the Kids (1989)
  • 死霊のしたたり2 Bride of Re-Animator (1990)
  • 新 死霊のしたたり Silent Night, Deadly Night 4: Initiation (1990)
  • キラー・ホビー/オモチャが殺しにやって来る Silent Night, Deadly Night 5: The Toy Maker (1992)
  • ネクロノミカン Necronomicon (「ウィスパーズ」と「ザ・ライブラリー」のパートを担当) (1993)
  • RE-ANIMATOR 死霊のしたたり3 Beyond Re-Animator (2003)

俳優

ゲスト出演

  • スティーヴン・キング ホラーの館 Stephen King's World of Horror (1986)
  • The Incredibly Strange Film Show (1989)
  • Fear in the Dark (1991)
  • クライヴ・バーカーのホラー大全 (1997)
  • Metrópolis (2001)
  • Working with a Master: Stuart Gordon (2006)
  • Re-Animator Resurrectus (2007)
  • Durch die Nacht mit … (2007)
  • Science of Horror (2008)
  • Nightmares in Red, White and Blue (2009)

脚注

注釈

  1. 悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』(1984)のシリーズ作品

出典

  1. Towlson 2014, p. 187.
  2. Crussells 2009, p. 249.
  3. Towlson 2014, pp. 188–189.
  4. Towlson 2014, p. 189.
  5. Towlson 2014, p. 190.
  6. Towlson 2014, pp. 191–194.
  7. Towlson 2014, p. 195.
  8. Yuzna profile Archived December 25, 2005, at the Wayback Machine., Comics2film.com; accessed September 25, 2015.
  9. Welcome at Gorehound Canned Film”. 2013年12月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年12月7日閲覧。
  10. First Photos of Yuzna's Amphibious Sea Scorpions”. 2012年6月8日閲覧。
  11. Italy Braces for Fantasy Horror Award Event”. 2012年8月3日閲覧。
  12. Parlament de Brian Yuzna al ser nomenat Membre d'Honor de l'Acadèmia del Cinema Català”. academiadelcinema.cat. 2016年1月8日閲覧。
  13. HEAVY MIDNITES: Honey, I Shrunk the Kids (25th Anniversary!)”. www.cinefamily.org. 2016年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月8日閲覧。
  14. BRIAN YUZNA A RETROSPECTIVE PRESENTED BY FREIXENET”. AP Images. 2016年1月8日閲覧。
  15. Anna Digs This: BRIAN YUZNA | A RETROSPECTIVE”. 2016年1月8日閲覧。

参考文献

  • Crussells, Magí (2009) (カタルーニャ語). Directores de cine en Cataluña: de la A a la Z. Barcelona, Spain: Edicions Universitat Barcelona. ISBN 978-8-447-53316-9
  • Towlson, Jon (2014). Subversive Horror Cinema: Countercultural Messages of Films from Frankenstein to the Present. Jefferson, North Carolina: McFarland. ISBN 978-0-786-47469-1

外部リンク

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