ベンゲラ鉄道

ベンゲラ鉄道(ベンゲラてつどう)は、アンゴラ大西洋岸にある港町ロビトコンゴ民主共和国ルアラバ州を結ぶ鉄道。全長1,344km、軌間は1067mmの狭軌である。カッパーベルトと海を結び、ザンビアやコンゴ民主共和国の重要な輸出経路となっていたが、アンゴラ内戦により破壊され、運行停止に追い込まれた。21世紀に入ると中国の援助により復旧を果たした。

アンゴラの鉄道網 (交流版)
1067mm軌道, 610mm軌道
1973年のCFBディーゼル機関車

歴史

20世紀初頭、カタンガでユニオン・ミニエール社が銅山開発を本格化した際、を輸出するための最短経路として計画された。1902年に着工し、1929年全通。以降運行を続けていたが、1975年アンゴラ内戦が勃発するとアンゴラ解放人民運動(MPLA)[1]アンゴラ全面独立民族同盟 (UNITA) による攻撃を受け、各地で線路が寸断。全線で運転休止となった。

21世紀に入ると中華人民共和国の支援が行われ、工事の設計から施工、資材や車両の調達まで、全て中国企業である中国鉄建による丸抱えの復旧工事が行われ、2014年8月に全線開通。総工費は18億3,000万ドル[2]。設計速度は運転休止以前の30km/hから最高90km/hに引き上げられ、年間2,000万トンの貨物と400万人の乗客を輸送できる能力を有することとなった[3]

2015年2月の開通式典においては、コンゴ民主共和国のジョゼフ・カビラ大統領、アンゴラのジョゼ・エドゥアルド・ドス・サントス大統領、ザンビアのエドガー・ルング大統領がテープカットを行った[4]

2019年7月、同様に中国が建設したタンザン鉄道と連結し、大西洋インド洋を結ぶアフリカ大陸横断鉄道が開通した[5][6]

路線データ

主要駅

路線図

脚注

  1. MPLA ベンゲラ鉄道へ猛攻『朝日新聞』1976年(昭和51年)1月16日朝刊、13版、7面
  2. 中国鉄建、海外最長鉄道がアフリカ・アンゴラで竣工、全長1344キロ―中国メディア”. FOCUS-ASIA (2014年8月16日). 2017年11月28日閲覧。
  3. 中国鉄建、アンゴラの鉄道が完工”. 日本経済新聞 (2014年8月14日). 2017年11月28日閲覧。
  4. 中国援助のアンゴラ・ベンゲラ鉄道が開通”. 人民網 (2015年2月16日). 2018年8月25日閲覧。
  5. 中国企業建設のベンゲラ鉄道、アフリカで両大洋結ぶ”. 新華社 (2019年8月3日). 2019年8月4日閲覧。
  6. アフリカ横断鉄道が開通、中国支援で 4000キロ超”. 日本経済新聞 (2019年8月2日). 2019年8月3日閲覧。

関連項目

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