ペロンの公式
主張
- を数論的関数(つまり複素数の列)とし、
- 実数 に対し
- と定義する。ここでプライムのついた和記号は、 が自然数のときは最後の項に限り 1/2 を掛けて和をとることを意味する。
このときペロンの公式は、
例
ディリクレ級数との関連から、ペロンの公式(もしくは証明のスケッチに現れた等式)は数論的な和に関してよく用いられる。
- リーマンゼータ関数は半平面 で
- とディリクレ級数表示され、このとき より (床関数)となり
- 一般にディリクレのL-関数に対しては、
- 他にも、Mertens関数(1から n までのメビウス関数の和)の値をリーマンゼータ関数の複素積分で表したり、チェビシェフ関数(フォン・マンゴルト関数の和)を含む積分値をリーマンゼータ関数を使った比で表示するといった応用がある。
脚注
-
(訳注) が不連続な点では逆ラプラス変換が元の関数を返すとは限らないため、この論証は厳密ではない。きちんとした証明には、例えば関係式
- (訳注) が積分の中にしか現れていなければ、自然数のところでの不連続性は問題にならない。
参考文献
- Page 243 of Apostol, Tom M. (1976), Introduction to analytic number theory, Undergraduate Texts in Mathematics, New York-Heidelberg: Springer-Verlag, ISBN 978-0-387-90163-3, MR0434929, Zbl 0335.10001
- Weisstein, Eric W. "Perron's formula". mathworld.wolfram.com (英語).
- Tenenbaum, Gérald C.B. Thomas訳 (1995). Introduction to analytic and probabilistic number theory. Cambridge Studies in Advanced Mathematics. 46. Cambridge: Cambridge University Press. ISBN 0-521-41261-7. Zbl 0831.11001
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