ホサロン
ホサロン(英: Phosalone)は有機リン系殺虫剤(殺ダニ剤)の一種。
| ホサロン | |
|---|---|
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6-chloro-3-(diethoxyphosphinothioylsulfanylmethyl)-1,3-benzoxazol-2-one | |
別称 ルビトックス | |
| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 2310-17-0 |
| PubChem | 4793 |
| KEGG | C11028 |
| |
| 特性 | |
| 化学式 | C12H15ClNO4PS2 |
| モル質量 | 367.81 g/mol |
| 外観 | 無色または白色の結晶 |
| 匂い | ニンニク様臭気 |
| 密度 | 1.39 |
| 融点 |
47.5~48℃ |
| 水への溶解度 | 3.05mg/L |
| 溶解度 | 多くの有機溶剤に可溶 |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
用途
フランスのローヌ・プーラン社が開発した殺虫剤で、日本では1965年12月21日に農薬登録を受けた。「ルビトックス」などの商品名で果樹や茶のハダニやアブラムシの駆除に使われる[1]。ヨーロッパでは、2006年12月に欧州連合による農薬登録を取り消されている。
安全性
日本の毒物及び劇物取締法では、2.2%以下の製剤を除き劇物に分類される。半数致死量(LD50)はラットへの経口投与で85mg/kg、ラットへの経皮投与で390mg/kg[2]。一日摂取許容量(ADI)は、2001年の厚生労働省による再評価で0.006mg/kg/dayから0.002mg/kg/dayに変更された[1]。弱いコリンエステラーゼ阻害剤としての作用を持つ[3]。経口・吸入だけでなく皮膚からも吸収され、摂取すると縮瞳や唾液分泌過多、多量発汗、胸部圧迫感、肺水腫、痙攣、失禁など有機リン化合物特有の中毒症状を発症する[1]。可燃性であり、燃焼や加熱による分解でリン酸化物や硫黄酸化物、窒素酸化物などを含む有害なガスを生じる[3]。水生生物に対し強い毒性を持つ。
脚注
- 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典 改訂版』三省堂、2002年。ISBN 978-4385356044。
- 製品安全データシート(安全衛生情報センター)
- 国際化学物質安全性カード
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