ボトルメール (ソフトウェア)

ボトルメールとは、1997年からリクルートが提供したコミュニケーションサービス、および同社が開発した電子メールクライアントである。2006年にサイバーエージェントがブログパーツとしてもサービスを開始した。

ボトルメール
開発元 リクルート
初版 1997年6月16日 (1997-06-16)
最新版
v2.0 / 1999年10月25日 (1999-10-25)
対応OS Windows 95/98/NT 4.0
対応言語 日本語
サポート状況 終了
種別 電子メールクライアント
ライセンス シェアウェア
ボトルメール3
開発元 情報建築
初版 2002年9月16日 (2002-09-16)
対応OS

Windows 98/NT/Me/2000/XP

MacOS 9.1以降/Mac OS X 10.1以降
対応言語 日本語
サポート状況 終了
種別 電子メールクライアント
ライセンス シェアウェア

「メールソフト」と位置付けられたシェアウェアが提供されたが、メールは利用ユーザー間のみ送ることができ、一般的な電子メールを送受信することはできない。

名称は、現実世界での行為 message in a bottle(メッセージ・イン・ア・ボトル) に由来している。。なお、「ボトルメール」および「bottle mail」は、後に開発・運営を引き継いだ情報建築の登録商標である[1]。

歴史

リクルートによる開発

開発と運営は、リクルートのメディアデザインセンター(MDC)の永井義人らが行った[2]。1997年6月16日に、同社からWindows 95用のシェアウェアとして初版リリースされ[3]、 1999年10月25日にv2.0がリリースされた[4]。 2001年7月3日には試験的にiモード版がリリースされた[5]。

2002年1月22日、リクルートは事業集約に伴い同サービスを終了すると発表、3月25日に正式にサービスを終了した[2]。

情報建築による開発

2002年4月23日、開発者の永井義人らによってサービスが再開されることが発表されると同時に、登録商標やシステムその他のリソースを、リクルートから実質買収したことが明らかになった[6]。 7月16日にぷららのユーザーは無料で利用できることが決定し[7]、 9月16日、永井義人が設立した情報建築によってボトルメール3としてサービスがスタートした[8]。

2004年9月21日に情報建築は、ボトルメールを騙った迷惑メールが流行しているとして注意を呼び掛けた[9]。

ブログパーツの登場

2006年9月1日に、サイバーエージェントは情報建築から(ボトルメールという名称を)ブログパーツとして独占利用許諾を取得したと発表し、ブログパーツ「BLOPPA!」のサービスとして無償提供を開始した[10][11]。 10月10日に「あしあと機能」が追加された[12]。

なお、情報建築が運用するシステムとサイバーエージェントが運営するブログパーツでの互換性はなく、双方でメッセージのやり取りは行なえなかった。

開発終了とブログパーツの運営移行

2007年6月30日、アプリケーションとしてのボトルメールは、利用者数の低迷や、ブログやRSS、AjaxなどWeb 2.0的なサービスが増える中でのシステム的な古さなどもあり、通算10年の歴史に幕を下ろした[1]。

2007年8月21日からは、ブログパーツはソニックムーブのサービスである「PETAPPA」での運営に移行した。

特徴

“手紙の入った瓶を海に流して見知らぬ誰かとコミュニケーションを取る”という現実世界での行為 message in a bottle (メッセージ・イン・ア・ボトル)をメタファーとして取り入れている。

一般的な電子メールと異なり、送信時に送信相手や相手が受け取る日時を指定することができず、受信側も送信者を特定することができない。結果的に、送信した電子メールがいつ誰に届くかわからず、受信するメールも、いつ誰が送信したものかわからない。

なお前述の通り、一般的な電子メールを送受信することはできない。

出典

  1. “ボトルメール終了のお知らせ”. plala (2007年6月30日). 2014年10月5日閲覧。
  2. “ネットの海にメールを流す「ボトルメール」がサービス終了”. INTERNET Watch (2002年1月22日). 2014年10月5日閲覧。
  3. “リクルートが「ボトルメール」をホームページで公開”. INTERNET Watch (1997年6月16日). 2014年10月5日閲覧。
  4. “いつ誰に届くかわからない不思議なメールソフト「ボトルメール」v2.0”. 窓の杜 (1999年10月26日). 2014年10月5日閲覧。
  5. “誰に届くかわからない「ボトルメール」がiアプリに”. ケータイWatch (2001年7月3日). 2014年10月5日閲覧。
  6. “「ボトルメール」が復活!~開発者達がボランティアでサービス継続”. INTERNET Watch (2002年4月23日). 2012年9月3日閲覧。
  7. “ボトルメール、ぷららの公式コンテンツに採用される”. INTERNET Watch (2002年7月16日). 2014年10月5日閲覧。
  8. “新生「ボトルメール」が正式スタート”. INTERNET Watch (2002年9月17日). 2012年9月3日閲覧。
  9. “「ボトルメール」を騙った迷惑メールが登場”. INTERNET Watch (2004年9月21日). 2014年10月5日閲覧。
  10. “新生「ボトルメール」が正式スタート”. サイバーエージェント プレスリリース (2006年9月4日). 2014年10月5日閲覧。
  11. “「ボトルメール」のブログパーツ、サイバーエージェントがBLOPPA!で提供”. INTERNET Watch (2006年9月4日). 2012年9月3日閲覧。
  12. “ボトルメール 新機能に関して”. BLOPPA!運営事務局ブログ (2006年10月10日). 2014年10月5日閲覧。

外部リンク

  • Bottle Mail(情報建築)
  • PETAPPA - ブログパーツ版ボトルメールの提供元。
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