ボーイズ (シュレルズの曲)

「ボーイズ」(Boys)は、シュレルズの楽曲である。1960年11月にシングル盤『ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー』のB面曲として発売された。作詞作曲は、ルーサー・ディクソンとウェズ・ファレルが手がけた。1960年代前半にリヴァプールのバンドの間で人気を博し、1963年にビートルズによってカバーされた[1]。

シュレルズ > ボーイズ (シュレルズの曲)
ビートルズ > 作品リスト > ボーイズ (シュレルズの曲)
ビートルズ > 曲名リスト > ボーイズ (シュレルズの曲)
「ボーイズ」
シュレルズの楽曲
英語名Boys
リリース
  • アメリカ合衆国の旗 1960年11月
  • イギリスの旗 1961年
規格7インチシングル
A面ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー
録音
  • 1960年
  • ベル・サウンド・スタジオ
ジャンルR&B
時間2分8秒
レーベルセプター・レコード
作詞者
  • ルーサー・ディクソン
  • ウェズ・ファレル
作曲者
  • ルーサー・ディクソン
  • ウェズ・ファレル
プロデュースルーサー・ディクソン
シュレルズ シングル 年表
  • トゥナイトズ・ザ・ナイト
  • (1960年)
  • デディケイテッド・トゥ・ザ・ワン・アイ・ラブ
  • (1961年)
『トゥナイト・ザ・ナイト』 収録曲
デディケイテッド・トゥ・ザ・ワン・アイ・ラブ
(B-1)
ボーイズ
(B-2)
ザ・ダンス・イズ・オーバー
(B-3)

オリジナル・バージョン

シュレルズによる「ボーイズ」は、1960年11月にシングル盤『ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー』のB面曲として発売された[2]。翌月に発売された1作目のオリジナル・アルバム『トゥナイト・ザ・ナイト』にもA面曲と共に収録されている[3]。

テレビドラマ『フロム・ジ・アース/人類、月に立つ』[4]や『11.22.63』でサウンドトラックとして使用された。

ビートルズによるカバー

「ボーイズ」
ビートルズの楽曲
収録アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』
英語名Boys
リリース1963年3月22日
録音
ジャンルロックンロール
時間2分24秒
レーベルパーロフォン
作詞者
  • ルーサー・ディクソン
  • ウェズ・ファレル
作曲者
  • ルーサー・ディクソン
  • ウェズ・ファレル
プロデュースジョージ・マーティン
『プリーズ・プリーズ・ミー』 収録曲
チェインズ
(A-4)
ボーイズ
(A-5)
アスク・ミー・ホワイ
(A-6)
ライブ映像
「Boys (Live / From "Eight Days A Week - The Touring Years")」 - YouTube

ビートルズによるカバー版は、ドラマーのリンゴ・スターが初めてリード・ボーカルを務めた楽曲となっている[5]。ビートルズは、キャヴァーン・クラブに出演していた頃から本作を演奏しており、スターの加入前は前任のピート・ベストがリード・ボーカルを務めていた[6][2]。また、スターはビートルズ加入前に在籍していたロリー・ストーム&ザ・ハリケーンズでも演奏しており、[2]、一部の公演ではシラ・ブラックと共に歌っていた[7]。

1963年2月11日にジョージ・マーティンのプロデュースのもとで本作は1テイクで録音され、2月20日にオーバー・ダビングが施された[2]。ビートルズによるカバー版は、1963年に1作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』に収録され、同作には同じくシュレルズのカバー曲である「ベイビー・イッツ・ユー」も収録された[8][9][10]。アメリカでは、ヴィージェイ・レコードから発売された『Introducing... The Beatles』[11]や『Songs, Pictures And Stories Of The Fabulous Beatles』[12]に収録されたのち、キャピトル・レコードから発売された『ジ・アーリー・ビートルズ』[13]に収録された。

原曲での「Mama says when you kiss my lips(ママが言うの、あなたにキスされると)」というフレーズが、「My girl says when I kiss her lips(あの娘は言うんだ、僕にキスされると)」と変更されているが、「男の子」について歌っている楽曲という点は原曲のままとなっている[14]。このため、ビートルズによるカバー版は、ゲイバーなどで人気の楽曲となった[14]。ポール・マッカートニーは、「リンゴが『ボーイズ』をやって、ファンの人気を集めてた。とても素晴らしいことだったよ。でもよく考えてみると、僕らは「今、男の子のうわさ話をしているんだ!」って、僕らが女の子目線かゲイの歌を歌っていたんだ。でも僕らは一度も聴いたことがなかった。ただ素晴らしい曲なんだ。それが若さというものだと思う。何も気にしないと言うことさ。あの頃の無邪気さが好きだ」と語っている[14]。

本作は1961年から1964年まで「ドラマーがボーカルを務める楽曲」として演奏され[1]、1977年に発売されたライブ・アルバム『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!』には1964年8月23日にハリウッド・ボウルで開催されたロサンゼルス公演での音源が収録された[15]。1995年に発売されたシングル『ベイビー・イッツ・ユー』や、2013年に発売された『オン・エア〜ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2』にはBBCラジオ用に録音された演奏が収録された[16]。

また、本作はスターが率いるリンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドの公演の定番曲となっており、『ライヴ・フロム・モントルー』(1993年)、『アンソロジー・ソー・ファー』(2001年)、『ツアー2003』(2004年)、『ライヴ・アット・サウンドステージ』(2007年)、『ライヴ・アット・グリーク・シアター 2008』(2010年)などのライブ・アルバムに音源が収録されている[16]。

クレジット

※出典[17]

その他のアーティストによるカバー

日本では、王様が2005年に発売したアルバム『カブトムシ外伝』で独自の日本語詞をつけ、タイトルを「男子」に変更してカバーしている[18]。

脚注

出典

  1. Dunbavan 2017, p. 182.
  2. Womack 2016, p. 84.
  3. Unterberger, Richie. Tonight's the Night - The Shirelles | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2021年5月24日閲覧。
  4. Unterberger, Richie. From the Earth to the Moon [Original TV Soundtrack] - Original TV Soundtrack | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2021年5月24日閲覧。
  5. Lewisohn 1988, p. 26.
  6. Harry 1992, p. 118.
  7. Harry 2000, p. 202.
  8. Lewisohn 1988, pp. 24, 26.
  9. Gaar 2013, p. 60.
  10. Mahon 2020, p. 64.
  11. Womack 2016, p. 587.
  12. Womack 2014, p. 856.
  13. Womack 2016, p. 127.
  14. Miles 2009, p. 79.
  15. Gaar 2013, pp. 90–91.
  16. Womack 2014, p. 159.
  17. MacDonald 2005, pp. 73–74.
  18. “王様が語るニューアルバム『カブトムシ外伝』の全貌&全曲試聴”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク株式会社 (2005年12月15日). 2021年7月6日閲覧。

参考文献

  • Dunbavan, Peter (2017). An Avid's Guide to Sixties Songwriters. AuthorHouse UK. ISBN 1-5246-3345-3
  • Gaar, Gillian G. (2013). 100 Things Beatles Fans Should Know and Do Before They Die. Triumph Books. ISBN 1-6236-8202-9
  • Harry, Bill (1992). The Ultimate Beatles Encyclopedia. Virgin Books. ISBN 0-8636-9681-3
  • Harry, Bill (2000). The Beatles Encyclopedia: Revised and Updated. Virgin Books. ISBN 0-7535-0481-2
  • Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. Harmony Books. ISBN 0-5175-7066-1
  • MacDonald, Ian. Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (2nd Revised ed.). Pimlico (Rand). ISBN 1-8441-3828-3
  • Mahon, Maureen (2020). Black Diamond Queens: African American Women and Rock and Roll. Duke University Press. ISBN 1-4780-1277-3
  • Miles, Barry (2009). the British Invasion. Sterling. ISBN 1-4027-6976-8
  • Womack, Kenneth (2014). The Beatles Encyclopedia: Everything Fab Four [2 Volumes]. ABC-CLIO. ISBN 0-3133-9172-6
  • Womack, Kenneth (2016). The Beatles Encyclopedia: Everything Fab Four. ABC-CLIO. ISBN 1-4408-4427-5

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.