ボールズ・トゥ・ザ・ウォール

『ボールズ・トゥ・ザ・ウォール』(Balls to the Wall)は、ドイツのヘヴィメタル・バンド、アクセプトが1983年に発表した5作目のスタジオ・アルバム。

『ボールズ・トゥ・ザ・ウォール』
アクセプト の スタジオ・アルバム<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' />
リリース
録音 1983年7月 - 8月ケルン Dierks Studios
ジャンル ヘヴィメタル、パワーメタル
時間
レーベル ドイツの旗RCAレコード
アメリカ合衆国の旗イギリスの旗ポートレイト・レコード
プロデュース アクセプト
専門評論家によるレビュー
  • allmusic 星4.5 / 5<meta itemprop='reviewBody' content='4.5' /><meta itemprop='bestRating' content='5' /><meta itemprop='worstRating' content='0' /> link
チャート最高順位
  • 10位(スウェーデン[1])
  • 59位(ドイツ[2])
  • 74位(アメリカ[3])
アクセプト アルバム 年表
レストレス・アンド・ワイルド
(1982年)
ボールズ・トゥ・ザ・ウォール
(1983年)
メタル・ハート
(1985年)
ミュージックビデオ
「Balls to the Wall」 - YouTube

背景

本作を制作していた当時、ウド・ダークシュナイダーは一時的にバンドを脱退しており、ウルフ・ホフマンは2002年のインタビューにおいて「違う奴とやってみたけど、結局それはそれで間違っていて、適任の奴は見つからなかった」「誰を代役にしようとしたかは思い出せない。君が名前を知っているような奴じゃないな。俺が覚えている限りでは、ウドが最初に脱退したのは『ボールズ・トゥ・ザ・ウォール』をレコーディングしていた頃だった」と語っている[4]。本作ではマネージャーのギャビー・ホークが「デフィ」という変名で全曲の歌詞を書き、以後の作品でもデフィが作詞を担当するようになった[5]。

ハーマン・フランクは本作を最後に一度バンドを脱退するが、2005年の再々結成ツアーより復帰している。

反響

母国ドイツにおいて自身初のアルバム・チャート入りを果たし、最高59位を記録[2]。スウェーデンでは前作『レストレス・アンド・ワイルド』(1982年)に引き続きアルバム・チャート入りして、1983年11月15日付のチャートにおいて初登場10位を記録[1]。

また、アクセプトは本作でアメリカ進出も果たした。タイトル曲のミュージック・ビデオがMTVでヘヴィ・ローテーションとなって[6]、本作はBillboard 200で最高74位を記録[3]。更に1990年11月には、RIAAによってゴールドディスクに認定された[7]。

評価

Eduardo Rivadaviaはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け、タイトル曲を「歌詞はヒステリックでナンセンスとはいえ、その後広く知られていく、モダンでゆっくりと行進するようなメタル・アンセムの典型を示した、拳を掲げずにいられない名曲」と評し、本作を「前作『レストレス・アンド・ワイルド』と同様、極めて重要なヘヴィメタル・アルバムであり、金銭的に余裕のあるファンは両方とも押さえるべき」と評している[8]。また、VH1クラシックによる2012年の企画「America's Hard 100」(140万の投票に基づくハードロック/ヘヴィメタルの名曲のランキング)では、タイトル曲「ボールズ・トゥ・ザ・ウォール」が5位にランク・インした[9]。

収録曲

全曲ともウド・ダークシュナイダー、ウルフ・ホフマン、ピーター・バルテス、ステファン・カウフマン、デフィの共作。

  1. ボールズ・トゥ・ザ・ウォール "Balls to the Wall" – 5:43
  2. ロンドン・レザーボーイズ "London Leatherboys" – 3:57
  3. ファイト・イット・バック "Fight It Back" – 3:33
  4. ヘッド・オーヴァー・ヒールズ "Head Over Heels" – 4:24
  5. 略奪の報い "Losing More Than You've Ever Had" – 5:07
  6. ラヴ・チャイルド "Love Child" – 3:34
  7. ターン・ミー・オン "Turn Me On" – 5:11
  8. ルーザーズ・アンド・ウィナーズ "Losers and Winners" – 4:19
  9. 闇の支配者 "Guardian of the Night" – 4:24
  10. ウィンタードリームス "Winterdreams" – 4:52

カヴァー

  • ボールズ・トゥ・ザ・ウォール
    • アモン・アマース - アルバム『Surtur Rising』(2011年)の限定ボックス・セットにボーナス・トラックとして収録[10]。
    • ブレットボーイズ - カヴァー・アルバム『Rocked & Ripped』(2011年)に収録[11]。
    • プシファー - EP「Donkey Punch the Night」(2013年)に収録[12]。
  • ヘッド・オーヴァー・ヒールズ
  • ターン・ミー・オン

参加ミュージシャン

  • ウド・ダークシュナイダー - ボーカル
  • ウルフ・ホフマン - ギター
  • ハーマン・フランク - ギター
  • ピーター・バルテス - ベース
  • ステファン・カウフマン - ドラムス

脚注

  1. swedishcharts.com - Accept - Balls To The Wall
  2. Offizielle Deutsche Charts - 2023年4月9日閲覧
  3. “Accept - Awards”. AllMusic. 2015年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月9日閲覧。
  4. METALLIAN - Accept - Interviews - 2014年6月3日閲覧
  5. 2005年リマスターCD(MHCP-786)ライナーノーツ(ドン・ケイ/翻訳:Yuichi Kanose)
  6. Ex Accept Drummer Discussed Expanded 'Balls To The Wall' On 'Rich Davenport's Rock Show' - Blabbermouth.net - 2014年6月3日閲覧
  7. RIAA公式サイト内SEARCHABLE DATABASE - 引用符付きの"BALLS TO THE WALL"と入力して検索すれば表示される
  8. Balls to the Wall - Accept | AllMusic - Review by Eduardo Rivadavia
  9. “VH1 Classic America's Hard 100 (COMPLETE LIST)”. VH1 (2012年11月7日). 2013年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月9日閲覧。
  10. Amon Amarth - Surtur Rising (CD, Album) at Discogs
  11. Rocked & Ripped - Bulletboys | AllMusic
  12. Donkey Punch the Night - Puscifer | AllMusic - Review by Gregory Heaney
  13. Hammerfall - Renegade (CD) at Discogs
  14. Tarot (2) - Stigmata (CD, Album) at Discogs
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