マルセロ・ヒラリオ・デル・ピラール
マルセロ・ヒラリオ・デル・ピラール(Marcelo Hilario del Pilar、1850年8月30日 - 1896年7月4日)はフィリピンの作家、法律家、フリーメイスン、編集者である[1]。
| マルセロ・ヒラリオ・デル・ピラール | |
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| 生年 | 1850年8月30日 |
| 生地 |
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| 没年 | 1896年7月4日(満45歳没) |
| 没地 |
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| 活動 | フィリピン独立運動 |
| 所属 | ラ・ソリダリダード |
略歴

アントニオ・ルナとデ・レテ(中央)、デル・ピラール(右)。1890年、スペイン
彼は1850年に生まれた[2][3]。1860年にサン・フアン・デ・レトラン大学で芸術の準学士を取り[4]、1880年に聖トマス大学で法学の学士を取得し弁護士になった[5]。1882年、彼は最初のタガログ語日刊紙『タガログ新聞』(スペイン語とタガログ語の併用紙)を創刊して修道会による地方政治支配を批判し[6][7]。1888年にスペインに向け密かにマニラを脱出した[8]。
マドリードでスペイン在住のフィリピン人留学生たちを組織してプロパガンダ運動を始め、雑誌『ラ・ソリダリダード(La Solidaridad)』(スペイン語で「連帯」を意味する)を創刊した[9]。そこで彼の打ち出した運動の方向性は以下のようなものであった[10]。
- フィリピンはスペインの一地域であること。
- スペイン政府議会へのフィリピン代表派遣の権利が認められるべきこと[11]。
- スペイン人の聖アウグスチノ修道会員、ドミニコ会員、フランシスコ会員でなくフィリピン人聖職者の養成を行うこと。
- 言論の自由が認められるべきこと。
- フィリピン人に法律的平等が与えられること[12]。

プロパガンダ運動の3人の指導者 / 左からリサール、デル・ピラール、ポンセ
また資金不足を主な原因として『団結』誌も1895年11月15日をもって停刊となった[13]。かくして10年以上にわたる運動であったにもかかわらず、プロパガンダ運動は改革という面では何ら目立った成果を上げることもできなかったのである。しかし、スペイン人統治者たちはこのような暴力に訴えない提案すらも植民地支配を脅かすものであると危険視した。1896年にスペインのバルセロナで死んだ[14]。
脚注・出典
- Guerrero, A. M.. Bulacañana: A Heritage of Artistic Excellence. Provincial Youth, Sports, Employment, Art and Culture Office (PYSEACO), Provincial Government of Bulacan. pp. 10–11
- Villarroel 1997, p. 9.
- “Film # 007773626 Image Film # 007773626; ark:/61903/3:1:3Q9M-CSMJ-S934-4 — FamilySearch.org”. 2020年10月17日閲覧。
- Schumacher 1997, p. 105.
- Villarroel 1997, p. 11.
- Schumacher 1997, p. 106.
- Villarroel 1997, p. 42.
- Schumacher 1997, p. 122.
- “La Solidaridad and La Liga Filipina”. Philippine-History.org. 2020年10月17日閲覧。
- Keat 2004, p. 756
- del Pilar, Marcelo H. (1889年4月25日). “The aspirations of the Filipinos”. Barcelona, Spain: La Solidaridad. 2010年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月17日閲覧。
- “Liberalism in the Philippines – The Revolution of 1898 : The Main Facts”. sspxasia.com. 2020年10月17日閲覧。
- “Today in Philippine History, November 15, 1895, the La Solidaridad stopped publication”. kahimyang.com. 2020年10月17日閲覧。
- Schumacher 1997, p. 293.
参考文献
- Keat, Gin Ooi (2004), Southeast Asia: A Historical Encyclopedia, from Angkor Wat to East Timor, ABC-CLIO, ISBN 1-57607-770-5
- Schumacher, John N. (1997), The Propaganda Movement, 1880-1895: The Creation of a Filipino Consciousness, the Making of the Revolution, Ateneo de Manila University Press, ISBN 971-550-209-1
- Villarroel, Fidel (1997), Marcelo H. del Pilar at the University of Santo Tomas, University of Santo Tomas Publishing House, ISBN 971-506-070-6
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