マルチング
マルチング (Mulching) とは、畑の表面を紙やプラスチックフィルム等で覆うこと。被覆資材の種類や被覆方法によりさまざまな効果が得られる[1]。土をシートなどで覆うことで作物の株のまわりの雑草の発生を抑えたり、土の乾燥防止や保温の効果が得られる[2]。

マルチングの効果と短所
マルチングは、畑をシートなどで覆うことによって雑草が出ることを抑えることが第一の効果で、特に苗が小さいうちに雑草に負けることを防止するには最適である[2]。次に、土の乾燥を抑えて土壌を保湿する効果が得られる。また、雨が降ったときに作物に土が跳ね返ることがないので、泥はねによって土中のカビ菌やウイルスに感染する病害を防ぐ効果がある[2]。
マルチングの効果
被覆資材
マルチングは被覆資材の種類により、藁マルチ、ビニールマルチ、紙マルチなどがある[2]。
プラスチック
ビニールマルチとよばれる被覆資材で、ホームセンターなどでも入手しやすく[2]、ポリエチレンを使用している。色は黒や透明などがあり、黒いビニールシートは、地温を上げる効果もある[2]。耐久性が高いが、有機物材料と違い使用後にゴミになってしまう。生分解性プラスチックを使用したマルチングは、この点で有利である。
- 白色マルチ
- 黒色マルチ - 地温上昇に効果があるが、マルチ自身の温度が高くなるため、葉焼けが発生しやすくなる。
- 透明マルチ - 地温上昇に最も効果がある一方、雑草が繁茂しやすい。
- 銀(色)マルチ(シルバーマルチ) - 地温抑制効果がある。また、アブラムシは銀色の物体を嫌う性質があるため、アブラムシを防除する効果もある。
施工方法
小規模なマルチングは人力で施工するが、大規模なマルチングではトラクターにマルチング用のアタッチメントを装着して機械力で施工する。ロール状に丸まったマルチシートは、畝に沿うようにかけて少しずつのばし、シートの両端に土をかけて抑え、最後は周囲すべてに土をかけてしっかりと抑える[2]。
シート状のマルチ資材には、はじめから穴が開いているタイプと、穴が開いていないタイプがあり、穴が開いているタイプは作物の株間に合うものを選んで使用する[2]。穴が開いていないマルチシートは、畝に敷いてから株間を測り、場所を決めたところにマルチを切って穴を開け、種まきや苗の定植をする[2]。
