ヤン・ストバーツ

ヤン・ストバーツ(Jan Stobbaerts または Jan-Baptist Stobbaerts、1838年3月18日 - 1914年11月25日)はベルギーの画家、版画家である[1]。ベルギーの自然主義、'autochthonous' Impressionism(土着の印象派)の先駆者などとされる[2]

ヤン・ストバーツ
Jan Stobbaerts
誕生日 1838年3月18日
出生地 ベルギーの旗 ベルギー,アントウェルペン
死没年 1914年11月25日
死没地 ベルギーの旗 ベルギー,スカールベーク

略歴

アントウェルペンで大工の息子に生まれた。6歳で孤児になり、貧しい家族に育てられ、学校で学ぶことは無かった。8歳で指物師の弟子になり、その後たばこ入れを作る職人の弟子になった。装飾画家の助手をした後、絵を描いて、路傍で売る生活をした[3]。1856年に動物画を得意とする画家でアントウェルペンの美術アカデミーで教えていたエマニュエル・ノテルマンの指導を受けるようになった[4]

1857年にブリュッセルの展覧会に出展し、批評家から高い評価を得て、作品はイギリスの画商に買い上げられた。その後、ベルギーの多くの展覧会に参加するようになった。1859年にアントウェルペンの美術アカデミーの夜間コースに参加し、アンリ・デ・ブラーケレール(Henri de Braekeleer:1840‐1888)と出会い、生涯を通じた親友となるが、デ・ブラーケレールと保守的なアカデミーの教育に反抗し、アカデミーを退学になった。デ・ブラーケレールは画家、フェルディナンド・デ・ブラーケレール(Ferdinand de Braekeleer)の息子で、叔父のヘンドリク・レイス(Jan August Hendrik Leys)は、当時のベルギーの指導的な画家で、退学後の2人はレイスの指導を受けることができた[3]

1868年に結婚し、アントウェルペンで活動した。この時期はオランダの田園地帯、デ・ケンペン(De Kempen)に写生に出る以外は国外に出ることはなかった[4]。1886年にブリュッセルに移った。アントウェルペンでは、地元の批評家や展覧会の主催者の批判をしばしば受け、1885年のアカデミーの展覧会で作品が落選することになったが、ブリュッセルでは重要な画家として認められ、アントウェルペンで落選した作品もブリュッセルのベルギー王立美術館に買い上げられた[4][5]。官立サロンの運営に反対する美術家グループによって設立された「20人展」の1884年の展覧会にも招待され出展した[6]。Henri Van Cutsemのようなベルギーの有力なコレクターたちもストバーツの作品を購入するようになった。ブリュッセルに近いスカールベークで暮らし、そこで亡くなった。

1900年にフランス政府からレジオンドヌール勲章を受勲し、1911年にベルギー政府からレオポルド勲章を受勲した[4][7]

作品

脚注

  1. Jan Stobbaerts at the Netherlands Institute for Art History (オランダ語)
  2. 'Flemish Art from the Beginning Till Now', Arch Cape Press, 1988, p. 543
  3. Georges Eekhoud, Jan Stobbaerts, in: Onze Kunst, Voortzetting van de Vlaamsche School, Hoofdredacteur P. Buschmann Jr., Deel XV 8ste Jaargang, 1st halfjaar Januari-Juni, 1909, p. 18-33 (オランダ語)
  4. Edmond-Louis de Taeye, 'Les artistes belges contemporains: leur vie, leurs oeuvres, leur place dans l'art', Castaigne, 1894 , p. 60-78 (フランス語)
  5. The stable of the old farm of Cruyninghen at the Royal Museums of Fine Arts of Belgium
  6. Hoeve aan de Woluwe at Erfgoedinzicht.be (オランダ語)
  7. Dictionnaire des peintres belges at Belgian Art Links and Tools (フランス語)
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