レノ
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | 非上場 |
| 略称 | レノ |
| 本社所在地 |
〒150-0011 東京都渋谷区東3丁目22番14号 |
| 設立 | 1986年8月21日 |
| 業種 | その他金融業 |
| 法人番号 | 4010401067113 |
| 事業内容 |
有価証券の保有、運用及び投資[1] 企業経営及び財務のコンサルティング[1] 貸金業[1] |
| 代表者 | 福島啓修(代表取締役) |
| 資本金 | 1000万円 |
| 純利益 | 19億6182万3000円(2020年07月31日時点)[2] |
| 総資産 | 30億1927万8000円(2020年07月31日時点)[2] |
| 関係する人物 | 奥谷禮子(創業者)、村上世彰 |
| 外部リンク | http://reno.bz/ |
| 特記事項:東京都知事(2)第30732号 | |
概要
東京都渋谷区に所在する金融会社である。2000年代後半より、経営破綻した不動産企業の支援に次々と参画し始めた[3][4]。しかし、マスコミからの取材をすべて断っていたことから、「謎の会社」[3][4]として注目を集めた。2010年代に入ると、大手電機企業や金融機関の株式を大量に買い占め、大量保有報告書を次々と提出し始めたことから、さらなる注目を集めた[4]。役員は、M&AコンサルティングやMACアセットマネジメントなど、かつて「村上ファンド」と通称されたグループの出身者が多数を占める[5]。
しかし、実際には不動産企業への融資はトラブルが続いており、赤根豊(下記)が2010年に役職を辞任したうえ村上ファンド創設者村上世彰と対立して訴訟を起こすなど問題を抱えているという[6]。2011年頃からシンガポール在住の村上氏から100億円規模の資金を借入れて投資に宛てており、2016年7月にその資金移動の利息15億円分が申告漏れとして過小資本税制の適用対象として指摘を受けていたことが発覚した[7]。
沿革
1986年に設立された[3]。発足当初は奥谷禮子が経営しており、主に健康食品の販売を手掛けていた[3]。その後、2001年に税理士の赤根豊が経営を引き継いだ[3]。現在は、福島啓修が代表取締役を務めている[8]。主として投資などを手掛けており、金融庁に対して適格機関投資家の届出も行っている[9]。2008年10月には村上が、赤羽、三浦らとレノの共同経営について覚書を交わした[6]。
2009年にダイナシティの支援に名乗りを挙げたのを皮切りに、フレッグインターナショナル、ジョイント・コーポレーションなど、経営破綻した不動産企業への支援を次々に開始した[3]。2012年に入ると、インフォレストなどを傘下に持つセブンシーズホールディングスの株式を大量に取得し、大量保有報告書を提出した[1]。同年8月には、マウスコンピューターや秀和システムの持ち株会社として知られるMCJの株式を大量に取得し、大量保有報告書を提出した[4][10]。さらに、日本ビクターとケンウッドが合併して誕生したJVCケンウッドの株式を大量に取得し、大量保有報告書を提出した[4][11]。同年10月、SBIホールディングスの株式を大量に取得し、大量保有報告書を提出した[4][12]。大量保有報告書の提出により、共同保有分を含めれば、SBIホールディングスの発行済株式の約6パーセントを所有していることが明らかになった[4]。『文藝春秋』は、SBIホールディングスの株式取得にかかった費用について「70億円近くを投じた形」[4]と報じている。
しかし、赤根が2010年12月に役職を辞任した際に保有していた株式を買い取るよう村上側に要求したが拒否され、赤根側が訴訟を起こす事態に発展[6][13]。また、最高裁で有罪判決を受けた村上への反感は未だ根強く、同じく2010年12月にレノは自社株買いにより村上との資本関係を表向き解消。さらに、ジョイント・コーポレーションの法律管財人から村上との関係を解消するよう要求され、結局2012年5月にスポンサーを降板[6][14]。
2013年1月、PGMホールディングスがアコーディア・ゴルフに対してTOBを仕掛けたのに対して、関連企業と共に20.02%ものアコーディア株を取得、結果TOBは不成立に終わった[6]。
投資対象となった企業
- ダイナシティ
- フレッグインターナショナル
- ジョイント・コーポレーション
- JVCケンウッド
- アコーディア・ゴルフ
- フェイス
- ヨロズ
- SBIホールディングス
- MCJ
- セブンシーズホールディングス
- 黒田電気
- イノテック
- 新明和工業
脚注
- 「変更報告書(大量保有)」『株式会社レノ 変更報告書(大量保有) 2012年03月28日 - 投資関係をなんとなくわかった気になる』2012年3月28日。
- 株式会社レノ 第35期決算公告
- 「『村上ファンド』の残党が蠢く謎の金融会社『レノ』」『「村上ファンド」の残党が蠢く謎の金融会社「レノ」:FACTA online』ファクタ出版、2010年6月。
- 「丸の内コンフィデンシャル」『文藝春秋』90巻15号、文藝春秋、2012年12月1日、232頁。
- 「『村上ファンド』の関係会社――SBIの大株主に浮上で市場騒然」『NEWSポストセブン|「村上ファンド」の関係会社 SBIの大株主に浮上で市場騒然』小学館、2012年10月30日。
- 「新生・村上ファンド その野望と内情―この先、村上氏はどう出るのか?」、週刊東洋経済2013年2月9日号
- http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG28H8T_Y6A720C1CC1000/
- レノオフィシャルサイト
- 『適格機関投資家の届出を金融庁長官に行った者』2012年10月31日。
- 「大量保有報告書」『株式会社レノ 大量保有報告書 2012年08月03日 - 投資関係をなんとなくわかった気になる』2012年8月3日。
- 「大量保有報告書」『株式会社レノ 大量保有報告書 2012年08月08日 - 投資関係をなんとなくわかった気になる』2012年8月8日。
- 「変更報告書(大量保有)」『株式会社レノ 変更報告書(大量保有) 2012年10月17日 - 投資関係をなんとなくわかった気になる』2012年10月17日。
- 「「村上ファンド」が決戦を前に内紛勃発(赤根は本記事では『A氏』と表記)」、YUCASEE MEDIA、2013年1月16日
- 「【経営】ジョイントの新スポンサーに米国の投資会社とサヴィルズ」、ケンプラッツ、2012年5月23日