ロンドンの鼻
ロンドンの鼻(ロンドンのはな、London Noses)あるいはソーホーの7つの鼻(ソーホーの7つのはな、Seven Noses of Soho)はロンドン市内の複数の建物に発見されたインスタレーションである。焼石膏で複製した作者の鼻がまるで不条理かつ思いがけない形で飛び出てきたかのように壁にとりつけられている。この鼻は1997年に芸術家のリック・バークレイが製作したもので、はじめはナショナル・ギャラリーやテート・ブリテンなどの建物に35個の鼻がとりつけられていたが、2011年に確認できたのはおよそ10個ほどだった[1][2]。

アドミラルティ・アーチの「鼻」。アーチの内壁につけられたこの鼻は2メートルほどの高さがあるが、馬にまたがった者であれば容易に触れることができる
賛否が分かれるなかロンドンのいたるところに監視カメラを設置することが決まったことに憤りを覚えた作者が、前衛芸術家集団シチュアシオニストに着想を得て、監視カメラの鼻先に取り付けていったのがこの「ロンドンの鼻」である。バークレイのシチュアシオニスト的なイタズラは公にされることがなかったため、この鼻の出現を説明する都市伝説が広まった。例えば、アドミラルティ・アーチの内壁にある鼻はナポレオンをあざけるためのもので、そばにあるホース・ガーズ・パレードの騎兵はアーチを通るときにこの鼻をつまんでいく、というものである。あるいは「ソーホーの7つの鼻」をすべて見つけたものはたいへんな幸運にめぐまれる、というものもあった[1][3][4][5]。
脚注
- Ross Lydall (13 Oct 2011), “That's blown it! Man who put noses on London landmarks is unmasked”, Evening Standard
- Other Oddities, Secret London 2011年10月18日閲覧。
- Steve Roud (2010), London Lore, Random House, p. 93, ISBN 978-0-09-951986-7
- Joe Fullman (2010), Frommer's London, John Wiley & Sons, p. 291, ISBN 978-0-470-68377-4
- Peter Berthoud (June 17, 2011), The Seven Noses of Soho Discovered, Discovering London
外部リンク
- Nelson's Spare Nose at Waymarking.com
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