ヴァイオリン協奏曲 (モーラン)
ヴァイオリン協奏曲ニ長調は、イギリスの作曲家、アーネスト・ジョン・モーランによって作曲された唯一のヴァイオリン協奏曲である。
作品の内容
非常に悲劇的な交響曲ト短調とは対照的に、穏やかで平和な曲調である。やはりアイルランドの民族音楽の影響の強い旋律が多く、美しい作品である。
第1楽章 Allegro moderato
ト長調。弦楽の美しい和音で開始され、ヴァイオリン独奏がすぐに息の長い第1主題を奏し始める。オーケストラとの対話がしばらく続き、低弦の響きの上でカデンツァが始まる。かなり長いカデンツァが終わると再びオーケストラも加わり、やがて木管群の先導で舞曲的な主題が登場する。しかしこれはすぐに途切れ、ヴァイオリンは第1主題の変奏を始める。やや薄暗い響きとなり、一度静かになるとヴァイオリンがたっぷりと歌い、木管の和音に弦楽器がピッツィカートで応え、ひっそりと曲を閉じる。
録音
複数の録音が存在する。
- アルバート・サモンズ独奏、エイドリアン・ボールト指揮、BBC交響楽団。(Symposium B00000I06I)
- リディア・モルドコヴィチ独奏、ヴァーノン・ハンドリー指揮、アルスター管弦楽団。(Chandos B00013BOF6)
- タスミン・リトル独奏、アンドリュー・デイヴィス指揮、BBCフィルハーモニック。(Chandos CHAN10796)
参考文献
- 『ヴァイオリン協奏曲』ピアノスコア(ノヴェロ版)
外部リンク
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